4日目 リアス式の恐ろしさを知った 尾鷲→紀伊勝浦
こんばんわ、今日は最初の予定では本州最南端の地である潮岬のあたりまで走ろうと思っていたので、早起きをして朝早くに出発しました。尾鷲から熊野までの42号線は2kmほどのトンネルに歩道がなく、路側帯もとても狭いため自転車で通るには(特に積載して幅があると)とても危険です。そこで海岸沿いの311号線を経由して熊野へ向かうことにしました。
まず、キャンプ場から42号線へ出るまでの道で昨日とは違う道を通ったのですが、これがやばかった。峠を越えるために42号線を利用したとしても100mほど上らないといけないのですが、この道は15%の傾斜で一気に上っていくためとても漕いではいけませんでした。正直、ここを上り切った段階で体も心も結構きてました。
その後42号線を少し進んで311号線に入りましたが、八鬼山トンネルに向かう上り坂がずっと続き、S字に上ってなんとかという感じです。車道に車がほぼこないからいいものの、キャンプ場からの坂もあり心がズタズタです。後で調べてみると、この辺りが今日の最高到達点で200mくらいでした。
そうして坂を上り切ったあとは港町へと下りになり、一気に海抜高度まで下がりますが、またすぐに上り、山の斜面を進みます。これが町ごとにあり、坂の角度も急、休憩ポイントも無く自転車の速度は5から7kmといろんな面で厳しかったです。ちなみに昼は熊野古道のなんとかっていう場所でカップ麺や非常食を食べました。
ただし景色が良いことは確かで、下り坂になるたびリアスの風景が広がること、田舎の感じや海が綺麗なことは特別なものだと思います。なかには天空都市?みたいな街並みがあって面白かったです。ちなみに311号では猿複数とカモシカ2匹に出会いました。
そうして地獄の311号線から熊野へ抜けると急に走りやすくなり、スピードメーターに示される平均速度が14.3kmから最終的には(※後で調べます、すぐに15kmをこえました)になりました。若干の追い風だったこともありますが、平坦で直線的、路面状況が良いというのは非常に重要だと感じました。311号で遅れて15時に熊野へ到着しましたが、勝浦へは17時に着き、雨なんかの背景から勝浦の民宿で休むこととなりました。
以上が本日の行程であり、累計の上りが1000mを越えるかなり大変な日となりました。明日は雨なので観光や休みを入れつつ、串本・潮岬まで行きたいと思います。
今日のまとめ
食費 2129円
宿代 3300円
その他 548円
計 5977円
今日みたいに休憩できないような行程では、自分の体ではなく町に合わせて休憩や補給をしないといけないですね。大きな国道沿いにあるコンビニが本当にありがたく感じます。
距離的にみると尾鷲から熊野まで短く感じますが、311号がくねっている分、今日の行程の半分以上はここを走っています。
あと、和歌山県に入りましたが、その瞬間に信号機の色が変わったのは偶然なのか必然なのか。