3日目 初の山道 伊勢→尾鷲(海山)
今日は伊勢から少々内陸にある42号線をメインに尾鷲に向かいました。googlemapによると最高標高は400mほどですが、トータルの上る量は1000mほどになります。これくらいの上りは積載した状態だと経験したことがないので、今回の出来で今後の旅の様子が分かるような行程ですね。
伊勢市を9時ごろに出発したら、まずよくわからない道から県道22号線、そして県道38号線を通り42号線へと合流しました。県道22号線あたりから山と畑(と風車)が広がる田舎のような風景になり、これまで大動脈沿いの風景しか見てなかったのと比べると遠いところまで来たんだなと、日本一周をしているんだという実感が強くなりました。
また、42号線へ合流するまでの道は交通量も少なく、路側帯も綺麗で快適に走れたように感じます。ただしアップダウンがないわけではなく、今日いちばんの坂はこの区間にあったと思います。ちなみに、22号線から38号線に移るときあたりから尾鷲まで、太平洋岸自転車道なる看板があり、路面にも自転車用のレーンが描かれているなど整備された感じでした(最も、車道の幅が広いわけではないので歩道メインで走っていたわけですが)。
そして42号線は、尾鷲に向かう方向はなだらかな上りが長く続き、スピードが出せないかと思いきや、結構調子良く漕いでいけます。荷物を積んでない時は一気に上がる方がどちらかというと好きでしたが、積載の多い場合はゆるく長い方がいいんですね。
42号線を体感10kmくらい走ったところにある道の駅奥伊勢おおだいで軽く休憩していると、自転車乗りのご夫婦に話しかけていただきました。お二人には日本一周の話をした以外に、この辺りの道の情報をいただきました。お話によると、42号線は尾鷲まではなだらかな上りが続き、その後3kmくらいで一気に下るとのことです。実際に、大内山を過ぎたあたりのトンネルを出ると、ものすごい下りで、逆向きじゃなくて心底よかったと思いました。そのほかにもトンネル情報なども教えていただき、今回はありがとうございました。
ちなみに、今日通った太平洋岸自転車道ではこのご夫婦以外には自転車乗りを見かけていないし、半分以上は山の中でした。
道の駅を出てからは高速のICがあるからか交通量が減り、快適とまでは行かずとも余裕を持って走れたと思います。さらにこの辺りでは追い風だったので、なんと上りなのに平地と同じくらいのスピードで走れる時もあり、イケイケで快調でしたが、時間は1時過ぎほど。空くおなかには勝てず、どこかで昼を食べようと、そう思っていた矢先にソフトクリームの看板がでた大内村ミルク村という店が。
ここで何か食べると即決し、入ってみるとパンまで売っているんですね。牛乳好きの僕としてはミルク系のパンをいくつかとり、500mlの大内山牛乳と1Lのコーヒー牛乳まで買って食べました。味のほうは普通に美味しいものでしたが、コンビニとかほぼないこのあたりでご当地っぽいものが食べれて大満足です。ちなみにこのお店はスイーツ系が目玉で有名っぽいです。僕は食べなかったんですけど、他のお客さんの話を聞く感じだとリピートするほど美味しいみたいです。
お昼を食べ終え、牛乳とコーヒー牛乳でわりとタプタプの状態で出発しましたが、もうこの辺りは最高地点に近く、あるトンネルを超えると急な下りになりました。本当なら攻める感じでスピードを出していきたいですが、減速しながら、それでもために貯めた位置エネルギーを一気に捨てる感じは本当に気持ちよかったです。
さて、峠を超えて海山まではあと20kmほど、山が開けて海が見え、気持ちはやり切った感でいっぱいだったんですけど、ちょっと甘かった。リアス式海岸という地形からか、この20kmはアップダウンがかなり多く、坂の角度も僕の力では結構大変でした。救いだったのはトンネルが連発するこの区間ではその多くに歩行者用の別トンネルがあったことですね。トンネルの前に上り、トンネルを出ると海が見えて下る。景色的には最高なんですけどね。
というわけで、辿り着いた海山では今日はキャンプをします。4時ごろに着いたので周りも明るく、余裕を持ってねれると思ったのですが、自転車の整備をしていたところ、フロントキャリアが大変なことになっていました。原因は定かではありませんが、自転車側のダボ穴が折れていたのです。まあ大変。とりあえず各種ネジ締め、結束バンドでの処置などを施します。幸い、キャリアの一部がフレームに当たるので、ディスクブレーキなどにキャリアが接触することはほぼないと思いますが、フロントバッグの重さを減らしてなんとか凌ごうと思います。逆に、不幸な点が明日は日曜日だということ。ダボ穴を溶接してもらいたくても月曜日までできないので、本当に明日はどうなることやら。
今日のまとめ
走行距離 92.63km
走行時間 5:12.06
支出
食費 1563円
キャンプ場 2400円
その他 10円
計 3973円
余裕持って色々やる予定だったけど、うまく行ったのはキャンプ到着までだった。本当に壊れたのはショックだった。あと、11人の人がヤエーしてくれた。
キャンプ場で電波が入らなかったので、翌日となる3月7日に公開となりました。