多忙大学生が自転車で行く日本一周

課題に追われる大学生が日本一周の出来事を記す備忘録的なブログです

5日目 那智・勝浦観光と本州最南端の地へ 紀伊勝浦→潮岬

こんにちは、今日は本当に色々なことがあった日だと思います。まずは先日からの流れを話して行きたいと思います。

昨日は311号線で大変な思いをした上、雨やその他の要因から今日、3月8日の半分を観光に当てて自転車で移動するのは潮岬までの短い距離としました。

まずは宿をチェックアウトしたのち手荷物を置かせていただいて、ダボ穴破損の修理をしに地元の工作室へ向かいました。そちらの方に溶接はできないかと尋ねると、破損した部位が小さすぎて溶接をするとダボ穴のネジの切り込みが埋まってしまうなどの理由でできないと言われました。それでも工作室の方は親切に対応してくださり、他の解決策として新しく金属板を追加するという提案をしてくれました。3つの穴を開けた金属板に対してクイックリリースと泥除け側のダボ穴で固定し、残りの1穴でキャリアを固定する感じです。クイックリリース受けの突起と干渉するなどの問題もありましたが、削るなどして結局この手法で修理を行いました。

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金属板の調子も今日50km走った段階では問題なく、親身になって対応してくださり工作室の方々には本当に感謝しています。ちなみに、工作室の方によると年一くらいで自転車の修理を頼まれるそうです。結構そういうひとがいるんですね!

その後はカーシェアで車を借りて、勝浦周辺を観光しました。まず行ったのは日本三名瀑の一つ、那智の滝です。標高が400mくらい?までグングン上っていきます。雨が降っていたので霧が所々山にかかっており、晴天とはちがう良さがあったと思います。そうして車を停めて滝の前まで。感想はまあ普通にすごいっていう感じでしたが、もっと近くへいける道?の通行料が300円で、それをケチったので行っていればまた違ったかもしれません。

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滝を見た後はそのまま、熊野那智大社へ行きました。正直でかい神社があるだけだと思っていたので階段の前で行くか迷っていたのですが、行かずに後悔するよりも行って後悔しようと階段を上り始めました。階段は車道から見えている部分だけだと思っていたのですがこれが違って、めちゃめちゃ上って、参道みたいにしばらく続きました。

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やっと辿り着いた熊野那智大社は本当にすごくて驚きました。建物とかは比較的普通でしたが、天気が良い仕事をして、上ってきた階段の下が霧で見えないんです。秘境感が満載で、昔の人が熊野古道を通ってここへ来る理由がわかった気がします。期待を大きく超えた熊野那智大社は正直、那智の滝よりもよかったと思います。ちなみに、那智では碁石用にも使われる黒い石が取れるみたいで、どの土産屋でも碁石なんかが置かれていました。そして八咫烏那智となんかあるみたいで、八咫烏と石、土産物屋がこんなに黒いのは初めてです。

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次は新宮にある熊野速玉大社へ向かいました。昨日自転車で漕いできた道を車で一瞬でワープする感じになりますが、こちらの大社も有名らしいということで那智大社のような凄さを想像して行ったら案外普通でした。ただ、君が代に歌われるさざれ石(令和2年産)が見れたのはよかったと思います(※君が代ではさざれ石が海底から現れると予言していて、それが令和2年に出てきたということです)。

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その後は土産物をちょっと見たくて道の駅なちへ向かいましたが休館日でした。なので車を返して、昼ごはんとしました。

紀伊勝浦はマグロの水揚げ量が日本一であり、その新鮮な生マグロを使った店がいくつもあります。僕は海産物が好きなので、このために朝食を抜いて店へと向かい、一番大きいDX丼大盛りをいただきました。大トロ、中トロ、中落ちや赤身、ビンチョウがあるのですが、どれもボリューム満点、1cmくらいの分厚さで大切りにされた切り身は美味しかったです。ただ、大トロと中トロの見分け(味分け?)はできなかったです。中落ちが一番好みだった。丼を頼むと味噌汁や小鉢がついてくるのですが、これもよかったです。味噌汁は魚系の出汁が効いており、ツナにマグロの何か?(画像の茶色いの)と海鮮ずくしで本当によかったです。これでお値段は2000円台、コスパはめっちゃ良いと思います。また、バイト先で海鮮丼を出しているので盛り付けとかも色々見ちゃいました。

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お昼を食べたら(15時)、潮岬に向けて自転車を漕ぎ始めます。が、荷物を積む際に宿に連泊している他の方とお話をしました。その方は建築系の方で、僕の専攻と近いこともあり学業関連について結構話しましたが、旅の方も応援してくださり、別れる際にはスイスのミント飴と巨大なみかんをいただきました(農家の出身らしいです。無農薬でおいしい!)。ありがとうございました。

さて、予定外の話で時間が多少遅れましたが、潮岬に向かって42号線を進みます。勝浦からの道は2車線で路側帯がほぼなく、少し危なく感じましたが路面状態が良い部分が多く、さらにずっと海岸沿いを走るため、景色よし・路面よしの良好ロードでした。串本までの40km弱を休憩なしで進み、串本に入ったところで道の駅くしもと橋杭岩で超短時間休憩、時間が17時を回っていたので本州最南端踏破証明書を買えないんじゃないかと調べた結果、2km先の串本駅前観光案内所が17時半までやっているので先を急ぎました。

串本駅に着いたときにタクシーの運ちゃんに呼び止められ、坂田さんという方なんですが色々お話しました。まずは証明書を買った後、坂田さんとじゃんけんをしようということに。結果は坂田さんがチョキで僕がグー。僕が勝ったことでありがたいことに串本のステッカーをいただきました。観光案内所で“勝って”ステッカーをゲットしたわけですね。その後は最南端の地やキャンプ場までの道のり、スーパーがここにあるから買ってから行くといいとか、今の時間だと西回りの道を使えば夕日が見えるなど、時間が迫っている中で非常にありがたい情報をいただきました。結局、夕日の写真は撮れませんでしたが、沈みゆく日をみることができてよかったです。その、夕日を見ながら最南端へ向かう途中には坂田さんのタクシーが横を通り、合図をしてくださいました。2回目にあった際には缶コーヒーまでいただいて、本当にありがとうございます。

というわけで本州最南端の地へ到達したわけですが、日がくれて暗くなってしまい、今日撮れた写真はこんな感じです。明日の朝にまた自転車と一緒に撮りたいですね。

今日の寝床は潮岬望楼の芝キャンプ場で、オフシーズンは無料です。暗いので一瞬で設営し、ご飯を食べて今ブログを書いているわけですが、ここがすごいのがトイレのためにテントから出ると星空の美しさにはっとため息が出るんですね。そりゃ紀伊半島からさらに突き出て周りが海ばかりのここでは星がよく見えないわけないですよね。星空撮影を試みたのですが、カメラ初心者でうまく撮れません。ピント調整をしているうちにレンズが結露して曇ってしまうんですよね。今回はこんなボケボケの画像で我慢してください。日本一周でカメラの使い方も上手くなるといいなぁ。

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今日は本当にいろいろなことがあって、進んだ距離こそ少ないものの非常に充実した1日でした。本文では書いてませんが、自転車で走行中に応援してくださった方などもありがとうございます!!

今日のまとめ

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走行距離  42.23km

走行時間  2:12.01

 

食費     3125円

修理代    1000円

土産(自分用)  640円

証明書     100円

カーシェア  2640円

計      7405円

 

今日は結構思う存分観光できたので支出は仕方なし。けど節約も考えないとやばいです。本当に思い返しても1日の出来事とは思えないほどいろいろなことがありました。