多忙大学生が自転車で行く日本一周

課題に追われる大学生が日本一周の出来事を記す備忘録的なブログです

113日目 自転車修理で完全復活!! 室蘭→喜茂別

<2021年9月17日>

こんにちは、今日は自転車の修理を行ってから走っていきます。目的地は雪月花廊で、当初のルートを変更して雪月花廊でゆっくりする予定です。山をのぼらないといけないのが大変ですが、距離も短いですし問題なくいけると思います。何より自転車が直って空回りが改善されるのが大きそうです。

起床は7時で問題ない時間に起きることができました。朝食は昨日にドンキで買ってきた半額の寿司です。それから忘れていたアイスを食べて(冷凍室の温度設定が高くてほとんど溶けた状態でした)、8時にホテルを出発しました。サイクルショップえんどうさんは開店時間が8時なのでちょうど良い時間です。

数分でサイクルショップえんどうさんに到着、自転車の修理をお願いしました。修理にはキャリアなどのパーツを外す必要があるのでもちろん荷物は下ろし、店内に置かせてもらいました。荷物を外す時に気づいたのですが前キャリアの一部も折れて壊れてしまっていました。折れたのはキャリアのフレームなので他の部分でまだ繋がっていますが、他の部分に負荷がかかって壊れやすい状態にあると思うのでその修理も考えないといけません。

f:id:miuraoro:20220312185918j:plain

前キャリアの折れ

そのために修理を待つ間、自転車屋さんの裏にあるホームセンターへ材料を買いに行こうとするも開店が9時半からなので出直しです。少し修理の様子を見せてもらったら店内でブログを書く時間にしました。

f:id:miuraoro:20220312185906j:plain

自転車修理の様子です

ホームセンターが開いたら材料を買いに行き、折れた箇所への添え棒を選びました。それから戻ってくると修理も完了しており、2時間と言っていましたが思っていたよりも早く終わってくれて助かりました。修理が終わった自転車は荷物を付けていない状態でしたが、思いっきり漕ぎ出してももちろん空回りはせず、久しぶりにこの感覚になってとても嬉しかったです。

f:id:miuraoro:20220312185928j:plain

パーツを交換したので綺麗になりました

修理の際にお願いしていたことですが、いままで使っていたプーリーと呼ばれる小さな歯車をいただきました。こんな状態のものはもちろん廃棄されるものでしょうが、ここまでとっきんとっきんになるまで走った証でもあるので記念にとっておきたかったのです。それでここまでしていただいた修理費ですが、なんと18000円です。いろいろな部品を交換しましたし5万円くらいはかかるだろうと思っていたので破格の安さだと思います。お店の方もサービス代はほぼタダといっていましたし、本当にありがとうございました!

f:id:miuraoro:20220312185938j:plain

その後、買ってきた添え棒で前キャリアの補強を行いました。といってもビニールテープでぐるぐる巻にしただけですが、実家へ帰るまでは持つと思います。

そしたら11時に室蘭を出発です。室蘭には地球岬という旅人がよく行く場所があるのですが、そこはちょっと遠回りになってしまうので今回は行きませんでした。天気も良いわけではないですし。それから白鳥大橋という大きな橋があり道の駅もありますが、橋が自転車の通行が不可なのでそちらも時間的にパスしました。

37号線を走ってまずは伊達市まで行きます。ここから雪月花廊に向けて山へ入っていくので、伊達の道の駅にて昼ごはんを食べるとちょうど良いでしょう。追い風で路側帯がかなり広めの道で、白鳥大橋の横を通り過ぎて少し丘をのぼると駐車場があります。そこは白鳥湾展望台ということで、白鳥大橋を通れなかった代わりにすこし景色を見てきました。

f:id:miuraoro:20220312191000j:plain

f:id:miuraoro:20220312190931j:plain

白鳥大橋

やはり雲がちょっとあって気持ちが良い景色というほどではありませんが、気分転換になりました。再び37号線を走って15kmほど、道の駅だて歴史の杜へ到着しました。道の駅にはフードコーナーはありましたがスイーツとかが売っている感じで丼とかは出していなかったので予定を変更して、それなりに栄えている伊達市の外食店で食べることにしました。道の駅ではおいしそうだったブルーベリータルトを買って食べました。

f:id:miuraoro:20220312185952j:plain

調べてみると道の駅を出てすぐにラーメン屋さんがありました。昼食はその店にすることにします。本家麺蔵伊達末永店で、ワンコインでもラーメンが食べられる安さでした。注文したのはラーメンと半チャーハンのセットで、確か赤味噌ラーメンの大盛りです。いつもの感覚でいけるだろうと思って注文したのですが、朝ごはんが多かったからかお腹いっぱいになって満足でした。

f:id:miuraoro:20220312190002j:plain

伊達から雪月花廊までは残り50kmくらいで550mの峠をのぼります。ルートは453号線へ入って内陸方向へと進んでいきます。途中の交差点で276号線に入ったら最後のスパートに上ったらあとはすぐに到着するはずです。453号線では洞爺湖の近くを走るので見られるかもしれませんが、洞爺湖との間に丘があるのでわかりません。

ということで37号線と453号線の交差点よりも手前から内陸方向へ進み少しショートカットをして行きました。そのショートカットした道からの景色が後から考えると洞爺湖近くにある昭和新山が一番綺麗に見えた場所です。南側は雲が多めですが、北側は晴れているので北向きに見れたこの道で写真を撮っておくべきでした。

f:id:miuraoro:20220312190057p:plain

赤っぽいのが昭和新山ですね

453号線に入ってからは低い場所を走るので木に遮られて昭和新山はなかなか見えませんでしたし、洞爺湖はもってのほかです。さっきの場所で写真を撮っておけばよかったと思いながら走って道の駅そうべつ情報間iに到着。こちらの道の駅では昭和新山関連の資料がたくさん置いてありましたが、少し期待していた昭和新山の展望は距離が離れてしまったのであまり見えませんでした。

f:id:miuraoro:20220312190934j:plain

道の駅からの昭和新山

再び走っていきます。上りですがゆるいので今のところはそれほど苦でもなく、12km走ると今度の目的地まで到着しました。オサルの湯という野湯です。看板とかもなくて入り口付近で道路工事をしていたので本当にここなのか?と疑問でしたがちゃんと足場があって行くことができました。

オサルの湯は屋外にある無料のお風呂です。河原にあって露天風呂というよりも外に湯船があるだけといった感じ。こういうのに入ってみたかったので、今日のルート上にあったので寄ったわけです。まずは手で触って温かいのを確認、自転車に戻って水着を持ってきました。人はもちろんというか、いなかったのでササッと着替えて入ってみました。

2つの浴槽がありますが、そのうち小さい方は温度がちょうどいいくらいでしたが大きい方が熱くて、川の水を入れて温度を調整させてもらいました。地面の下の方を触ってみると熱くて、その熱で水が加熱されているのだと思います。湧いているのかはあまり分からないのですが、川へ流れ出ている様子は感じられないのでお湯は留まっていると思います。緑になっている部分もあるので潔癖な人は厳しいか?

f:id:miuraoro:20220312190938j:plain

こちらが大きな浴槽の方です。
湯気がないのであまり温かく見えませんね

増水時にはこの浴槽は川に沈んでしまいます。そのため沈むたびに掘り起こし、場所と大きさはその時に応じて変わるらしいです。いくつか源泉があるらしいので、川沿いを歩いたら別の浴槽があったのかもしれません。

f:id:miuraoro:20220312191752j:plain

f:id:miuraoro:20220312190824p:plain

深さがあまりないので寝っ転がって全身をお湯に浸からせました。自然の中でこうして温まれるのは最高ですね!しばらくしたら隣の川にも入ってみようということで少し泳いだりもしました。もちろん川はかなり冷たかったです。

f:id:miuraoro:20220312190820p:plain

↓川へ飛び込む↓

f:id:miuraoro:20220312192949p:plain

f:id:miuraoro:20220312193155p:plain

f:id:miuraoro:20220312190232j:plain

上流方向へ歩いてみたり

1時間ほどしたら体をふいて出発します。次は本日最後のセイコーマートへいきます。道中は上りが少しだけ急になってきていますが、道の隣にある川にちょっとした名所があります。白絹の床という名前の場所で、川底が浅くて白っぽくなっています。名前の由来は水の流れが白くなっているからですが、川底の様子も面白いですね。本当であれば見るための場所がありますが、そこまで行かずとも道から見ることができたのでそのまま先へ進みました。

セイコーマートでは夕飯を買いました。まだ上り坂が続くので軽くて済むカップ麺です。大体、このセコマが標高が300mくらいで、途中の交差点までで150mくらい上ります。当時は交差点までいったらあとは下りだと思っていたので見積もりが甘く、実際に走り出したら雨が少しずつ降ってきてちょっと大変でした。

f:id:miuraoro:20220312191957p:plain

交差点部分へ到着、左へ進んでいきます

交差点に到達時点で息が荒くなっていますが、曲がった先の上り坂を見て気がめいっちゃいます。ここで自分が峠のてっぺんだと思っていた場所が違っていることに気づきましたから。ちょっとカーブを曲がるとあとは真っ直ぐに坂が構えていました。こういうパターンは峠の中でも精神的にきつくて、次のカーブを曲がるまでは頑張ろうといった小さな目標を積み重ねていくことができないため、自分を鼓舞しづらいのです。それに加えて雨が降っているので、全く進んでいないように思える上り坂を、ちょっとずつでも頑張ればたどり着くのだからと、そう言い聞かせながらゆっくりと進んでいきました。

坂の途中ではゴールとの距離はあまり変わらないように見えても、これまで進んできた道を振り返るとその距離も長く、ちょっとだけ気持ちが楽になりました。そうしてやっと辿り着いた頂上で、暗くなってきたのでライトをつける休憩をしてから最後の下り坂をいきました。

峠を越えてからは雨がなくなって少し助かりました。濡れた体で足を動かさずに風に当たるので寒いのは当然かと思われましたが、すぐに乾いて意外と大丈夫です。峠の後も上りが多少ありましたが、視界が開けてきて体育館っぽい形の建物が見えてきました。雪月花廊に到着です。

雪月花廊は、廃校になってしまった旧双葉小学校を利用してできたライダーハウス・ゲストハウス・キャンプ場です。現在はかかさんという方が子育てをしながら運営しており、ここへ訪れる人以外にも地元の小学生が遊びにきたりと賑わいを見せる場所です。実際にどんな雰囲気かは文字で説明するよりも写真を見たり、雪月花廊での出来事を見た方が早いので明日の記事をお待ちください。宿泊は二泊をとりあえずお願いしてあり、明日は1日休息日です。それ以降もここに停滞するかもしれませんが、まだ予定がどうなるかは分からないです。

最初に雪月花廊に到着した時は入り口とは違う場所から入ってしまったので自転車を止めてからフロントへ向かいます。中ではかかさんたちが夕飯の準備をしたりと忙しそうでしたが受付を済ませることができました。雪月花廊がどんな仕組みなのかよくわかっていなかったので最初はキャンプをするつもりでしたが、ライダーハウスがあると知ったのでそちらに変更。ライダーハウスは教室の1室で寝袋で寝ます。

受付を済ませてから部屋に必要な荷物を持ち込んで夕食にカップ麺を食べました。知らなかったのですが、雪月花廊にはカフェレストランもあり、夕食は頼んでおけば食べられるとのこと。僕は今日は飛び入りで宿泊だったのでないですが、明日は夕飯を頼んでおきました。

それからソーセージというバンドの方、日本一周を雪月花廊で中断中の親方と話をしたり、雪月花廊のゆうたくんと一緒にトランポリンやらビリヤードで遊んだりと楽しかったです。親方との話は日本一周が終わってからはどうするか、旅をしてそれを次に活かせなければ意味がないから、これから先のことも考えて自分らしく行動できるようにしなければならないと改めて感じました。これらの出来事ですが、明日もやったりしたのでまとめて書いていこうと思います。

f:id:miuraoro:20220312190046j:plain

今晩はソーセージのセッションも聴いて

そんな感じで今日は雪月花廊のライダーハウスに宿泊です。実は大学の友人で札幌に住んでいる友達がおり、その人の家へ遊びに行くかもしれないので明日にはそれ関連の予定も検討していこうと思います。ブログも書きたいと考えるといくら時間があっても足りないかもしれませんね。

今日のまとめ

f:id:miuraoro:20220312192338p:plain

走行距離    75.50km
走行時間    4:13.31

食費    1634円
修理用品   275円
修理代  18000円
宿泊費   1500円

計    21409円