多忙大学生が自転車で行く日本一周

課題に追われる大学生が日本一周の出来事を記す備忘録的なブログです

65日目 妙高高原への上りと長野まで 上越→長野

 こんにちは、今日は上越から妙高方面へ、長野まで進むことを目的にしていきます。もともとは新潟と長野の県境付近にある野尻湖でキャンプをする予定でしたが、安いキャンプ場は予約が埋まってしまって無理です。野尻湖から長野へは基本下りになるはずなので、距離的にも行けそうですし長野へ行って快活で寝ることとしようと思います。

起床は7時半ごろ、隣のブースだったたま子さんはもういませんでした。二人とも朝早く出たかったのでもう行ったのかなと飲み物を取りに行ったら、たま子さんはオープン席に移動しただけみたいで、普通にいました。それで朝は特に何もやらず、準備を整えたら出発をしようと思います。本当のところ、7時半起床は遅いと思っていて、妙高までの上り坂を12時頃のきつい時間になってしまうからです。そのため今からでも急いでモーニングを食べ、出発の準備を進めていきました。

それで準備が整ったのがだいたい9時前、僕はこのあと近くの高田城址公園を見てから妙高へ行くのですが、これがたま子さんのルートから外れているので彼はパスで、快活でお別れとなりました。たま子さんはこういうシーンが大切みたいで、動画を撮りながら別れの握手などをし、自転車に乗って僕は出発していくのでした。彼はこれから新潟へ先に行くのでまた会えるかもしれません、そう願って!

快活を出発して5kmほどで高田城址公園へ着きました。ここは新潟出身の友達からオススメされた場所なのであまり調べていませんでしたが、行ってみるとちょうど蓮の花が咲いていて、観蓮会が開かれていました。地元の人から話を聞くと、北側は今年はまだ咲いていなくて大丈夫かと思ったけれども、南側はたくさん咲いてよかったと。僕は北側から公園に来たので、南側の堀にある蓮を見ながら先へ進もうと思います。

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そして、ボランティアの人が観光案内をしていたのでこれから先にある観光名所を聞いてみました。するとおすすめされたのがいもり池というところで、妙高山がきれいに見える池のようです。道もこれからの18号からそれほど離れていないのでここは見に行くことにしました。それからおすすめされたのは苗名滝でしたが、こちらは水量がどうかという点と、道から大きく離れていたのでパスしようかと思いましたが、しかし後に標高マップで調べてみると苗名滝の近くを通るルートの方が楽そうなので結局行くことになりました。

それからあとは野尻湖などもオススメされましたが、野尻湖一周はさすがにキツイので今回は遠くから見れればいいなということにします。

それから蓮は道路を超えてからたくさん咲いていると言っていました。まずはその道路の手前にある高田城の一部を見てから行きます。

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高田城の三重の櫓です

そして道路を渡ってみるとさっきも良かったですが、こちらは素晴らしいほど蓮が咲いています。遊歩道から近くに見れて、蓮の葉に水が溜まっているのが風に揺られるのが面白いです。自転車も近くに置けるのでいい感じの写真が撮れました!

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遊歩道をさらに進み、グルッと回ってから県道579号線に入り、しばらく南下したら18号に合流です。この時点で12時近いです。上りの勾配はそこまでキツくはないですが、真上からくる日光が本当に熱いです。気温的な感じてはなくてジリジリと焼かれているのを感じます。もう少し行ったところにある道の駅までの辛抱で、そこまで頑張りました!

到着したのが道の駅あらいで、割と大きめで人が結構います。とりあえず駐輪し、トイレなどを済ませて道の駅を散策しましたが、なかなかお昼ごはんにいい店が無かったです。なんていうかスキー場のレストランみたいな感じでどこも観光地価格なのが気に食いません。そこだ入ったのが蕎麦屋で、昨日も蕎麦屋ですし基本の値段も高いですが量が多かったのでここにしました。味は特に普通でしたが、並盛が2玉なので下手に大盛り頼むと大変なことになるでしょう。

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昼食を食べたらピンバッジを買い(これから行く妙高山のバッジ)、13時と暑い時間帯ですが数km程度先のコンビニまでちょくちょくでも進んで行こうと思います。18号線の助かるところは上越と長野を結ぶ大動脈ですから、コンビニが高頻度で存在するのがありがたいです。しばらく進んでいくと看板の地名に高原と名前がつくようになってきて、だいたい500mくらいでしたからこの高さが高原の基準くらいなのでしょう。

コンビニでの休憩を何回も繰り返して15時ごろ、妙高高原へとつきました。ここでコンビニ休憩をするともう汗が冷えてしまって寒いくらいでした。外の日陰でも寒いので、休憩時間も少なめなうちに出発、ここから目的のいもり池までは急な坂で180mくらい上ります。気合を入れて出発しました。

トンネルを抜けたところから18号を分かれ、妙高山の方へ行きます。T字路を曲がってからが大変で、ひさしぶりにこんなに急な坂を見たという感じでした。もちろん、まっすぐ立ち漕ぎしては上れないのでS字を描きながら行きましたが、漕いでも漕いでも先がずっと坂なのが辛かったです。途中で立ち止まったりしながらも、道の両側にペンション・別荘がある中を走っていくとやっと上り切ることができました。上りきったところにあるのが妙高高原の観光案内施設で、そこで少し休憩しました。

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妙高高原は以前に何度かスキーに来たことがあります。その時は名古屋から夜行バスで向かい、一番遠くにあるスキー場でした。今回走っていて不思議な感覚があったのがスキー場の案内があることで、さらに自分が来たことのあるスキー場ですから尚更です。以前にはこんな場所に自転車で来るなんて思っても見ませんでした。

観光案内所からはいもり池はすぐ近くです。案内の通りに池の方まで向かっていくと木々に遮られていた視界が開け、妙高山といもり池が現れるのでした。正直、想像以上に綺麗な景色で驚きましたが、一つ惜しいのは山に雲がかかっていることでした。それでも池にある植物や鴨なんかの観察もできますし、なかなかにいい場所です。

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いもり池の周りには遊歩道があったので一周してみました。池の方を見て写真を撮りながら進んでいると、ふと妙高山にかかっていた雲が晴れたのでした。これが本当に綺麗で写真にも収めることができてよかったです。遊歩道を一周した後にまた元の場所から晴れた写真が撮れないか、タイムラプスを撮りながら待っていましたが、その後はどんどん雲がかかるばかりでした。

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一瞬、雲がなくなり綺麗に妙高山が見えました

晴れる気配がないなと思ってそろそろ次の苗名滝へ向かいました。距離的にはそれほどでもないですが、一度軽く下った後にまた上るのでちょっとめんどくさいですが、道中の田んぼの風景は綺麗で、チェーンが外れたときに写真を撮ったりもしました。そして苗名滝の駐車場へ、道を外れたところから川沿いに上りが長かったですが無事に到着しました。この時点で17時とかなので明るい時間に間に合ってよかったです。苗名滝の駐車場にはレストランなどがあり、その中でも釣り堀が非常に興味をそそられましたが、とりあえず苗名滝をみて、帰ってきてまだやっていたら考えるとしましょう。

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レストラン前、ニジマスがたくさんいる池があります

苗名滝へは駐車場からは徒歩で行きます。だいたい15分とかで、初めはダム横の道や階段を登って行きますが、途中から山道っぽくなってきてきました。次第に滝の音と、滝自体が見えてきましたが、道がいくつか分かれていてどちらから見るのが綺麗なのか分からないのでとりあえず全てを左に進んで行きました。するとその道は滝の上の方に出る道だったようで、どんどん道が険しくなり、僕は道自体が斜めになっていて滑りそうなところの前で引き返すことにしました。そこまでで結構上りましたが、滝は見えても木が邪魔で全体が見えなかったのでここでの撮影は諦めました。

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ダム横を通って苗名滝へ

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ダムの階段を登っているところから。最初に吊り橋を渡ってきました

道を戻って分岐のところまで行くと、こんどの場所はかなり綺麗に見えそうです。先客の家族がいたので待ってから、そこの木の根本あたりの場所から滝をみると視界を遮るものなく映ってしっかりと見ることができました。滝が流れ出る場所だけ崖がくり抜かれたように見えて面白いです。しかし滝の下にいる釣り人が気になるもので、あそこまでどう行ったのでしょうか。

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今度はまた違う分岐の方まで進むと、川まで出ることができて、滝を下から眺めることができます。さっきの釣り人はここから岩づたい、そして川の中にも入ってあそこまで行ったんでしょうね。僕はある程度の岩まで行って、そこで写真を撮りました。ここの岩はもちろんそうですが、さっきの木のしたなんかでも滝のしぶきが飛んできていてとても迫力がありました。

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最後に吊り橋を渡ったところからも滝を見て、駐車場の方まで戻って行きました。気になっていた釣り堀の方はもう閉まってしまったのでこれで諦めがつきます。今日はこれから峠を越えて、長野まで走っていくためにあと少しがんばればokです。苗名滝の駐車場は18時ごろの出発となりました。

ここからは県道119号線を使って野尻湖の方まで抜けて行きます。一旦上ったら下り、ここからはずっと下りだと思っていましたがそれは違って道の駅しなのの手前でまた上り。ここまでこれば野尻湖が見えるのかなと思いましたがそれはありませんでした。代わりに山がよく見えます。地図から予測するにおそらく黒姫山とか飯縄山でしょう。軽く休憩したのちはここで合流する18号線で長野まで向かいたいと思います。

信濃町周辺は18号は謎に山をのぼったりしていて大変でした。ここまででかなり頑張ってきたのでこたえます。そんなところを抜けると下りが続くようになりましたがもう日が暮れて、さらには雨が降ってきてしました。なんとか歩道橋のしたで雨宿りをしましたがどうも1時間は止まないそうなので、上着をきて先に進むこととしました。

この辺りから、親から送られてきたルートやGoogle Mapのナビは迂回するような18号ではなく、県道60号のようなまっすぐ進む道を指示していました。これで距離は10kmほど縮みますが、これが本当に間違いでした。街の変な道を進んで60号へ合流、この時点で下りや上りが多くてボコボコしたような地形です。それから60号へ入ってからもとにかく上りが多くて、道は綺麗めですがとにかく辛かったです。嫌になった頃にはあのボコボコした街を戻るのも気が引けて、先へ進むしかありませんでした。やっとのことであとは下だけというような場所まで来ても、下りが急すぎてブレーキを多用しますし、街中だったりでスピードも出せないまませっかく上った頑張りを無駄に捨てるような道で本当にイライラしました。後になって調べてみると18号は迂回こそするものの綺麗に下りのみで、自転車は距離よりも上りの方がつらいのでそちらを走れば良かったと後悔しました。

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60号の下りの途中から長野市街地の夜景が見えました

長野の街は斜めな面の上にあるような感じで、市街地へ近づいてもゆるい上りや下りが続きました。そんなでとりあえず目的地の快活近くへ到着、もう暗いですし長野県庁などは明日の朝に行こうと思います。コンビニで夕食を買って快活へ入り、野尻湖までだと思ってた上りが越えてからも辛かった今日、これにてなんとか終了です。明日は信濃川沿いを下っていくルートで長岡方面、十日町あたりまで向かいます。長野が標高300mとかなのでアドバンテージがあり、多少は快適でしょう。もしできそうなら川に入って遊びたいですね!

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夕飯の信州パンとカップ

今日のまとめ

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走行時間    5:15.37
走行距離    81.46km

食費    1925円
ピンバッジ  660円
宿泊費   2376円

計     4961円