多忙大学生が自転車で行く日本一周

課題に追われる大学生が日本一周の出来事を記す備忘録的なブログです

83日目 アイヌの文化を少しお勉強 滝川→旭川

こんにちは、今日はいろいろ予定を考えましたが、雨もありますし50kmくらい進んで旭川に泊まろうと思います。旭川で泊まるとその次の日も距離が短くなりますが、それはそれでいいんじゃないでしょうか。体を疲れさせないでブログを書く時間も生まれます。それからポートフォリオといって、大学の研究室配属に必要な資料の作成もありますのでこれから数日は作業を重点的に進めていきたいと思います。
目が覚めたのは6時代でしたが、眠いのならば寝ようと寝袋から出ませんでした。しばらくすると雨が降ってきましたが、許容範囲なのでそのまま寝ています。ただ、少し寒さを感じるので顔のあたりまで寝袋に潜り込ませていました。
しばらくして少し雨が強くなり、テントの2人も外へ出てきましたので橋の下へ移動しようと思います。僕はまず寝る道具(マット、寝袋なんか)を歩いて運び、その後に昨日に荷物をまとめておいたので自転車で橋の下まで行ったらこれでokです。2人はテントをしまっているので、先に一人でまた寝ます。朝になって多少人がいるようでしたが、特に問題になることはなく僕はだいたい9時くらいまで寝ていました。その間、たま子さんとゆーきさんはコーヒーをつくって飲んだりしていたようでしたが寝ている僕には関係ありません。雨も少し強くなったようで橋の排水から水が落ちる量が起きたときには結構多くなっていました。
さすがに9時をすぎるともう動き始めたほうがいいということで撤収の準備をし、朝食のパンと昨日に食べられなかったアスパラ羊のサラミを食べました。ナイフなんかはもう閉まってしまったので手でちぎって分けたのですが、3当分にするつもりが最初からうまく行かず、大きさに差が出てしまいました。しょうがないのでじゃんけんですが、僕が一番負けてしまって悲しい結果です。しかし少ないアスパラ羊のサラミでしたが、こちらも油の味や、チーズっぽさがあって美味しかったです!

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そして朝食を食べたら出発をしていこうと思います。まだ雨が降っていますがしょうがない。レインコートと厚着でなんとかなるでしょう。出発前の最後に3人で写真を撮って、ゴミを捨てに最寄りのコンビニまでは一緒に行きました。

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出発準備中

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橋の下で記念写真

 

これからの予定は3人ともバラバラで、僕はこのまま12号線で旭川へ向かいホテル泊、旭山動物園を見たりブログを書いたりします。たま子さんは近くのユニクロへ行って防寒着などを買い、それから今日は留萌まで行く予定です。そのため数キロ先の滝川の道の駅まではルートが同じですが一緒には行けません。ゆーきさんに関してはここ滝川にデカ盛りのお店があるのでそこへ行き、その後に富良野へ行くそうです。デカ盛りは僕も非常に興味がありますが、正直今は大量に食べたい気分ではないのと旭川まで急ぐわけではないですが進んでいきたいので彼ともお別れです。

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コンビニに自転車3台

 

コンビニでの用を済ませたら各自解散となりました。少しの間ゆーきさんの後ろを走ってから一人で12号を行きます。滝川までの8キロの間、小雨はありますが寝間着のダウンありではさすがに暑かったです。途中から袖をまくって11時過ぎに到着しました。
道の駅に着いたらまずはダウンを脱ぎ、スタンプとピンズガチャをやりにいきました。期待はしていませんでしたがピンズがゴールドが当たってちょっと嬉しい!ポケットにまだくっつけていないピンズが溜まってきたのでそれをベースにつけていきました。
ここでちょっと休憩をしていたらまた雨が強くなってきて、出発は少し先送りに。途中で話しかけてくれた人には差し入れにここの美味しいパンをもらいました!これは持っていってもう少し先で食べることにします!
12時ならないくらいまで滝川にいました。待っていれば同じ道を通るたま子さんとも合流できるでしょうが、したとしても一瞬しか会えないので雨が弱まったすきに出発です。
次は道の駅ふかがわへ向かっていきます。15kmほどなのですぐでしょう。日本一長い直線道路が終わっても道の感じはあまり変わらず、ほとんど真っ直ぐでした。なのでGPSのログを見ると位置情報が飛んだみたいにカクカクになっているのが面白いです。
そして40分程して道の駅まであと少しというところで、なんか自転車の様子がおかしいかなと、ほんの少しの違和感でしたが見てみると後輪がパンクしていました。これで2回目か。さらに雨も小雨で降っているので、ホイールなどへのダメージは仕方なしに道の駅までパンクしたまま走っていきました。

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そして道の駅ライスランドふかがわに到着、なんとか屋根があって雨に当たらない場所にとめられました。とりあえずはここで修理です。後ろのサイドバックだけ外し、めんどくさいので荷台の荷物は外さずに修理をしました。タイヤ外しは難なく成功、スタンドがあるのでぎりぎり自立してくれます。
チューブを確認してみるとどこも異常は見られませんでした。タイヤの中も異物が見つけられず、空気を入れる部分のキャップが無かったので空気漏れだったかなと思いましたが、念の為チューブを交換しました。空気が漏れる音は聞こえなかったですけど、もしパンクだったらまた交換しないといけないのが面倒ですからね。
チューブ交換まではすぐに終わりましたが、荷台の荷物があってタイヤをはめるのに苦戦し、結局修理に1時間くらいかかりました。最後は道の駅に空気入れを借りてちゃんと空気を入れ、問題なく走れることを確認しました。
そしたら今度は道の駅の売店を見てみます。ライスランドと名前につくだけあって、深川産のお米が色々と売られていました。その中で1kgで売られているものも種類があるくらいで、ここで今回では初めてお米を買いました。一番安いやつではなく、チャック付きで便利なものです。これで自炊でも米が炊けるようになってレパートリーが増えますね!

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お米ゲット。やったね!

 

それから隣にあるオハナマーケットというのも覗いてみました。こちらは全国、海外含めたご当地のものがたくさん売っていて、旅をしている自分としてはご当地ならではを探しているので今まで行った場所のものも売られているなと思いながら昼食に食べれそうなものを探しました。そして結局買ったのは愛知のパンでした。差し入れにもらったパンと一緒に食べます!

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差し入れのパン、ありがとうございました!

 

自転車の場所でパンを食べていると気になったのが、オハナマートで売られているコーヒーです。種類もいくつかありますが、その中でドラフト生コーヒーというのが気になります。最初は値段が高かったのでやめましたが、やっぱり珍しいみたいなので飲んでみます。
注文すると、カップにビールサーバーみたいなのからコーヒーが注がれました。っていうかこれビールサーバーでもできるんじゃないの?詳しいことは知りませんが、見た目は黒ビールです。泡が特徴的で、そのクリーミーな甘さから普段ブラックを飲まない人でも大丈夫なくらいらしいです。

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初めての人はフタを取って飲むといいですよと教えてもらったので、そうして飲みました。確かに甘さを感じるかも。泡はきめ細かいです。アメリカのスタバで人気とか書いてありましたが、確かにスタバにあったら割と頼むかもしれません。ちなみにアイスです。
2時間弱の休憩をして、14時過ぎになったら出発です。次の目的地は旭川の道の駅で、市街地の中にありますから一気に行きます。休憩中にホテルも取りました。これでベッドで寝ることができます!雨は小雨で、まだ降るかもしれないのでレインコートは着込んだまま行きました。

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壮厳な雰囲気に鳥たちがいます

 

国道12号を引き続き走ります。しばらく走ると道は山の中に入っていって、もちろん上りもあります。これまでの平坦な道が続くと思っていたらそうではありませんでした。雨も降ったりやんだりと大変です。そして石狩川沿いを走ってあるトンネルの前まで来たところで、さらに川沿いの道に逸れると神居古潭(カムイコタン)というちょっとした観光地に行けるみたいなのでそちらへ迂回してトンネル部分を通過しました。
そんなに人気な観光スポットでもないので看板の案内に、お土産屋?が1軒やっているくらいでした。ここはアイヌの聖地に当たるのかな?神話に出てくる場所であり、地形が特徴的で、例えば石が回転して削ることでできた円柱形の穴は魔神の足跡だとかの説明がありました。川を渡っていった先にもいろいろあるみたいですが、今回は道沿いのその円柱の穴が見れればいいなという感じでそのまま走っていきました。
しかし川側に植物が生えているからかそういったものは見えず、川へ下りるような階段もなかったので結局、神居古潭の独特な部分を見ることはできませんでした。
そして再び進むと途中から川沿いに遊歩道が始まりました。自転車も走っていいような道です。12号線は交通量も多いですしこちらの遊歩道を走り、途中のトンネル部分は遊歩道の川沿いのルートを走りました。しかしこれが怖くて、雰囲気がヒグマが出ても全然おかしくないからです。実際に7月に目撃情報ありの看板がたてられていて、もし出会ったらどうしようかと考えながら長めの遊歩道区間を走りました。熊さえいなければ森の雰囲気がとてもいいのですがね。
12号線のトンネルが終わり、遊歩道がそれに合流すると安心感がすごくありました。山側には車が走っていて、これだけうるさかったら熊も来ないでしょうから。そこから最後に坂を下ったら旭川市街地です!上った量に比べて下りが少ないなと思いましたが、それは旭川が標高120mくらいあるからでした。
市街地に入ってからもちょっと走ってたら雨がかなり降ってきました。道の駅には16時くらいに到着しましたが、もうびしょ濡れでした。
道の駅ではピンズガチャとスタンプを押し、売店を覗いてみました。特に何も買いませんでしたが、非常に興味深いものが売られていて、礼文こんぶの焼酎です。ソーダ割するとか書かれていましたが、こんなの美味しいのか?買おうと思いましたが、これから礼文島に行く予定なのでそこで買うことにしましょう!ちなみにあとから知りましたが、この焼酎は礼文の昆布を使用して旭川にて作られているのでここの道の駅で売られていたみたいです。
そしてパンフレットを少し眺めていると、旭川博物館にてアイヌの展示が行われていると知りました。これはぜひ行きたい!アイヌの文化について少しは知ることができると思ったからです。時間を調べると17時閉館で、あと30分ちょっとしかないです。幸い、博物館は道の駅からとても近いので急いで向かいました。
最終受付にはなんとか間に合い、あと30分ですが大丈夫ですかと聞かれましたがokですと答え、入館しました。なぜ明日にしなかったかというと、明日は旭山動物園に行く予定だからです。本来なら動物園は今日行くつもりでしたが、パンクもあり、動物園自体がかなり早く閉まってしまったからです。これがあと数日前であれば夜の動物園といって、9時くらいまで開いていたらしいのですが、それでもまあ今日は雨ですし博物館に来れて良かったです!
博物館の展示はほとんどアイヌに関するものでした。昔のアイクの生活文化から、日本が北海道を開拓してアイヌが追いやられてしまうまでです。
まず、アイヌの人の考え方はすべてのものに心霊的なカムイが宿り、動物なんかはこれらが霊界?から肉体を借りて存在しているみたいな感じです。そのため、人が死んで送るときには霊界でも暮らしていけるように色々な道具も供えますが、道具をも傷をつけて物体と霊的なカムイを切り離し、カムイになった人がちゃんと扱えるようにするみたいです。
他にも狩りの方法やアイヌ民族の分布、外界との交流が紹介されていてとても興味深かったです!しかし30分しか見ることができないので、特に興味のある部分に要点を絞って見ていきました。<写真がないのごめんなさい。アクションカムで動画は撮影したのでいつかは挙げます>

17時になり、閉館となると次に向かったのはホテルです。旭川駅の方へ川を渡ると、その川の堤防道路が通行止めになっていました。なんとヒグマの目撃情報があり、しかも8月です。川の向こうには駅があってビルも建ち並んでいるというのにこんな場所でヒグマが出るなんて怖いですね。下手に野宿はできません。
そして目的のホテルへ到着。小雨で濡れていましたがチェックインし、受付の人がタオルを使いますかと言ってくれたのが嬉しかったです(実際には使いませんでしたが)!自転車はホテルの中の倉庫みたいな場所に置かせてもらい、荷物を持って部屋へ行きました。
部屋はツインでした。おそらく予約の際に禁煙の要望を出していたからだと思います。それでこの部屋になったのであれば少し申し訳ない気分になります。ベッドは片方には全く触れず、できるだけキレイに使おうと思います!
ホテルでは寒いので先に風呂に入り、作業をしてから夕飯を食べに行くこととしました。もちろん夕飯は旭川ラーメン!ネットで評判のお店へ歩いて行きました。すると店の前には人がかなり並んでいて、しばらく待ちましたがその間はブログが捗りましたね、
そしてやっと席が空き、こちらのらーめんや 天金さんの正油ラーメンを注文しました。旭川ラーメンの特徴は豚骨に魚介の2つのダシを合わせたところにあります。食べてみると確かに美味しい。特別な感じはしませんが、やっぱりダシがしっかりしているラーメンは美味しいですね!

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夕飯を食べたらホテルへ戻り、作業をしつつ寝ることになりました。明日は朝から旭山動物園に行くので早起きしましょう。久々のベッドで疲れも取れそうです!

今日のまとめ

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走行時間    3:05.54
走行距離    53.80km

食費    2290円
観光費    350円
宿泊費   3856円

計     6496円