114日目 雪月花廊という素晴らしい場所で 喜茂別→喜茂別
<2021年9月18日>
こんにちは、今日は雪月花廊で停滞ということで休憩、ブログを書いたり遊んで楽しむ日になります。いろいろと出来事がありましたが、ゆうたくんに合わせて一緒に遊んでいたのでどういう順番で遊んだかは覚えていませんし、この日はほとんど写真を撮っていなかったので時系列の逆算もできません。ということで、今日の内容は時系列順ではなく、どこで何をしたかでまとめて書いていこうと思います。
まずは起床後はライダーハウスにあるテーブルを使ってブログを書いていました。朝食に食べるものを買ってきていないので、お腹は非常食を食べて少し満たしました。遊ぶのも良いですが、今日は丸一日フリーなので時間を気にすることなくブログに集中できて書きやすい環境でした。
そうしているとライダーハウスにゆうたくんがやってきて、最初はかくれんぼだったかな?廊下を探している友達から逃げてきてライダーハウスの布団に潜り込み、その友達をやり過ごしていました。その時に僕が非常食のビスケットを食べているのを見てそんなの食べてるのかよとか言われたのを覚えています。
このように廊下をドタバタと子どもが走ったり、ライダーハウスの中を探しにきたりと雪月花廊の建物全体が小学生の遊び場になっていて、さらに昨日に比べてキャンプに訪れた家族が増えてきてとても賑やかな感じになっています。
雪月花廊で子どもが一番集まる場所は体育館です。廊下の突き当たりまでいくと体育館に繋がっており、たくさんの遊び道具が置いてあります。人気なものでいったらトランポリンでかなりの大きさがあります。実際に飛んでみても競技用のトランポリンと同じくらいは飛べました。それから体育館にはもちろんあるバスケットゴール、ボールが各種揃えてあり、バスケの試合をすることは無理そうですがゴール前で遊ぶことは十分です。子ども用の野球道具もありますし、卓球台と用具一式があって卓球もできます。スケボーや三輪車もあり、とにかく体育館のスペースを使って遊べるものが豊富に取り揃えてありました。
ゆうたくんに誘われて僕も遊びましたが、昨日は人が少なくてみんなで大はしゃぎしていたのに対して、今日はどちらかというとみんなを見て危険なことをしていないか監視するような立場でした。ゆうたくん曰く、子どもは遊び道具を散らかしたまま遊ぶのでボールがそのままになっていたりと危ないですし、トランポリンもバネに指を挟むとヤバいし、人数オーバーで遊ぶのも危険、こういったルール違反で設備が壊れてしまうこともあるらしいです。それなのに子どもの親は見てみぬふりや放置していたりとまったく頼りにならないから一緒に注意とかをしてくれと言われてしまいました。確かに親側はテントの設営やらで子どもを監視できないという場面も考えられますが、雪月花廊のゆうたくんが忙しいかかさんの代わりに監視をしなさいと言われている様子が想像できるので大人がしっかりとしなければいけませんね。
それで、昨日とか夕方の人の少ない時間は僕たちも体育館で遊んだのですが、一番やったのはトランポリンドッジボールですね。トランポリンの外の人が中の人を狙って当てて、中の人は避け続けます。当たったら交代するという単純なルールですがそれなりに体力を使いますし面白かったです。当然、僕が本気を出したら面白くもないのである程度は手加減をしますが、思っている以上に当てるのは難しいですし避けられないこともあります。いい具合にバランスがとれていて僕も楽しめました。他にも卓球とかバスケのシュートとかやりましたが、球技が基本的に苦手なので全身を使うトランポリンが一番よかったですね。
体育館に人が多い時間は僕たちはなかなか遊べないので、そんな時は別の部屋にあるビリヤードで遊びました。僕はビリヤードをやったことがありませんでしたが面白そうだとは思っていました。ルールとかはほとんど知らないので見様見真似で2人で遊んだのですが、これもとても面白かったです。
ルールは初めはナインボール(?)で、自分の番は白球を打ってテーブルの最小番号に当てる必要があり、ボールを落としたら自分の手番をもう一回、最初に9番のボールを落とした方が勝ちというルールです。白球を落としたり最小番号の玉に当てられなかったらファウルとなり、この場合は相手が自由な場所に白球を置いて手番を交代します(僕たちは初心者なので自由な場所で)。2試合目以降は少し慣れたのでゲーム時間を長くするためにナインボールのルールから玉を最大の15個まで増やして遊びました。
ゆうたくんは自分のキューがあるといってそれを使って遊びます。けど、途中で調子が悪くなるとキューが悪いのかもと交換したりしてました。僕は最初は玉を打つことすらままならなく、変な方向に打ち出したりしていましたが次第にある程度の確率でまっすぐ打てるようになり、そこでやっとゆうたくんと対等に遊べるくらいのレベルになったかと思います。それでもゆうたくんは体が小さいので遠くの玉を打ちづらいというハンデがあってですが。
ビリヤードがある部屋にはレコードとプレイヤーが置いてあって、ゆうたくんが気分を上げるために使おうということでいろいろいじってみて再生しました。曲はQUEENです。レコードを使って音楽を再生するのも僕は初めてだったので、初めて上手くいったときはその爆音にちょっと驚きました。アンプを使って音量を上げているのでしょうが、溝の掘られた円盤からこの音量にしてもまったく綺麗な音が流れてきていることが少し信じられませんでした。
他にも雪月花廊はここでしかできない経験をさせてくれます。廊下はまっすぐ一本、板張りであるのですが、ここをキックボードに乗って移動することができます。廊下を走ることですらダメと普通は言われるのに、雪月花廊の廊下はキックボードが合法で、よく利用する正面入り口&トイレの地点と体育館&ライダーハウスの教室前にキックボードスタンドがあり、ライダーハウスからトイレへ向かうのに大きく活躍してくれました。
そんな廊下にはこの建物の歴史や思い出がそのまま残されているかのような絵や作品が飾られています。天井から作品を吊るす見せ方は強くこちらの視界に入ってきて参考になりますね。雪月花廊は人が集まる場所でもありながら旧双葉小学校の史料館でもあるのです。1、2年生の教室には小学校のものが保存されており、3、4年生の教室には昔の駄菓子屋さんがあります。また、他の部屋には昔の鉄道関連のものも保存されていますがこれら全てが建物全体に溶け込んでいて、綺麗な建物のショーケースの中に展示されているのとは違った感覚です。元々は廃校になってしまって取り壊される未来だったであろう建物がこのように史料館になり、地元の子どもたちや旅人、家族連れにも愛される場所になったのは本当に素晴らしいしすごいことだと思います!
ちなみに、テントを張る場合は校庭・グラウンドに張ることになります。写真は翌日に撮ったものなのでそこまでですが、今日の夕飯時なんかはテントやタープやクルマやら、人たちがテーブルを出して夕食を楽しんでいる場所なんかをまとめると空きスペースがないんじゃないかっていうくらい混雑していました。
夕飯を食べる場所はカフェレストランで、ご飯はチキンとクリームシチューでした。今日到着したライダーさん2人と一緒に食べたのですが、めっちゃ美味しかったです!夕飯をお願いしている人は多いのでカフェのテーブルも埋まり、交代交代で食べていきます。今日は人が多いので食事をしながらのソーセージのセッションはありませんが、今晩は片付けの後にライブがあります。ご飯を食べたらお風呂に入って、その後にライブを見にいきました。
お風呂はライダーハウスに泊まっている人なら無料で使うことができます。ライダーハウスと反対側の廊下の奥にお風呂はあります。他の人が入っていれば順番を待ちますが今回は誰も入っていなかったのでそのまま行きます。少し狭めな空間で人数がいると入りづらそうですが、浴室は石と木でとても良い雰囲気でした。旅中はお金を払って温泉にでも行かないとお風呂はないので嬉しいですね。
お風呂の後、時間になったらソーセージの皆さんのライブです。さっきまで夕食会場だった場所もライブ用にセッティングされて、ライトとかも設置されています。ソーセージは雪月花廊の廊主のととさんが天国へ旅立ってしまってから毎年ライブをしているそうです。たまたまソーセージの皆さんの訪れる日と一緒になってライブを聴くことができてとても良かったです!ライブが終わったらソーセージのグッズを買ったりしてだんだん夜の寝る時間になってきました。
さて、明日以降の予定については昨日時点ではまだ決まっていませんでした。札幌の友人の家へ遊びに行くかもしれないということで色々と調べて連絡もとってみると、明日から遊びに行くのが日程的にいいだろうと決まりました。雪月花廊からちょっと遠いですが、喜茂別から札幌までバスが走っているので交通手段の面では問題ありません。それで友人の家へ遊びに行くと2、3日はそこで潰れてしまうので夏休みも終わりに近づいている今、仙台まで行くことを考えるとそこまでのんびりしていられないことになりました。
というわけで名残惜しいですが雪月花廊は明日に出発します。札幌行きのバスを電話で予約して(予約必須です)、バスに乗るまでの計画を立てて準備をしました。2日間だけの滞在となりましたが、それだけでも雪月花廊は本当にいい場所だと感じましたし、できるならばもっと居たい場所ですね。まあ、今言っても次があるのでまた別の機会に訪れることにして、その時を楽しみにしたいです。
今日のまとめ
食費 1000円
宿泊費 1000円