多忙大学生が自転車で行く日本一周

課題に追われる大学生が日本一周の出来事を記す備忘録的なブログです

80日目 神威岬と自転車点検 積丹→小樽

こんにちは、今日は昨日に行きそびれた神威岬に行ったあと、小樽あたりまで走っていきます。あとから考えれば札幌まで走れたと思いますが、まあいいでしょう。小樽観光は調べてみたんですが運河くらいしかパッとしなかったので、早めにつけばそれはそれでブログでも書きます。あと、自転車屋さんがあるので可能ならば北海道の何もない場所を回る前に壊れそうな箇所とかを見てもらいましょう。

起床は7時。今日も今日とて二度寝かまして行動開始が遅れました。天気は曇りでテントの中もかなり涼しく、これが起きれなかった要因の一つだとも思います。外に出て曇りだと知ると残念な気持ちで、昨日なら晴れの神威岬を見れたのになぁと思いながらパパっと片付け。

自転車が別の場所にあるので出発が8時半になりました。正直、神威岬へ行けるようになる8時に門に到着しておいてやろうと思っていましたが、それから比べると遅れた出発ですね。

6kmを走って神威岬の門を通ります。当然開いていていますが、そこからが坂が厳しい道のり。下から見て急な坂を上っていると何台か車が追い抜いていきます。S字を描かないとキツイので車が来ると避ける訳ですが、この車の人たちもみんな神威岬を観光しに来たんだなぁと思います。

最後は少し下り坂になって神威岬の駐車場に到着。ぼちぼち車はとまっていますが、駐車スペースにはまだ余裕があります。いい感じのところに自転車をとめて神威岬の先端まで歩いていくことになります。看板を見ると1時間くらいかかるそうで、ちょうど売店が10時から始まるので帰ってきた頃に開いていることでしょう。

f:id:miuraoro:20210826112035j:plain

最初の坂を上った先からは岬の尾根とかに歩道があって今までの岬とは雰囲気が違います。特別に端な岬でないのにみんなが来るのはこの特有の地形が良いからなんでしょう。写真を取りつつ少し早めに歩いて岬の先へ向かいます。

f:id:miuraoro:20210826112213j:plain

途中にあるのが女人禁制の門で、もともとは神威岬アイヌの聖地でしたので、ここから先に立ち入ることができるのは男だけだったのです。今では何があってか女の人も先に進むことができるようになりました。最近は文化というものに興味が湧いてきて、アイヌの文化についてもせっかく北海道に来たわけですしちょっとは勉強したいと思うところですが、ここはアイヌの人々にとってどう言った意味がある場所なのでしょうかね。

f:id:miuraoro:20210826112354j:plain

f:id:miuraoro:20210826112729j:plain

そこからもしばらく歩いて到着した場所は正直そこまですごい場所とは思えませんでしたが、これは天気が曇りなのが原因なのもあるかもしれませんね。本来ならこの辺りの海は積丹ブルーと言って、この前の綺麗な海のような感じになっているはずです。神威岬全体で行ったら今日は行くまでの道中の方が興味深い景色だったと思います。

f:id:miuraoro:20210826112549j:plain

こういう風に綺麗に見える部分もありました

岬で写真を撮ってから戻ると、確かに1時間くらいかかっていました。なので駐車場へ戻ったら売店へ行き、ピンバッジとかないかなと探したのですが、ちょうど良いものがなくステッカーを一つ買ったのみでした。

神威岬の観光を終えたら小樽方面へ走っていきます。次は25km先のセイコーマートです。もう時間が10時半になっていて、朝食がないのでお腹がけっこう空いてきています。売店にいい軽食があれば食べていたのですがね。ルートは229号線で積丹半島はまわりません。すこし内側を走って丘を越え、坂道が少し大変でしたが美国のセイコーマートへ到着です。ここで軽くご飯を食べながら、いい感じにお昼が食べられるお店を探しました。しかしどこも海鮮メインでお値段が少々はります。結局いいお店は見つけられませんでした。

そしてセコマで休憩していると話しかけてくれた方がいました。仕事でこっちの方へ来た方で、この辺りにいいお店はないか聞きましたがやはり観光地価格のお店ばかりだと言っていました。そしたらその方が誘ってくれたのが、ここでご当地のビールを作っている仕事をしているからもしよかったら宣伝してくれないかということです。すごいありがたい話でしたが、僕なんかそんなに発信力もないですし、期待するほどのお役に立てないだろうからうーんという感じでいたらその話も無くなってしまいました。

後から考えてみれば本当に惜しいことをしたと思います。せっかくそうやって話してくれたのですからどうせなら付いていって、ビールの製造過程でも見学させて貰えば良かったです。本当に惜しいことをした。ちなみに誘ってくれたのは余市ビールというクラフトビールで、なんと今年に醸造を開始した新しいビールなのだそうです。興味がある方はぜひ飲んでみてください。僕は売っているところがわからず残念ながら飲んでいません。

そしてかなり後悔しながら先へ進みます。今回の失敗から反省して次回に繋げればいいのですから!次の目的地は余市の道の駅です。20kmくらいを走って14時に到着。こちらの道の駅スペース・アップル余市は名前の通り宇宙とりんごに関わりが深いらしく、余市が宇宙飛行士の毛利衛さんのふるさとということで隣には記念館があったりします。ですが今回は記念館にははいりませんでした。ミュージアムショップでも宇宙食が売られていたりと面白そうですが結局買いませんでした。ここから先のことについて調べるために長めに休憩し、トイレ掃除のおばあちゃんと話したりしながら次は小樽の先にある自転車屋さんへ向けて出発です。

ここからはまずは小樽を通り過ぎて自転車屋さんで今の状態を見てもらいます。北海道はこれから札幌を越えるとどんどん何も無くなっていくはずですから、そんな場所で簡単には修理不可能な故障が発生してしまわないように全体的に点検をしてもらいます。そして次にユニクロへ行き、昨今の寒さから対策が必要だということでタイツを買います。そしたら小樽まで戻ってきて、途中で夕飯を食べてもいいですしホテルに入ってからでもいいと思います。小樽観光に関してはするならホテルの後になると思います。しかし予想外に小樽と札幌が近く、今日は小樽と決めていたのでそこに泊まりますが、行こうと思えば札幌まで全然いってしまえる距離でしたね。

余市から小樽までは25kmほどですが、予想外にアップダウンがありました。そんな中天気も怪しくなってきて、さっきのおばあちゃんに言われたように雨になるんじゃないかと思いながら坂を越えて小樽に到着。そしてたまたまですが自転車屋さんに行くルートが小樽運河の隣の道だったので、走っていて運河をみることができました。正直、そこまですごくはないのでここで見れたらあとはいいかなと思います。レンガ倉庫?みたいなお土産屋さんもありますが、そこは人が多くて到底いけないでしょうし。

小樽中心地を超えて目的の自転車屋さんがある朝里側になると道が非常に混んできて、5号線を走っていたのですがトンネルがあって車が詰まっています。これは通ることができない。というわけで迂回の道へ進んで行きましたがこちらも道が混んでいました。そうすると道がなかなか渡れない上、さらに雨が降ってきて大変です。トンネルを抜けた部分に合流してからもアップダウンがあり、雨とのダブルパンチで大変になりながらも16時半に到着しました。

今回の自転車屋さんのアイクルショップ朝里さんには事前に電話をしていました。日本一周でこういう経緯で全体的に見て欲しいといっていたので、電話の人であると確認がとれたら自転車についている荷物を全て取り外して、店内の作業台に自転車を乗せてあとはおまかせとなります。待っている間は親と電話をさせてもらったりしながら待ちました。

f:id:miuraoro:20210826112849j:plain

点検の結果は全体的にはガタがきているところはないとのことでした。チェーンが伸びているとのことですが、まだしばらくは大丈夫であり、ここでチェーンを変える場合は同時に歯車部分であるスプロケットも交換しないといけないみたいです。チェーンが時間をかけて伸びると同時にいい感じにスプロケットも適合していくがために、ここでチェーンのみを新品にすると噛み合いが悪くなって結果的に悪化することになるとのこと。しかし残念ながら僕の自転車に付けられているスプロケットがついさっき売り切れとなってしまって、こちらではチェーンなどを交換することができないらしいです。

結果として致命的なガタが来ていないということでそのままこの先も行くことにしました。これで変な部分に不安を持ちながら走行しなくて済むので気が少し楽になります。サイクルショップ朝里さんにはお礼の言葉と感謝の気持ちも伝えて次はユニクロです。こちらは小樽の朝里側にあるのでちょうどいいですが、意外と小樽にユニクロって1店舗にしかないんですね。タイツは極暖のにしようと思っていましたがこの時期だと普通のヒートテックのものしか売っていなかったのでそれで。

そしたら夕食に良さそうなお店を探しながら今日の宿であるドーミーインまで向かいました。しかし途中にある店はどれも高そうな寿司屋ばかり。結局、いいお店は見つけられないままホテルへ到着しました。一つだけあったのは居酒屋の海鮮丼で、人もいましたしここは最終手段としましょう。

ホテルでは自転車はフロントにて預かってもらうことになりました。ある程度の荷物を持って自分の部屋へ行きます。今日はカプセルタイプです。しかしこのホテルは普通にいい感じのホテルで、そこにカプセルルームが併設されている感じ。なのでサービスが良く、風呂上がりにはアイスが食べられたり夜には無料でラーメンが食べられます。さすがに夕食は食べに行きますが、このラーメンも食べるとしましょう!

ホテルにて周辺の飲食店を探しました。すると出てきたのがあんかけ焼きそばを出しているお店で、これが量が多そうなので行ってみました。距離が近いので歩きで向かい、10分くらいでお店が見えてくるとなんと営業していません。今日の営業時間が終わったかのかどうかは分かりませんが、Google Mapでは大丈夫と表示されていただけに残念です。しょうがないのでホテルへ歩きで戻りながら適当にお店に入ることにしました。

するとちょうどあったのが若鳥時代なると本店さん。こちらのお店もホテルで調べていて出てきていました。鳥の気分でなかったためにすこし迷いましたが入店、どうやら居酒屋っぽい感じのようです。しかしちょっと変わっているのが注文スタイルで、メニューを見て決めたらレジまで行き、先払いで注文をします。なので今回は若鳥定食のみでしたが、飲みできて何度も注文するのはかなりめんどくさいでしょうね。

f:id:miuraoro:20210826112939j:plain

少し待って料理が到着、若鳥定食はこちらのお店の看板メニューでさる若鳥の半身揚げがついた定食です。なので鳥のボリュームがあり、それなりにお腹が膨れそうで嬉しいです。最初は鳥の胸あたりから食べていきましたが、パサパサ感も気にならず塩味でおいしいです。そして手羽を食べると味や食感が違い、こちらはパリッとした部分が多くて好みです。やっぱり鳥の半身を上げているだけあって部位ごとの味が楽しめるのが特徴ですね!ただ、骨が邪魔で少し食べるのに苦労しますが。最後にももの方を食べ、こちらはやっぱりジューシーで美味しかったです!

f:id:miuraoro:20210826113044j:plain

店の外にはこんな自販機もありました

夕食を食べたらホテルへ戻ります。風呂へ入り、アイスを食べてからは休憩スペースで作業をしました。そのためにちょっとコンビニでコーヒーを買ってきて、今日は気合を入れてブログを書きます。それから今日の反省点から日本一周の看板を新しく作り直しました。前回のイラレデータが消えてしまったのでトレスから始め、30分ほどでしたがそれなりのものを作ることができました。今回注意した点は文章を入れることで、休憩中に話しかけてくれた人というのは話と同時に無意識に看板を見るものです。なので看板には”ご当地のグルメ情報などを探しています”の文章を入れて話しかけてくれた人から話題を出してもらいやすくしました。そのほかにもよく聞かれる内容は書いて、各種データの更新をしました (前に作った看板は九州あたりまでの行程しか書いてなかったので)。

そんなことをしていたら夜のラーメンの提供時間になり、人が結構きました。やっぱり皆さん無料という文字には目がないんですね。ラーメンを待つのも嫌だったし僕はしばらくは食べずに、提供時間の最後の方に注文して食べました。味はインスタント麺といった感じですが夜の小腹が空いた時にはとってもいいですね!

f:id:miuraoro:20210826113148j:plain

それからもしばらく作業をして、休憩スペースが閉まってしまう深夜1時近くまでやっていました。これでも思うところまでは作業は進みませんでしたが、まあノルマ分は終わったので良しとしますか。明日は札幌をゴールにすると近すぎるので、前から行きたかったライダーハウスの旧萱野駅さんに宿泊しようと思います。距離もちょうどいいですし、これで札幌は道庁にいって買い物をする程度で長居せずに通過できます。また、たま子さんが千歳にいるみたいでうまくいけば合流できるかもしれません。なので連絡を取りつつ就寝しました。

今日のまとめ

f:id:miuraoro:20210826113207p:plain

走行時間    4:56.03
走行距離    89.94km

食費    1946円
服      990円
ステッカー  250円
入湯代    150円
宿泊費   2751円

計     6087円