多忙大学生が自転車で行く日本一周

課題に追われる大学生が日本一周の出来事を記す備忘録的なブログです

51日目 四万十ジップラインと愛媛県南部観光 (西土佐)→大洲→松山

こんにちは、今日はレンタカーで愛媛県南部を観光します。そしてレンタカー返却後に余裕があれば松山方面へ自転車で走っていきたいですね。とにかく今日は朝にまず起きてジップラインを最初にやることが重要です。起床は6時ごろ。朝の6時にこのあたりではチャイムが流れたので(まんま学校のチャイムでした)、この辺りの人は6時には活動を始めるんですかね。それで昨日やり残した洗い物なんかをしたり、朝食に寿司を食べたりしました。ジップラインの最初の開始時間は9時ですから、余裕をもって8時にキャンプ場を出発したいと思います。それまではブログを書いたりしていたらすぐに時間が過ぎてしまいました。

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今日の寝床はこんな感じの小石の河原です

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昨日に買った3割引の寿司


というわけで8時過ぎに出発。ジップラインのある道の駅四万十とおわまではたま子さんに運転してもらいました。昨日もですが、レンタカーは基本的に交代で運転していくつもりです。そして道の駅に着いたのは8時半。ジップラインの受付小屋までいってみると、実際にジップラインが行われるのは9時半からで、それの15分前までに受付を済ませれば良いみたいです。とにかく、朝9時になるまでは受付も開かないので道の駅を散策したり、ブログを書いて時間を待ちました。

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そして9時になり、受付をしました。どうやら9時半のジップラインは僕ら二人以外に、一人おじさんがいるみたいです。それで、ジップラインをやるにあたって靴に規制がありました。ビーチサンダルなんかはもちろんダメで、つま先やかかとが覆われているものでないといけません。ダメな靴の例としてなんと写真付きで僕らの履いているkeenのh2が示されていました。もともと岩場で履くものだし、下に靴下を履いているから大丈夫だと思いつつも、しょうがないので靴のレンタルをしました。

受付小屋のある場所はジップラインの終点側になります。そのため起点側に移動するのですが、これは車で移動しました。普段は川船で運んでくれるらしいのですが、やはり一昨日の雨で、これから数日間は川船は出せないそうです。時間も近づき、ジップラインを滑るための道具-ハーネスを装着してもらいました。たま子さんはこの時点で少し興奮気味。僕は以前にフォレストアドベンチャー的なので経験があるので同じ感じだなーとか思っていましたが、プーリーの部分にハンドルが付いていて、ここが違うことに気づきました。

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こうしてハーネスを装着していると少し雨が降ってきてしまいました。やっぱり快晴だった昨日に滑りたかったですね。まあ曇っているのはどうしようもなさそうなので滑っている間に強く降らなければ良しとします。そして車でジップラインの起点、つまり川の反対側まで移動しました。10分ほどだったと思いますが、車の中では係の人たちとの会話が面白かったです。このジップラインの人たちは友人みたいな感覚で話しやすかったです。

川の反対側まで到着しました。ここから歩いて階段を上り、スタート台の前で最後の講習を受けます。僕は以前の経験とほとんど同じでしたがね。プーリーについているハンドルはやっぱり滑っている間に掴んでもokで、ここを持ちながら手首を捻ることで体の向きを調整できます。前回はこれがなかったので着地の向きを制御できず、背中を盛大に汚した思い出がありますね。

そしたらいざ、ジップラインを滑っていきます。2本が平行にあるので、二人同時に滑ることができますので、最初は僕ら二人で、そして最後におじさんが滑るという順番になりました。アクションカメラを頭につけ、動画を撮影しながらスタート地点へ立ち、座った状態から足を浮かしてスタートです。ジップライン上の時間はわずか二十数秒ですが、足元に四万十川が流れ、周りの山々を見ることができるジップラインはなかなか楽しかったです。たま子さんは初めての経験に大興奮でした。最後にはジップラインの係の人が撮ってくれた動画や写真をもらいました。こういうサービスが無料なのはいいですね。他の観光スポットも見習ってほしいです(観光客の目線ですが)。

最終的にジップラインは係の方々の対応の良さもあり満足したものでした。これで四万十川にてそれらしい体験ができました。そうしたら次の目的地へ向かいます。こちらの道の駅を出発したのは10時過ぎでした。今度は前に炭のインテリアを買った道の駅ビオスおおがたです。ここへはたま子さんがやっぱり炭のインテリアを僕みたいに買って送ればよかったというので、ちょうどいいしもう一度行くことにしたのです。前に自転車で走った四万十川沿いの道を逆に進み、11時半に到着です。ここへの道までで車の中が妙にぽかぽかで眠かったので、コーヒーを買ったくらいで僕の用事はすみました。たま子さんの宅急便をすこし手伝ったりしながら、ここを出発したのは12時前です。

ここからは僕の運転で四国最南端である足摺岬まで行きます。もともとは行く予定がなかったのですが、足摺岬を含めて他にも行きたいなと思う場所が綺麗に並んでいたので、これらを見に行くことにしたのです。足摺岬までの道は中村の市街地から少し行っただけで坂が増え、本当に自転車で来なくてよかったと思いました。そして雨も結構降ってきて、足摺岬を実際に見に行く時はやんでいるといいのですがどうでしょうか。

車で1時間ほどかけて足摺岬へ到着。13時です。雨はなんとか小雨の状態のまま展望台まで行くことができました。やはり展望台からの景色はここまでに坂が多かったことからわかるように切り立った崖になっていました。それも垂直に近い崖がかなりの高さあります。今まで行った岬の中で一番切り立っているんじゃないかな。景色は綺麗ですが、まあそれくらいで、雨が冷たいのでもう車に戻ることにしました。灯台の方へは行っていません。やっぱり車で快適に来てしまうと有り難みが薄れてしまいますね。

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まずは足摺岬の展望台からの写真。切り立っていますね!

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雨で猫も雨宿りです


足摺岬を去り際にはお土産屋さんを覗きましたが、ピンバッジもステッカーもなかったのでそのまま出発しました。キーホルダーは良いのがあるんですが、これがどうにかしてピンズにならないものでしょうか。そしてこの次は大堂海岸という所です。こちらは鳥取で会った佐川さんが教えてくれた場所で、面白い海岸が見れるとのことで向かってみます。しかしgoogle mapの画像がすごく古くてどんな場所なのか想像もつきません。とりあえずはgoogleのナビ通りに結構険しい道を進みました。そして到着した展望台。確かに写真と同じ場所ではありますが、残念ながら展望台の目の前に木が生い茂っていて海は見られませんでした。まあしかし、google mapの写真が面白いのでこれの通りに写真を撮って遊び、面白かったです。また、こちらへ来る途中の険しい道には一瞬視界が開ける場所があり、そこから見える道路が綺麗でした。

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今のパソコンに画像編集ソフトが入っていないので、とりあえずイラストレーターで作りました

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途中の道からの景色。視界が急に開けてすごく見えましたが、写真だと微妙ですね


さて、この次は今日の目的でもあった紫電改展示館へ。たま子さんの運転で50kmくらいで着きましたが、なんか道にテープが張られています。結構嫌な予感もしながら急いで見に行くと、紫電改展示館は館内整備のため休館中とでていました。もう本当に残念です。紫電改はかなり好きな機体だったので四国一周中に絶対に見に行きたかったのですが、これじゃあ無理ですね。せっかく予定を変更してまで来たのに。ネットのホームページの方は更新日時が2019年を最後にしていました。

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最初にこのロープが見えた時から嫌な予感がしていました

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しかし休館理由は整備のためらしい


気分もだいぶ沈んでいますが、次はたま子さんの知り合いが教えてくれた石垣を見に行きます。このあたりでたま子さんは僕の運転を見てエンジンブレーキが使えるようになりたいと言っていたので教えながら走っていたのですが、坂が多くて速度も速く、正直結構怖かったです。それで到着した外泊は石垣の街で、山の斜面に石垣で平地をつくり、そこに家などを立てているという変わった街並みになります。これが想像以上に良くて、下の方に停めた車から石畳の坂を登るまでは石垣はメインストリート沿いにしかないんでしょうと思っていました。しかし、実際は入り組んだ街全体が石垣になっていて、まさに石垣の街。面白い空間の中を散策することができました。また、雨が降った後あったので滑りやすく、藻が生えている部分なんかもありました。ちなみに外泊は近くの中泊の人口が増えすぎた結果、昔の行政が今の外泊に街を作ってそこへ人を移したとかそんな感じだったと思います。

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外泊の風景。メインの石畳は撮り忘れました

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車の近くに猫がいました

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めっちゃ僕の方に近寄ってくる!


そして外泊の散策を終えたらもうレンタカーを返しに行きます。もう時間は16時をすぎていますので、これから観光していたら間に合いません。なんならまっすぐ向かっても間に合うかわかりません。ここからは自分が運転をして、高速なども使いつつ大洲まで向かいました。しかし、想像以上に高速が始まる場所が遠く、そこまでは56号を走っていたのですが交通量もそれなりで、追い越しなどもできないままそれなりに時間がかかりました。そんななのでやはり17時に大洲へ返却できそうもないのでたま子さんに電話で時間の延長をお願いしてもらったところ、全く問題なく1時間延長できました。こういうレンタカーの借り方だと閉店時間を気にしすぎる必要がないのでいいですね!

そして最終的に返却場所のエネオスへ到着したのは17時45分。途中、たま子さんは寝ていましたが、これは自分の運転がそれなりに良いからだと思っていて、ある意味うれしかったです。エネオスの方々も返却時にも親切にしてくださり、別れ際には店に無料で置いてあるものですが、ポケットティッシュとウェットティッシュをたくさん持たせてくれました!ちょうどトイレットペーパーがなくなってきて、でも四国一周ももうすぐ終わるので地味に嬉しかったです!

さて、この返却に関してですが、僕らは結構急いでいました。それはなんでかっていうと日の入り時間に関係していて、ここから今日の目的地である松山までの間にはちょっとした有名な下灘駅というのがあります。これはかつて海に最も近い駅でして、今は国道が改良されたのでその名は無くなりましたがそれでも海が綺麗に見える駅であることに変わりはありません。日本一周をする人にとってもこの駅は割とスポットになっているらしく(たま子さん情報)、ぜひ明るいうちに見にいきたかったのです。

しかし、ここ大洲から下灘駅までは比較的平坦かつ下りもそれなりにあれど、距離が25kmもあります。日の入りは最近は長くなりましたが、タイムリミットはあと1時間弱。さすがに夕日に間に合うのは絶望的かもしれませんが日が沈んだあとのトワイライトな風景を見れるかもしれないのでとにかく急ぎました。

大洲からはまず海へ出ます。県道24号線です。こちらの道は本当に良かったです。道はきれいだし、川沿いにゆるく下っていくのですが山を縫いながら、カーブを曲がると日が見えたり隠れたり、山の景色が変わって景観も良いです。風に関しても無風で、たまに追い風が吹いたりしたおかげで30kmを超える速度で巡航したりしていました。僕でも本気をだせばこんなに速く巡航できるんですね。頑張って漕いでいる割には息切れもなくて、たまに来る上り坂で急に速度が落ち、バテたりしたのみでした。

そして県道24号で海まで出たら378号線を走っていきます。この道は本当に海の隣を走っていって良いです。海に出たのはまだ日が暮れる前だったのでとりあえずは夕日を背にしながらう海を走るということが達成できたわけです。

378号になると、県道24号であったゆるい下りがなくなります。しかし速度の低下はそれほどおこらず、時速30kmくらいは普通に出して走っていきました。このあたりまで来た時点で流石に明るいうちに下灘へ到着する予感はもうありました。しかし太陽自体は背にしていた関係で気づいたら沈んで沈んでしまっていましたね。途中にはなんか道路沿いに戦闘機のハリボテ?模型を作って展示している民家がありました。ものすごく興味があって写真も撮りたかったですが、いまは流石に急いでいるので泣く泣くスルーです。その民家の横あたりまで視線が下のほうにいっていて気づかなかったのが今でも悔やまれます。確かP51マスタングは確実にあって、ドイツ機(フォッケ?)、日本機(緑塗り、多分紫電改とか)があったと思います(今探したら、ここは模型飛行機道路公園と検索すると出てくる場所です)。

そしてやっとのことで下灘駅へ到着。最後は国道から外れて上りがありましたが、なんとか19時2分に到着。日の入りから5分ほどしかたっていないのでまだ明るいです。駅には3組ほどグループがいました。ゴールデンウィークも終わったのに結構いますね。僕らが到着した頃にはポツポツ帰り始めていました。そしてまだ明るいうちにいっぱい写真を撮りました。海の感じは少ないですがまあ良いでしょう!

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灘駅のトワイライト

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これはセルフタイマー撮影で失敗したもの


さて、下灘まで来たらあとは急ぐ予定もなく松山まで走ります。ここから30kmほど。快活に泊まる予定なのでのんびりいきます。しかしここまで急いで来たために汗が冷たい。日も完全に沈んでしまったのであとは体を動かして温まるしかなさそうです。そしてまず目標にしたのは吉野家。20kmほど先です。僕はそれほどでもなかったのですが、たま子さんが定食のご飯おかわり自由に食らいついてぜひ行こうということになり、僕も走っているうちにだんだんそんな気持ちになっていきました。

引き続き378号線を走っていきましたが、松山の平野へ出る前にあった最後の峠、これが100mほどではありましたが当時の僕にとっては結構辛かったです。途中の自販機でコーラを買ったりして休憩をしました。また、このときにたま子さんの充電式のライトが切れてしまったので僕の(頭につける方の)ヘッドライトを貸してあげました。

そしてなんとか峠を越えたらもう吉野家までは近いです。20時45分に到着。店に入ろうとした所ここで悲劇が。なんと時短要請でもうテイクアウトしかやっていませんでした。テイクアウトでは定食のおかわりはできません。たま子さんはそれでも諦め切れないらしく、テイクアウトの交渉をしていましたがやっぱりダメでした。

しょうがないので別のお店を探します。向かいにあったマックも候補でしたが、もうご飯の気分になっていたので先にある大阪王将へ向かいました。大阪王将は1kmほどの場所にあるのですぐに着きましたが、これがショッピングモールの中にある感じでしたのでフードコートの営業終了と一緒にもうしまっていました。google mapにはもっと長い時間やっているって書いてあるのにつくづく裏切られます。

最終的には結局マックになりました。松山へ向かう途中のさっきとは別のお店です。もちろんテイクアウトしかやっていないのでやけになってハンバーガーを7つ注文しました。もういっそハンバーガーいくつ食べられるかチャレンジをすることにしたのです。宿泊先も快活ですから、持ち込みがOKであとでそこで食べる予定です。しかしとりあえずここまでで体力を使ってきたので、すぐにいくつかのハンバーガーは食べました。みるみるうちにお腹に入っていき、あっという間に3つ食べたら出発です。

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マックから快活までは4kmほどでした。ゆっくり走りながら22時少し前に到着。松山の快活は商店街の中にある感じなのでまずは駐輪場を探さねばなりませんでしたが、ちょうど良いことに向かいが駐輪場でした。管理人さんに聞くと出庫時支払いで、さらに商店街利用者は駐車料金が無料。快活でそのために必要な駐車券を1日、200円分である2枚をもらってきてね!と教えてくださって、自転車を停めました。

そして22時に快活へチェックイン?。今日は大学の後輩向けの会の打ち合わせをやっていたのでそれを聞きながらご飯を食べ、ブログを書き、課題を進めて最後はシャワーを浴びて寝ました。確か24時ごろの就寝です。今日はレンタカーで観光した上に結構走ったのでなかなかに頑張った日だったと思います。

今日のまとめ

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走行距離    54.79km
走行時間    2:36.06

食費     1090円
お土産代    700円
ステッカー   300円
ジップライン 2830円
雑貨      170円
宿泊費    2728円
計      7818円

明日は松山を観光してからサイクリストの聖地でもあるしまなみ海道に入り、そこにある歩行者や自転車でないといけないキャンプ場で泊まる予定です。そのため、残念ながら大学の後輩のための会に出席できなさそうですね。せっかく参加していたのに残念です。