７０日目 銀山温泉の街並みと茶屋にて 天童→大蔵村周辺
こんにちは、今日は楽しみにしていた銀山温泉へ行きます。ここは日本一周で行きたいスポットの５本の指に入るくらいの場所じゃないかな。大正ロマン的な建物が川に沿って並ぶ温泉街で、昔に銀山で掘っていた人らが見つけたから銀山温泉というらしいです。そしていくつもの作品の舞台ともなっている場所で、ラブひなというアニメの聖地でもあるので絶対に行きたかったわけです。そんな銀山温泉は今日寝ていた天童から45kmくらいあります。元々宿泊予定だった山形からアドバンテージ？はあるものの、コンスタントに進んでいかないと昼までに間に合わないでしょう。頑張って行きます。
起床は７時ごろ。できるだけ早くに出発したかったのでこの時間は遅いです。朝食やいろいろな支度をして８時に快活を出発、まずはとにかく進んでいきます。1~2kmほど進んだらたま子さんが泊まっていたであろう道の駅があるのですが、いないかなーって感じで眺めていたらいました。彼もちょうど荷積みを終えたところらしくてちょうどよく合流できました。ここから二人で走って行きます。道はそのまま１３号、路側帯はそれなりの幅もあって走りやすいですが、昨晩に車がいなかった頃と比べると走りづらさはあります。15kmを超えたくらいで銀山温泉までに２回の休憩をしました。２回目の休憩は尾花沢にある銀山温泉に最も近いコンビニで、ここから上りになるためしっかりと休みました。しかしこの時点で１１時半に近い時間です。しっかりと晴れで出発してからは汗をかきながら坂を上って行きました。最初の7kmくらいはゆったり田んぼの中を上っていくのでまだ大丈夫でしたが、道の横にある工事現場の足場みたいなのはいったい何なのでしょうか。画像はないのですが、どうやら可動式で太陽の光を遮るのが目的のようです。
最後の数キロは山の中を走るような感じで勾配もキツめになりました。速度が落ちるので風が当たらず、汗がダラダラと垂れます。それでも温泉に入れるとわかっているので気合は入り、１２時ごろという時間にもかかわらずなんとか銀山温泉に到着することができました！これから先に駐車場はありませんという案内がありましたが僕らは自転車なので無視、坂を下った先にある橋にて止まって見た風景が銀山温泉の画像の通りでした！
銀山温泉では前からたま子さんとは別行動にしようと言っていました。これは僕が聖地巡礼で見たい場所が違うからです。そういうわけで道の邪魔にならない日陰の位置に自転車を駐めて銀山温泉の観光を始めました。
一通り歩いたらもちろん温泉に入りたいわけです。汗もかいていますから。ラブひなの風呂のモデルにもなっている場所に行きたくてネットで調べたら、そこには衝撃の案内があり、なんと今日に限って銀山温泉の全ての日帰り温泉は休みということです。たしかにたま子さんが温泉を実際に探しても休みだったと話しており、これではここに来た楽しみの半分くらいが消えてしまいます。最悪の場合は川の上のほうにあった滝で水浴びをしようかなと思っていましたが、一つだけ日帰りで温泉に入れるところがありました。古勢起屋別館さんです。ひょうたんの形をした湯船で、ひょうたんの小さい方に源泉を入れて冷まし、大きい方に人が入る感じです。しかし、僕がはいったときはひょうたんのどちらも同じ温度でちょっとぬるめのお湯でした。
それで温泉を出てから本格的に聖地巡礼です。まず、一番のメインであるひなた荘のモデルとなった建物は改築工事でほとんど、というか全く見ることができませんでした。これは事前に分かっていたことなのでしょうがないです。６月時点では１階のみの工事だったので少し期待していましたがダメでした。
しかしそれ以外はいい感じです。銀山温泉の景色、物語に出てくる建物なんかを見ることができました。そして一通り見たら茶屋で休憩しました。この伊豆の華さんも建物のモデルになっており、そんな場所でゆっくりできるなんてなんともありがたいです。まずはお昼ご飯で冷やし肉そばを食べました。肉は鴨肉で、その旨味がしっかりと出ておりおいしかったです！
それから食べ終えたらそばパフェを注文。このお店は時間によって出しているメニューが変わりますが、お昼の時間が終わって茶時のメニューで気になったものです。出てきたパフェを見て納得で、揚げたそばが突き刺さっています。それにソフトクリームはおそらくそばソフトでしょう。そばソフトは単品でもありますし、ちょっと茶色が混じっています。味に感じては全然普通に美味しくて、そばを揚げたものは甘くはないですがパリッとしていてソフトと食べれます。そしてソフトの部分が想像以上に美味しかったです。パフェだとちょっとお高いのでそばソフト、おすすめですよ！
伊豆の華さんで食べた後もしばらくブログを書いたりしていました。ほかの席にいる人も本を読んだりしてのんびりしています。なんというか、作家が温泉街にこもる気分が分かったような気がします。温泉を巡るとかではなく、こうして良い雰囲気の中でのんびりとするのが何とも心地よいのです。銀山温泉自体の大きさはそこまではないので宿泊するほどでもないかなと最初は思いましたが、この感じを味わったら長い時間いるのも全然アリだなと思うのでした。
結局、銀山温泉には４時間半ほど滞在しました。たま子さんは実は先に出発しています。実は明日に肘折温泉という場所へ寄り道しようと僕は考えていて、彼は先を急ぐべくなんとここから酒田まで行きました。そのためここからは一人での旅となります。運がよければまた会えるでしょう。僕は伊豆の華の窓から彼を見送りました。
そして僕が銀山温泉を出発したのが１６時半、ここから尾花沢で買い出しをしてからとある地点で野宿をします。明日は肘折温泉へ行くと言いましたが、そこはなんと500mとか上らないといけない場所なんですがバスが通っており、今回はそれを使おうと考えています。そのため、バスの時間とバス停に近いように今夜は小国川という川の河原で寝ることにしました。ここは最上川があって野宿には困らないと思っていたのですが実はそれは違って、河原が少ないし降りる道もないなど意外とダメです。しかし衛生画像を見ていたらその小国川という川には河原へ降りれそうな道があったので今夜はそこへ行ってみます。候補地は２つあるので片方がダメでも保険がききます。
尾花沢までに徳良湖を見ましたが普通でした
それで尾花沢では夕食を買いました。尾花沢名産のスイカです。どうせならかぶりつきたいと思い、1/8カットのものを買いました。スイカ自体は好きなわけではありませんが尾花沢名産と聞き、たびたび道の直売所で売られているのを見れば食べたくもなります。スイカを買ったら氷をできるだけ詰めて保冷しておきました。
そしてスーパーから今日の野営地へ、20kmくらいと意外と長くて日が沈みかけるくらいです。川沿いの堤防道路を走って快適でしたが、地味に長く、そして川が大きく蛇行する部分が本当に大変でした。まっすぐ行く道があるためにナビはとんでもない坂を上らせるルートを指示し、さすがに無理だろと思ったので迂回したそのルートもヤバかったです。アップダウンがあるので2つ目の坂が見えたときはもう戻れなくなっていました。こういう場合は素直に大きい国道を走るのがいいですね！そして１９時前に到着、テントを設営してラジオでも聞きながら夕飯のスイカを食べました。本当は持っていたそうめんもやろうとロックアイスを買っていたのですが、スイカが多くて結局それだけで終わりました。食べ終わる頃には日もしっかり沈んで真っ暗です。テントの中でブログを書いたりしながら過ごして就寝しました。明日はバスの時間に間に合うように起きれたらいいですね！
今日のまとめ
走行時間 4:23.12
走行距離 80.61km
食費 ４５９０円
入湯代 ７００円
計 ５２９０円
