多忙大学生が自転車で行く日本一周

課題に追われる大学生が日本一周の出来事を記す備忘録的なブログです

69日目 お土産とスカイタワー 関川→天童

こんにちは、今日は内陸の方まで走って山形県庁を目指して行きたいと思います。そこまで大きい道ではないので、交通量は少なめですが幅も余裕がある訳ではないので今日も気を引き締めて走っていきます。

起床は6時半頃です。日は昇っていますが、山が影になっていて今でも涼しいです。しかし、ぼちぼち片付けをしていたらテントにも日が当たるようになり、そうなったらやっぱり暑いです。745分頃に片付けも終わって出発です。

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国道113号を上っていき山形へ向かいます。丸山公園よりも先はトンネルも出てきて、車道が狭いのでギリギリ通れる歩道を走りながら行きましたが、歩道の真ん中に段差があってタイヤを取られやすく、かなりヒヤヒヤしながら走って行きました。サイドバッグがあるので横には動けず、暗くてしっかりと路面状況が話辛いのも怖いです。トンネルによっては歩道にコーンが置いてあって、わざわざ歩いて避けていかないといけなかったり、出口で急に歩道がなくなって段差から落ちてしまうような場所もありました。僕はその場所でこけて、トンネル出口付近で車道にまたがって立ち往生してしまいました。自転車と段差に足が挟まってうまく起こせないのも要因です。ここはなんとかたま子さんの手を借りて対処できましたが、一人だと本当に危なかったかもしれません。この時は別の場所で道路工事をしていましたが、それならここを直してくれよって思うくらいです。

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ダム湖を走ったりして綺麗でした

しばらく進むと赤芝峡という場所の案内が見えました。事前の調査で知っていましたし、道沿いにあるのでどうせなら見ていくことにしたのですが、地図みたいな看板がないのでどう行けばよいのか分かりません。めちゃめちゃ暑くて汗ダラダラの状況の中、ネットで調べた結果から最初に見に行ったのは赤芝橋からの景色でした。橋は歩道とかはないので注意しながらいきますが、少し歩いて行ったところで”おっ”と思えるような景色が見えてきて、渓谷とそこを流れる川、そして道路がとてもよく見えます。

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赤芝橋に行くときに駐めた場所です

そして次は、きた道を戻って赤芝峡の第一駐車場から遊歩道を歩いていくことにしました。遊歩道は車止めがあったので歩きでいきましたが、これが大変で、正確には僕はそこまでではないんですけど、たま子さんの周りにブヨがものすごい集まってきて刺されないように彼はずっと走っていました。それでも周りをたくさん飛び回っているものですから、側から見たら魔法エネルギーでも漂わせているんじゃないかというほどです。それに対して僕にはそこまでブヨが集まって来ず、たま子さんにとっては災難です。後で調べるとブヨは黒っぽい色、体温、呼吸のCO2などに集まってきて、集団行動をするのでどんどん集まってくるらしいです。たま子さんの黒い服に来たブヨを避けるために走ったことがどんどん悪循環を進めたのでしょう、それもあってたま子さんは景色を見ずに先に進むことになり、コンビニかどこかで再集合することになりました。

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遊歩道(帰りの写真)

その後、僕は一人で歩いていきましたが、木々が開けて赤芝峡が見えるところが出てきました。しかし、こちらは確かに景色はいいですがさっきの橋の上ほどではありません。遊歩道はまだ先がありますが今回はここで僕も引き返すこととしました。

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ちなみに、あわよくばこの赤芝峡で水浴びでもしようかと思い水着を持って遊歩道を歩いたんですが、川原へ降りれそうな場所もなく、無理していくほど水がきれいでもなかったのでそのまま帰りました。

赤芝峡を見終えたらたま子さんと合流すべくコンビニまで進んでいきました。すると彼がいたのはコンビニ手前の薬局でしたが、今回はここで合流して休憩を取りました。暑かったのでアイスでも食べて20分ほどしたら出発。しかしこれから先、近くのコンビニを逃すと峠を越えるまで休憩スポットがないことが分かっていたので最後のコンビニにて再び休憩と、エネルギー補給を行いました。

ここでの休憩を終えたら10時半、峠をのぼって山形の市街地を目指して走り始めました。今回の峠は300mくらい?なのでとんでもない高さではないです。比較的ゆったり目なのぼり勾配ですが、それでも着実に標高を稼いでいく感じです。暑いのはありますがキツかったら立ち止まり、そこまで苦戦することなく峠のてっぺんまでついたらそこには僕らを待っててくれた二人のおばちゃんがいました。

峠を上っている最中の僕らを見て差し入れがしたいと、しかし途中で止めると邪魔なのでてっぺんのパーキングエリアのここで待っていてくれたみたいです。現金をいただいて、これでジュースを買って欲しいとのことで暑かった僕らにとって自販機の冷たい飲み物は本当に嬉しかったです。話してみると二人のうち一人は千葉出身みたいで、なにかと縁のある千葉の僕らはかなり地元トークも交えながらお話をしました。

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それでお話と休憩を終えたら12時ごろになりました。ここからはとりあえず峠を下り、休憩できそうなスポットである道の駅いいでまで9kmくらいを走りました。

到着した道の駅では暑い時間を越すためにだいたい2時間半くらいいました。ここの道の駅は売店が広く、周辺地域のものも多く売っている中でなかなか商品のセンスが良かったです。この辺りではけん玉の生産が多く、競技用のしっかりしたけん玉が売っていて欲しいと感じてしまいました。それ以外でも良い感じの木の器(うさぎが彫られたお椀など)なんかはかなり購入を検討しました。しかし僕が買ったのはご当地グルメっぽい玉こんというものとだだちゃ大福、そしてお土産用のお酒です。ちょうどパンフレットを入れているクリアファイルがいっぱいになってきたところなので、このあたりでお土産や不要物と一緒に送ってしまうことにしました。つまり、お酒のお土産を買ったので気になったお椀などは買わなかったわけです。

食べたものの味について、まず、玉こんは食べてみるまでまず正体が分からなかったのですが、こんにゃくであるとわかると1本でもけっこう量が多いと感じます。鍋に入れて煮込まれており、醤油系の味がしっかりと染み込んでいました。からしはお好みですが、こんにゃくの量が多いので僕は有りのほうがいいと思います。そしてだだちゃ大福は、恐る恐る食べみて感じたのが”これ美味しいやつだ!”で、豆が甘くて美味しいんです。豆といっても枝豆みたいな感じで緑く、砕かれて入っているので香りが程よくし、甘さもあって美味しかったです!ただ、だだちゃ大福の説明をした文章が標準語なのに、だだちゃ豆・じんだん・ならでわとかの語が訛りのように見えてしまいます。

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お土産を見たり軽食を取ったりしていると意外とすぐ時間は過ぎてしまい、15時ごろに道の駅を出発しました。南陽から上山まであんまり休憩場所がないだろうと思って、割とすぐの場所のコンビニで飲み物を買ってから行こうと思います。そして10km程度走ったわけですが、ここでお腹が空いてきてコンビニではカップ麺を食べるなどして長居をしてしまいました。さらに先程の道の駅で買ったお土産を実家に送りたいので、上山へいく前にここで宅急便を送ります。たま子さんをわざわざ突き合わせるのは悪いのでここで一旦別れて、次のコンビニにて合流することとなりました。これが実は南陽と上山の間にコンビニがあったのでちょうど良い感じです。

そして僕一人でヤマトの宅配センターへ行き、段ボールを買ってパンフレットをまとめたクリアホルダーや使わない靴下と一緒にお土産を入れました。空きスペースには捨て損ねたペットボトルも入れました。ヤマトの人がこの時もとても親切で、僕が靴下などを取りに行っている間にクリアホルダーとお土産を梱包材で包んでいい感じに入れてくれたのと、隙間埋めに段ボールを折り曲げて入れてくれたのが印象的です。いつもヤマトさんにはいい印象を持つばかりです!

荷物をまとめたら会計をしましたが、お酒が重いので高くなるかと思いましたがそんなことはなくてありがたかったです。そしたらたま子さんとの集合場所まで走って行きます。そこまでは一応峠になっていて、少し気合を入れて走って行きました。最初のうちは緩めの坂でしたが、だんだん急になっていき、とんでもないわけではありませんが大変でした。そんな峠をのぼってちょうど頂上に着いた時に後ろから車が窓を開けて差し入れをくださった方がいました。冷たいスポーツドリンクだったのでおそらくわざわざ戻ってきてくれたのだと思います。ありがとうございました!

そして峠を越えたら集合場所までは下りで苦労せずに到着しました。もちろんたま子さんは先にいました。聞くとたま子さんも差し入れをもらったようで、山形は旅人に優しい人が多いのかなと思いました。少々の休憩をして出発、ここからは特に見たいものはありませんがどうせなら途中にある上山城を見ようかなと思い、県道51号を利用して進んで行こうとしたところ、右手の木が開けた瞬間見えた高層マンションにハッとしました。そういえば山形には田園風景に似合わないとても高い高層マンションがあって、その画像がネットでも有名でした。山形にあるのは知っていましたがすっかり忘れていました。なのでここで見ることができて良かったです。

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自転車との2ショット

その後、たま子さんと話した結果、上山城ではなくその高層マンションの近くを通るようにルート変更しました。国道13号線です。そしてマンションまである程度近づいたところで農道に入り写真撮影をしました。実際のマンションはこの辺りが発展したからか、そこまで異様な感じには写らなかったです。後ろに山があるのも原因でしょう。ネットで話題になったような写真を撮るにはマンションに対してもっと違う角度から撮らなければいけないのかもしれません。

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ここからはあとは山形市街地へ向かうのみです。そのまま13号を走って最初は山形駅へ向かいました。時間ももう遅くなって、到着した頃には完全に夜になっていました。その後、たま子さんと相談で夕食、風呂、山形県庁についてを話し、今日の寝床も決めました。明日は待ちに待った銀山温泉へ行くのですが、距離的に山形に泊まるとお昼を過ぎてしまいます。できれば銀山温泉で昼休憩をして長居したいので、今回はさらに10kmほど走り天童という場所まで行くことにしました。それで宿泊費を浮かせたいたま子さんは天童の道の駅で、僕は作業をするために快活へ行くことにしました。明日については銀山温泉で合流、その手前で合流できそうならそうするということにしました。

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山形駅

さらに、たま子さんは夕飯も自炊にして、県庁にも用がないので先に銭湯に行くことになりました。ちなみに、天堂の方のお風呂は着く頃には閉まってしまうのでここで入る選択肢しかありません。それでたま子さんと別れて僕は吉野家へ夕飯を食べに行きました。定食のご飯おかわり無料が嬉しいです。ここの吉野家は一杯のご飯の量も多くて気分が良くなりました!

そして山形県庁へ。近いのでそんなに苦労しないだろうと思っていましたが坂が多くて、県庁前の道ですら坂です。山形市街地は意外と坂のある場所にあるんですね。そしてこの山形県庁が30箇所目の県庁でした。十の位が3になると終わりを意識し始めてしまいますね!

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県庁で撮影をしたら銭湯へ戻りました。もちろんたま子さんはいて、そのときにやっていたオリンピックの野球準決勝を風呂場のみんなが見ていました。そして春休みの時は疲れているからか熱々の風呂が気持ちよくて長く入っていましたが、今日はすぐにのぼせそうになってしいました。夏の暑い時間を自転車で走っているからでしょうか。

風呂をあがってぼちぼち作業を。それで自炊もあるたま子さんは先に出発して道の駅へ行きました。僕は作業が一区切りついた23時ごろに出発し、最後の12kmくらいを走りました。車がいなくて走りやすかったですが割とのんびりだったので40分ほどで到着、快活では写真のアップロードなどを行いましたがそこまで作業は捗らず就寝。これにて今日も終了でした。明日は銀山温泉に昼までに着くために急ぎ目で進んでいくはずなので頑張って行きましょう!

今日のまとめ

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走行時間    8:06.31
走行距離    131.63km

食費    2670円
お土産   6330円
宅急便   1526円
宿泊費   1680円

計    12206円

今日の走行距離と走行時間は絶対に間違っています。道の駅での休憩中に気づいたら増えていました。Google Mapによると118kmと6h35minです。何か変な誤作動を起こしたのでしょうね。