４８日目 本当に快適な天候。たくさんの旅人と会いました！ 桂浜→四万十(黒潮町)
こんにちは、今日はほとんど予定もないまま四万十方面へ向かいます。昨日の夜は眠気に任せて寝て、アラームもかけなかったため出発が遅いですが、予報が今までにない風の無さで(どちらかといえば向かい風ですが)、それなりには走れそうです。
起床は１０時。とにかくぐっすり眠れました。昨日までの疲れもさっぱり消えていて、足も好調です。まあ、遅過ぎてやっちゃった感もありますがさっさと撤収して出発します。昨日は寝るだけで荷物を多くは入れていないのですぐ済みました。１０時半、出発です。
まず最初の目的地は桂浜です。残念ながら時間が遅れたので龍馬記念館は見ませんが、海を渡ってすぐの桂浜まで向かいます。ここを渡る橋がキャンプ場の隣から伸びていますが、これがちょっと大変で車道は幅がないため走れません。そして歩道がかなり狭くて、漕いで上るのは困難なので押して行きました。結構長く高いので大変でした。そして渡り終えた後も、桂浜までは近いのにアップダウンがあって意外でしたね。車は駐車場に入るのに並んでいましたが、横を通って駐車場へinです。自転車は無料なのでこういうことができます。
お土産屋が並ぶ場所を通り抜け、まずは桂浜へ向かいます。そこで途中で目に入ったのがアイスクリンの屋台。２００円だったので買ってみました。こういうのはゴールデンウィークじゃないと無いでしょうね。アイスクリンはシャーベット状でミルクっぽい味。最初はほんのり香りがして、ミントじゃないんだけど方向性的にはそういう感じがしました。食べていると香りに慣れて無痛にミルク味のシャーベットでした。
そして桂浜。けっこう綺麗ですね。浜は砂ではなく砂利で意外でした。遊歩道を歩いて次は龍馬像へ。こちらは思っていたよりも大きかったです。土台の部分が高くてうまく撮るには離れないといけなさそうです。隣では龍馬像が高い位置から見られる櫓があり、１００円で入れましたがやめときました。帰り際にはステッカーを買って、次へ向かいます。桂浜の全体の感想としては、心が動かされるものはありませんが、まあ有名な場所なのでいく価値はあるでしょう。普通の観光地です。
そして、ここからは四万十へひたすら向かって行きます。桂浜からは来るときのルートとは違う道を通ったのでアップダウンはありませんでした。そして海岸沿いの県道１４号線を疾走。風がなくて本当に快適です。30kmくらいで巡航していました。これでも向かい風で10kmで走る時よりも断然楽で、足が回復したのもあってガンガン進みました。
途中からは県道２３号線です。ナビでは土佐市街地の方へ行き、５６号線を進めと指示していますが、海沿いの道が快適すぎて多少距離が伸びてもこっちを走りたいと思いました。海岸沿いの入り組んだ道を走り、車も少なくて道が綺麗です。景色も良くて最高でした！最後の須崎までの区間は追い風になって、さらに速度をあげて走ることができました。
そして須崎からは５６号線を走ります。やっぱりこちらは交通量が多めで歩道を走っていましたが、少し行くと見覚えのある道の駅がありました。道の駅かわうその里すさきです。実はここは昨日車で寄った場所でもあります。水分補給がてら立ち寄り、中を見ているとすごい良いステッカーを発見しました。おかしいな。昨日見たはずなのに見落としていました。
そして道の駅を出てからも快調に進みましたが、途中から上りが続くようになりました。看板には七こ峠まで7kmと書かれています。まさか7kmずっと上りとは思いませんでしたが、実際はそうでした。長かったです。
そして上っている最中に後ろをずっと走る自転車の人がいました。四国一周の人かなとか思って、めんどくさいのでそのまま走っていましたが、途中でその人から休憩しませんか？と。そしてよくよく見てみると、日本一周をしているたま子ロドリゲスさんです。Twitterで何度か見て、場所が近いのでもしかしたら会えるかもなと思っていましたが、実際に会えるとは思っていなかったです。ちょうど僕の１日後ろを走っている感じで、昨日僕が一回休みした関係でちょうど合致したんだと思います。いやぁまじで嬉しいですね。今までは行動を一緒にできる人とは会えませんでしたから。
とりあえずは七子峠を上りきります。頂上の展望台っぽいところで話や写真を撮りました。やっぱり同じスポーツ自転車で周っているということで会話がはずみます。あと、出身が千葉で、幕張なんかで焼き鳥の屋台をやっていたらしく、千葉トークもありましたね。たま子さんは店を構えるのが目標で、日本一周中に備長炭などを見たりしているのだそう。そしていろいろ話した結果、今後の予定も噛み合ったのでしばらくは一緒に行動することになりそうです。
ここからはとりあえず道の駅を目標に走って行きます。一つ目の道の駅はあぐり窪川ですが、峠を上った割には下りが少なく、普通に漕いでいました。あぐり窪川までは10km程度だったのですぐ着きました。特に休憩の必要もなく、トイレなどを済ませたらまた出発です。一応、今後のアップダウンを調べると、また上りがあって、280mまであるみたいです。ちなみにここの標高は220mで、七子峠は290mなのでだいたい峠からの下りと同じくらい上らないといけないです。
次の道の駅はなぶら土佐佐賀。30kmもあります。一度峠を上りきったので足にも疲れを覚えてきて、たま子さんも大変な様子でした。しかし峠を越えるとしっかり下りで快適です。多少上りがあってそのたびに疲れを覚えますが、向かい風に比べたら数段マシです。２時間弱をかけてなぶら土佐佐賀に到着です。
さすがに結構走ったのでこちらでは軽く何かを食べようと考えました。ステッカーなどを見つつ売店をさまよっていると、たま子さんがカツオを食べようと。どうやらここはカツオで有名な場所に最も近いらしく、それならば食べていこうということになりました。僕が選んだのはカツオ丼で、カツオのたたき意外にもカツオの揚げ物、そぼろ、とろろが乗っていてたくさん味わえます。そして食券を買おうとしたところ、たま子さんがご馳走してくれると言ってくれました。同じ日本一周勢なのでそんな気遣いはいらなかったのですが、まあ、お言葉に甘えていただきました。それで味の方はめちゃくちゃ美味しかったです。ひろめ市場のものよりです。たたきの炙られている部分が本当に香りが良くて、炙りの香りのみで焦げた匂いは全くありません。そして量も多くて厚切りです。美味しいしそんじょそこらのお店より圧倒的にコスパが良いです！
カツオを炙っています。藁で火をつけているんですね
カツオ丼は本当に良かったです！
そして、ご飯を食べ終えようとしたそのころ、なんとおじさんが差し入れをくださいました。アクエリと食べ物を二人分です。お話をすると実はその人も日本一周をしていて、ヒッチハイクでこれから家へ帰るところだそう。いただいた食べ物は焼き鳥で、おじさんおすすめのお店のもの。この方は日本一周をしながら隠れた名店みたいなものを探して本にしているみたいで、この焼き鳥も道の駅の向かいにあるひっそりとしたお店のものです。これはあとでいただくとしましょう！それで、この方が書いた本が気になるところなんですが、なんと家へ郵送してくれるのだそうです。本当にありがとうございます！
また、同じ道の駅にはママチャリで大荷物の方もいました。こちらの方とはほとんど話してはいませんが、今日はよく旅人と会う日ですね！
おじさんからこの辺りの道の情報なんかも聞いて、ここからまた出発です。目的地は道の駅ビオスおおがたです。10kmくらいの距離なのでぱぱっと行っちゃいます。アップダウンも大したことはありませんでしたが、到着したのはちょうど日が暮れて暗くなったところです。今夜はここで寝ます。
そして夕飯ですが、1kmほどのところにあるローソンで食べました。イートインの電源でモバイルバッテリーを充電させてもらいながらカップ麺を食べましたが、８時閉店ということでもっと食べたかった僕は追加でうどんを買って、後で食べようと思います。また、ここでさっきいただいた焼き鳥を食べました。焼き鳥と言いましたが入っていたのは牛で、これも美味しかったです。そしてなんたら焼き(なんでしたっけ？中にあんが入っています)もあって、思っていたよりも食べ応えがありました。
そして道の駅へ戻って就寝。ブログなんかを書いていたらやっぱり寝れたのは１２時過ぎでした。明日は雨予報で、本降りになる前に中村にて雨宿りをしようと思っていますのでそれなりに早く起きます！
今日のまとめ
走行距離 107.75km
走行時間 5:14.51
食費 １６２０円
ステッカー １３１０円
計 ２９３０円
今日はたくさんの旅人と会えて、交流できたのがよかったです。久々の快適な天候、快調な足。長い峠があって距離も100kmを超えたにもかかわらず、そこまでは疲れを感じませんでした！
たま子さんの焼き鳥屋さんは"焼き鳥屋台じゅん"です。幕張とかで見かけたらぜひどうぞ！
