多忙大学生が自転車で行く日本一周

課題に追われる大学生が日本一周の出来事を記す備忘録的なブログです

106日目 厚岸の絶品グルメを食べて 浜中→釧路

<2021年9月10日>

こんにちは、今日は釧路を目指して走っていきます。まずはこのまま厚岸まで、そこからは44号線で釧路へ向かっていくと80kmくらいでちょっと楽な距離になります。44号線に合流してからは国道ですから坂も少ないと予想できます。天気予報も昨日のようなひどい状態にはならないと出ています。

起床は疲れもあったからか遅くなりました。作業をする車の音が聞こえたりして目が覚めたのはそこまで遅くありませんでしたが、日が当たって暑くなることもない天気でしたのでしばらくゆっくりしていたのでした。残念ながら故障したカメラは朝まで乾燥しても電源がつくことはなく、撮影ができなくなってしまいました。雨が降って湿度が高かったのでまだ乾燥不十分という可能性もありますが、やはり残念です。

そして出発したのはなんと11時半になりました。天気はまだ雲が見えて、自分の気分と同じようにすこし思い雰囲気です。しかし、自転車を漕ぎ始めてすぐの橋を越えるときにはせっかく旅をしているのだから楽しまなくては損だと気持ちを切り替えることができました。とりあえずは厚岸の道の駅を目標に引き続き北太平洋シーサイドラインを走っていきます。

浜中の市街地を離れるとどんどん森の中になっていき、夜に走ろうものなら確かに真っ暗になっていて危ないかもという道です。坂もありますが、しばらく進むと道沿いに展望台の看板があったりします。天気も12時を過ぎてからだんだん回復してきて青空も見えるようになってきたので、展望台に少しよって景色を楽しんでいこうと思います!

f:id:miuraoro:20220304192222j:plain

涙岬展望台駐車場に入って、涙岬展望台へいきます。砂利の駐車場なので自転車は柵に立てかけ、海の方向へ歩いていきました。展望台駐車場は坂をしばらくのぼってからあったので、どんな景色が見れるのか楽しみに行くと、想像以上に高い崖からの展望がありました。

f:id:miuraoro:20220304192811j:plain

展望台への道

f:id:miuraoro:20220304192233j:plain

f:id:miuraoro:20220304192808j:plain

展望台から

こうして崖になっているのを見ると、あんなに重い荷物と一緒に自転車を漕いで、何度もこれくらいの標高を上っては下っているのが少し信じられません。

f:id:miuraoro:20220304192815j:plain

そして駐車場からの行き帰りの間にもアクションカメラが直らないかいろいろ試していたのですが、電源がたまにつき、なぜだか知りませんが写真の撮影だけ復活しました。それからさらに色々としているとカメラ内部からゴボゴボゴボという音が聞こえてきて、すると動画も撮れるようになり復活しました。この時はかなり安心しました。再び動画を撮り始めましたが、しかし実際には完全に直っておらず、撮影した動画がガクガクと震えている、見るに耐えない状態になってしまっていました。これに気づいたのはまたしばらくあとの話です。

そんなことも知らず、天気も晴れてウキウキで厚岸まで向かっていきました。厚岸の道の駅はグルメパークとついているので、さぞかし美味しいご飯を食べることができるのだろうと期待を胸に行きます。シーサイドラインの最後の坂を下ると厚岸の街に入り、橋を渡りました。

f:id:miuraoro:20220304193125p:plain

厚岸には厚岸湖という湖があります。湖ですが海と繋がっているので海水です。それでこの橋は厚岸湖と太平洋を繋ぐ唯一の部分を渡る橋になります。周りのほぼ全てを陸に囲まれた厚岸湖は湖面が穏やかなことから牡蠣の養殖が盛んです。

橋を超えてすぐの小高い場所に道の駅厚岸はあります。最後に坂を上るのは少し大変でしたが、無事に到着です。中に入ってみると謎の男の等身大ボードが。売店の商品にもこの男関連のものがあって強烈な印象を与えてくれましたが、後で北海道民なら知っている人と話題になっていて驚きました。なんかフリー素材の人らしくて、道の駅厚岸のCMで謎のダンスをしていることから広く知られているみたいですね。※写真は撮っていませんでした

そしてレストランのある2階へ。レストランエスカルというところへ入り、数量限定であるえもん丼を注文しました。14時半で注文できましたが、後日、旅行で訪れた両親は売り切れていて食べられなかったと言っていました。

f:id:miuraoro:20220304192241j:plain

えもん丼は厚岸の名産をふんだんに使った丼です。先程話した牡蠣の他にあさりなどをえもんシリーズとしてブランド化しており、丼の名前はそれが由来でしょう。そしてこの丼が本当に美味しいこと。ご飯は炊きこみで味が染み込んでおり、それだけでも美味しかったです。もちろん上に乗っている具材もとてもおいしく、グルメパークを名乗るだけあって絶品でした。駅弁でひっぱりだこ飯っていうちょっと有名なものがあるんですけど、それと似たものを感じました。もちろん味は違いますが、出汁からでたうまみがご飯に染み付いて、冷めても美味しいそうだなという点がです。

お昼ご飯を食べたらまた釧路へ向けて走ります。ここから釧路までは再び何もないような場所になるのでひたすら走るだけになりそうです。それで今日の宿を出発前に決めておきたいなと思っていたわけですが、Twitterを見ていたら近くを走っている日本一周の方がいるそうで、その人も今日は釧路に泊まりそうだったので連絡をして同じゲストハウスに宿泊することにしました。

宿泊場所が決まればあとは早く、釧路へ向かって44号線を走っていきました。前半はペースが良く1時間で20kmほど走り、道の待避所で少し休憩をしました。その後は峠があり、150mを一気に上り、それから下りました。北太平洋シーサイドラインとは違って車通りがあり、路側帯が少し荒れていて上り坂が走りづらい感じでした。車は大きく避けてくれるのである程度は安心して走れますが。

上り坂で少し遅くなるかもと思っていましたが、下り坂でかなりの距離を稼げたのもあり17時半に釧路のゲストハウスへ到着。会う約束をしたとりとりさんは先にもう到着していました。そしてこれまたたまたまなんですが、とりとりさんが以前まで一緒に走っていた北海道一周をしているじゅんさんも同じゲストハウスに泊まっているとのことで夕飯は3人で食べることにしました!チェックインを済ませたら僕は少しやることがあるので1時間ほど時間を空けて、それから3人で夕飯について考えました。

どこかで外食というのも良いですが、19時近くなるとコロナ禍で開いているお店を探すのが少し難しいこともありますし、ゲストハウスにはキッチンがあるのでどうせなら3人で料理をしようということになり、近くのスーパーまで歩いて食材を買いに行きました。

料理はみんな1品ずつ3人前を作り、それを分けて食べます。僕はどうせなら名古屋っぽいものを作ろうかなと考えてスーパーの味噌コーナーへ行くと、北海道にしては珍しく八丁味噌が置いてあったのでこれで僕のメニューは決定です。どて煮を作ることにしました!

f:id:miuraoro:20220304192821p:plain

他の2人は鮭のムニエルと豚丼で、美味しそうなのでとうもろこしも追加です。必要な食材を買ってゲストハウスに戻り、キッチンで話をしながら調理しました。とりとりさんたちは僕とは反対向きに、反時計回りに走っているのでお互いに情報共有したり、旅の話ができて楽しかったです!

f:id:miuraoro:20220304192259j:plain

というわけで日中はほとんど走るだけでしたが、食事時はどちらとも楽しい思い出のある日になりました。明日は帯広まで走る予定です。根室から出発して3日で帯広に着くなんて早いペースのように思えますが、実際は1日に100km程度でも到達できる距離です。今まで北海道を走ってきて、その広大さから縮尺の感覚が少し狂っている感じもありますね。

それから、釧路でカヌーをやりたいなと思っていた件ですが、以前に話していた北海道1周の将也さんとは釧路到着の日付がずれてしまってできなくなってしまい、とりとりさんたちにも話してみましたが明日の天気が良くなさそうという点もあり厳しそうです。まあ、やろうと思えばいつでもできるような体験ですからいずれまたやってみることにして今回は諦めることにしました。

今日のまとめ

f:id:miuraoro:20220304192908p:plain

走行距離    86.55km
走行時間    4:14.11

 

食費    3030円
宿泊費   3056円
ピンズ    100円

計     6186円