多忙大学生が自転車で行く日本一周

課題に追われる大学生が日本一周の出来事を記す備忘録的なブログです

54日目 父母ヶ浜を目指して 今治→父母ヶ浜(観音寺)

こんにちは、今日は父母ヶ浜まで急ぎつつ走っていく予定です。途中の観光地は観音寺まではナシで、行きたいと思っていた別子銅山もやっていないみたいなのでそのまま目的地まで向かいます。しかし、ある課題の提出が近づいてきているので今日のうちにこれは終わらせたいと思います。調べたら20kmほど先にコメダがあるみたい。とりあえずはそこまでを走ってしまいます。

起床は9時ごろ。昨日に結構走ったので長いこと寝ていましたが、これでかなり回復したみたいで元気いっぱいです!昨日の夜に買ったパンを食べつつ、今日の計画を立てました。そして出発したのは10時前。196号線でコメダのある西条まで向かいますが、196号線に合流するまでに少し道に迷ったりしました。

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キャンプ場はこんな感じの広場でした

196号はやはりトラックなんかが走っていて、ブルーラインが引いてあっても歩道を走ったりしていました。このあたりは何とも四国らしい道というか、田んぼが広がる道を走り、右の奥の方には山が見える。自分が想像していたような瀬戸内の四国はまさにこんな感じです。しばらく走ると県道13号との分岐があります。西条まではこちらのが近いので、こちらを進みます。平坦で路面も比較的綺麗、ただ予想外だったのは車が結構多い点ですかね。とりあえずは加茂川という川を渡る橋のあたりまでは路側帯が狭く、危ないです。橋においても歩道が反対側にしかなく、あるだけマシですが道路を渡るのにも時間がかかりました。それからしばらく進むと道は一気に改善されて、車道も片道2車線になるので余裕ができます。そんな道を少し走ったらコメダの辺りまで到着です。

まずはコメダに入る前に、コンビニで白紙のコピーをします。レポートの提出なので、これを書き込む紙が無いのでA3を一枚10円で調達します。そしてコメダへ入店。ギリギリ11時に間に合わず、モーニングサービスをいただくことはできませんでしたが、ここで一気に課題を清書していきます。コンセントは席にはありませんでしたが、他の場所でモバイルバッテリーやらを充電させてもらいます。そして、14時ごろまでかけてやっと終了。予定よりも時間がかかってしまいましたが、この時間からでも父母ヶ浜までは間に合う時間です。少し急ぎますが。

コメダを出たら近くの吉野家へ。昼食をパパッと食べ、引き続き13号線を走っていきます。ちなみに、並行する道路は196号線から11号線へと変わり、11号線の海よりを走っています。しばらく走ると片道2車線も終わり、四国中央市への境に来ます。なぜか路面表示が観光地などではなく、四国中央市まであと何kmという表示だったのでよく覚えています。その市境のあたりが上り坂で、天満峠という160mの峠でした。まあ、車の量が減っていて登坂車線もあるので危なくは無いのですが、こんなにも上るとは思っていませんでした。四国一周の路面表示もこちらのルートで、なぜ11号線じゃないのかと思いながら上りましたが、峠を越えた下り坂でその意味がわかりました。

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天満峠からの景色はふと現れ、通り過ぎてしまいそうでしたが、やっぱり綺麗なので止まって写真を撮りました。峠を下り終えたらまた平坦な道で、13号が11号に合流する手前から海沿いの道へ入り、しばらくはそこを走りましたがいずれ11号へ合流。ここで初めて11号線を走ることになります(徳島で100mくらい走ったのを除いて)。四国で最も小さいナンバリングだけあって、トラックなんかも多くさすがだなと思っていましたが、自転車に関しては歩道を走らざるをえず、狭めで結構走りづらかったです。そして少し走ると、道路沿いがものすごい臭くなりました。あたりには工場がたくさんあって、パイプがたくさんあるようなザ・工場みたいな感じです。工場の名前には製紙という文字が目立ち、どうやら紙のまち資料館というものがあるくらい製紙業が盛んみたいです。しかし匂いがキツくて、できるだけ息をしないように走っていきますが、工場はかなりの間続いて大変でした。

しばらく進んでコンビニにて休憩。飲み物とガリガリくんを買いましたが、ジンジャエール味で美味しかったです。最後の一つみたいでラッキーでした。現在時刻は17時。父母ヶ浜までは20kmほどなので1時間10kmペースで行けばちゃんと着きそうです。ただ、途中にある銭形砂絵に寄っていくことと、カメラセットの時間も考えて少し急ぎ目で進みます。銭形砂絵はでっかい寛永通宝の砂絵で、通り道にちょうどあるのでどうせなら見ていくことにしたのです。

日がだんだん傾いていくのを見ながら観音寺周辺まで行き、そこから県道21号線で琴禅公園まで行きました。公園に到着したのはいいものの、砂絵を見れる展望台の位置なんかは全くわかりません。すると展望台はこちらという看板があったので、google mapの案内とは違う方向ですが従います。このあとは結局、自分の勘を頼りに展望台まで行ったのですが、案内看板が途中でなかったりして分かりづらかったです。どうやら展望台までは車でも行けるらしく、舗装された道が続いていました。しかし道は一方通行で幅も狭く、険しそうな雰囲気がかなりあります。実際に上っていくとその予感は正しく、漕ぐのも大変な坂に、ものすごく直径の小さいループ線がありました。

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これがループ線。普通にカメラに収まりそうな小さい円です

路面が湿っていてタイヤも何回か滑ったりしましたが、展望台へ到着。狭い駐車場には何台か停まっていて、砂絵を見ている人もいました。実際に見てみるとまあこんなもんかっていう感じですが、展望台ではなく間近でみると大きさがすごいパターンでしょうね。ちなみに展望台は第2駐車場からの方が近く、第1駐車場は広いけれども少し遠い感じです。

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銭形砂絵は見ると金運が上がるとか。年に2回程度しか整備をしていないそうです

銭形砂絵を見たら道を下りていきますが、ヘアピンが何個もあって急な下り坂で結構ブレーキを握る手が疲れました。出口は入り口とは全く違う方向へ出て、中学校かなんかの裏側に出ます。ここからはまた県道21号で父母ヶ浜まで走っていきます。残り時間は約1時間。まあ間に合うでしょう。そこまでの区間は少し切り立った崖の上を走り、海がよく見えます。最後のカーブを曲がったら目的地へ到着です。

父母ヶ浜は想像よりも小さく見えましたが、実際に写真を撮りに浜へ歩いていくと確かに広かったです。今日はちゃんと夕日と干潮が重なる日で、いわゆる絶景フォトが撮れるという、なんとも運がいいですね。最初は砂利道の方へ行きましたが、そこから浜の方へは行きづらかったので普通に駐車場の方へ。ちょっと時間ロスしちゃいました。砂利道の方は人が少なくて、結婚式の写真撮影?をやっている新郎新婦もいました。ウェディングドレスに砂がつかないように移動したり少し大変そうでしたが。

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砂利道から撮った夕日も綺麗です

普通の駐車場の方には人がそれなりにいます。砂どめの堤防に自転車を付けて、一眼レフなどの装備を持って急いで写真を撮りにいきます。できれば自転車と一緒に撮りたいですが、なんか入っちゃダメそうな雰囲気だったのでやめました。今、父母ヶ浜の公式サイト見にいったら普通に自転車と写真撮ってましたけどね。まあ、僕の自転車は重いので乗り入れても大変なだけですけど。

いい感じに景色が反射しそうな水溜りを発見。ちっちゃい三脚に一眼をセットして写真の準備をします。ウユニ塩湖のような写真をここで撮るには水面に近い、低い位置でカメラを構えなければなりません。ここでは小さな三脚が活きたかたちになります。そうして準備をしていたら後から来たカップルが写真を撮り始めました。正直、先にこの場所で準備をしていたのは自分だったのでちょっと思うところはありました。少し待ってカメラの画面上からいなくなったら急いで行きます。

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とりあえず撮った景色がこれ

今時の一眼はwifiが内蔵してあってスマホから遠隔で撮影できます。なのでこれを利用していい感じの写真、特にジャンプしている瞬間の写真を撮ろうとしましたが、スマホで撮影ボタンを押してからシャッターが切れるまでにタイムラグがあり、さらにその間隔が変動するので大変でした。20回は挑戦したと思います。wifiも範囲がギリギリみたいで何回か切断され、その度にカメラまで戻り設定のし直しです。そんなんだから、昨日も含めて酷使してきた膝がついに悲鳴をあげ始めて、ジャンプするとめちゃくちゃ痛いです。両膝とも痛いのですが、特に持病?のあった右膝がヤバいです。これ以上は日も沈んでいますし不可能ということで、出来栄えもほどほどに撮影をやめました。

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まずは普通の写真

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これはジャンプをしようとした写真

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あと、ダッシュでも写真を撮りました


父母ヶ浜を観光し終えたらもう今日にやることは終わりです。今日はキャンプ場とかがないのでいい感じの野営地を探します。目星はある程度つけてあります。近くの仁尾海岸というところか、仁尾南港公園です。痛い膝をいたわりながら海岸沿いの遊歩道を偵察。いい感じの場所はいくつもありますが、思っていたよりも道路からの視線を遮れなさそうです。それでも1箇所、松に囲まれた場所があったのでここを候補としましょう。しばらく進むと東屋もありました。ここはトイレもあってすごく良さそうです。ただ、親の助言で人が集まるかもしれないので結局松の方にしました。

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東家はこんなかんじ

寝床を見つけたらコンビニで夕食を食べます。この周辺ではもうスーパーも閉まっており、これしか手段がありません。カップ麺やらをたくさん食べてお腹を満たします。それにしてもコンビニの外の地面に座って食べるのは周りから見たらあまり良くないですよね。許してください!

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今日の夕飯です!

コンビニを出たら仁尾南港公園の方まで行ってみました。遠くから見た感じで予想はしていましたが、街頭がかなり明るく、そして釣り人もいました。ここにテントを張るのはちょっとためらわれるかな。ということで松の場所にテントを張りました。今日は風はないですが、ここは防波堤の裏になっているので風があってもそれなりに快適そう。自転車は海側にとめておきました。今日はこれで、あとは適当にブログを書きつつ寝ました。

そして、明日の予定なんですが、今日は10日ですよね。12日に大学でテストがあるので千葉まで帰らなければなりません。そこまでいく手段はサンライズ瀬戸にもう決めました。なので11日の21時ごろには高松駅にいる必要があります。それも含めて明日の予定は香川県のうどんを巡りつつ丸亀あたりまで行くことに決めました。本当ならば高松まで行ける予定で計画を立てていたのですが、香川のうどん発祥は高松より手前、丸亀や坂出のあたりらしいです。13日にもうどん巡りをする予定ですが、高松からわざわざ戻って巡るのもちょっとめんどくさいので丸亀あたりから電車で高松へ行くことにしました。

なので明日の走行距離は少なくなる予定です。膝も痛いのでちょうどいいですね。うどんは好物なので明日が楽しみです!しかし、サンライズの計画は四国入ってすぐの徳島あたりで考えていたので、もうここまで来たかとも感じながら、今日は就寝しました。

今日のまとめ

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走行距離    100.12km
走行時間    4:58.15

食費    2048円
雑貨      40円
計     2088円

あと、到着した父母ヶ浜は三豊市ですが、タイトルは観音寺になっています。多分、観音寺の方が場所がわかりやすいと思ったのでこうしています!