多忙大学生が自転車で行く日本一周

課題に追われる大学生が日本一周の出来事を記す備忘録的なブログです

119日目 津軽海峡を渡り本州へ 函館→大間

<2021年9月23日>

こんにちは、今日は函館からフェリーで大間へ行き、そこのキャンプ場で宿泊する予定です。走る距離はほとんど無いのでフェリーが出港する16時までは函館を見て回ることができます。北海道最終日なのでやり残したことがないようにしていこうと思います。

朝起きたのは7時ですが、スマホの電源がつかないかなと待機していたので快活を出発したのは13時半です。結局、スマホもカメラもつかなかったのですがこれ以外にも遅くなった理由があって、函館周辺や本州に行ってからのことを調べていたからです。メインのスマホが使えない現状、古いスマホでは動作が遅いので快活のパソコンで先に調べておきたいということですね。函館周辺を調べた結果は、もう一度行ってピンズを買おうとしていた五稜郭タワーは臨時休業しており、そのほかで特別に行きたい場所もあまりなく、それも朝早くから出発する必要がない理由でした。なお、日本三大夜景でもある函館山は行きたかったのですが、夜景を見るために函館で停滞するつもりもありませんし、また今度にとっておきます。昨日の夜に行かなかったのは気力がなかったのとどうせ天気が良くなく、月明かりも眩しいだろうからです。

調べ物が終わって快活を出たらまずは向かいにあるダイソーへ行きました。がんばって乾燥させたことも虚しくスマホとカメラの電源はいまだにつきません。その原因として乾燥が足りない可能性があるので、ダイソーで密閉袋と乾燥剤を買って乾燥力を強めようという作戦です。

必要資材を買って袋にスマホとカメラを入れたらバッグの中に入れておきます。これからは起動チェックは1日に1回程度にするつもりです。次はラッキーピエロで、函館を出るにあたり食べ納めをしていこうと思います。

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フェリー乗り場から近い港北大前店にやってきました。注文したのはチャイニーズチキンバーガーの特上とチーズバーガーです。最後なのでちょっと豪華に特上に、すると目玉焼きとチーズが入ります。このボリューム感がたまらなくてかぶりつき、一緒にラッキーガラナも飲んですごい満足しました。あとはラッキーピエロのピンバッジも買ってお昼ご飯を済ませました。

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これで時間が15時です。フェリー乗り場へ行く前に最後にセイコーマートで買い物をします。一応、セイコーマートは関東にもありますが、夏休みは仙台までなので次にセコマへ行くのもいつになるかわかりません。北海道を旅した人はみんなフェリーに乗る前にセコマの商品を買いだめして持っていくそうですよ。僕も100円パスタや飲み物を買ってフェリーや大間で食べることにしました。

北海道に入った時にすぐにセコマのカードを作ったのを覚えていますか?北海道ではできるだけセイコーマートを利用し、会計の際には毎回ポイントを貯めて北海道一周でポイントがどこまでいくのか実験をしていたのですが、ついにここで結果が明らかになります。最初はガリガリくんとかと交換できるくらい貯まればいいかなと思っていましたが、その結果は220ポイント。僕の場合は電子マネー決済が大半なので200円で1ポイント(現金だと100円で1ポイント)貯まるので、4万5000円くらいセコマで買い物した計算ですかね。食費とか飲み物の値段を考えたら納得の額だと思います。たくさん買い物をしました!

そしてポイントの使い道ですが、ペコマポイントはよくある1ポイントを1円として使えるパターンではなく、ペコマポイントのカタログから商品を注文する形式らしいです。なので今すぐ何かと交換することはできず、当初の思惑とは異なる形になってしまいました。ブログを書いている現在もポイントは交換していませんが、200ポイントというのはカタログを見てみると普通サイズの食器用洗剤とか、小麦粉500gとかそのくらいの価値みたいです。

セイコーマートでの買い物が済んだらフェリー乗り場へ向かいます。今回は北海道に入る時の航路(青森-函館)とは違う、大間行きのフェリーに乗ることは今までにも説明していますが、乗るフェリー会社も変わります。青森と函館の間には2つのフェリー会社があり、その時に利用したのは青函フェリーでしたね。もう一つの会社が津軽海峡フェリーで、フェリーターミナルにお邪魔したけど乗らず、帰りには利用しようと思っていました。今回の大間航路は津軽海峡フェリーしかないので思惑通りになっています。

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正面の建物が津軽海峡フェリーのターミナル

フェリー会社が違えばフェリーターミナルも違います。ターミナルの周りは北海道に入った時とは全然違う雰囲気でした。こちらの方が街、青函フェリーの方が港っていう印象です。天気が違うからかもしれませんが、そんなに距離の離れていない2つの港がこんなに雰囲気が違うのが不思議ですね。乗船券も問題なく購入。フェリーターミナル内の売店でステッカーを買い、晴れている屋外で乗船まで待機します。

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この待機中に閃いたことがあって、昨日の雨でアクションカムが壊れたせいで自転車で走っている間の動画撮影ができなくなってしまいました。ですが、動画を撮影できるデバイスはまだ二つあります。今使っている古いスマホと一眼レフですね!スマホは画質が悪いのと充電が厳しく、動画撮影でバッテリーがなくなってしまったら旅に大変な影響が出てしまいます。走行中に固定する方法もないのでスマホでの撮影は無理です。

けれど一眼であればどうでしょう。動画は綺麗に撮影できますし、バッテリーもスマホやモバイルバッテリーと完全に分けられているので電池がなくなってしまっても問題ありません。そして固定について、アクションカムを固定していたチェストマウントはちゃんとカメラ用のネジの規格になっており、一眼も固定できます。普通に考えたら一眼で車載動画を撮るなんて頭おかしいですが、手持ちであれば一眼で屋外の動画を撮影しているYoutuberもいますし試してみる価値はあります。

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チェストマウントには装着できました。かなり重いです。けれどちゃんと走行中に前を撮影できそうですね。レンズにはフィルターがつけてあるので多少のものであればレンズに当たってしまっても大丈夫です。仮にチェストマウントが外れてしまっても大丈夫なように紐を肩にかけるなど、高いものなので壊れないように慎重に扱う必要がありますが、まずはフェリーの乗船を撮影してみます。

16時10分になって乗船時間です。一眼の録画ボタンを押し、ペダルに足をかけて北海道の大地から離れました。自転車を漕ぎ始めるとカメラのレンズが下を向いてしまったので撮影は失敗です。改善が必要ですね。フェリーの中へ入り、自転車を立てかけて固定してもらい、必要なものを客室へ置いてデッキへ上がりました。

ここから出港してしばらくするまで函館の街を見ていました。今日は天気の悪い予報でしたが、最後は天気が晴れて良かったです。スマホが壊れたブルーな気分がすこし回復した気がします。船は時刻通りの16時半に出港。

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あれが夜景を見る函館山ですね

北海道へは8月11日に入っているので丸1ヶ月以上の滞在になりました。他の県は長くても3日程度で抜けちゃうので圧倒的に長い時間、北海道にいたことになります。けれども全く飽きることなく楽しめたのも北海道が広大で、それぞれの場所に特色があったからですね!街もありましたが何より1日中走ることに集中できるのが素晴らしいです。食べ物、景色、出会いと最高の思い出ができ、やり残したこともまたあるこの北海道に再び訪れる時が今からでも楽しみです!

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函館港の堤防をこえて大地が遠くなってきたら客室へ戻ってブログを書いたり、買った100円焼きそばを食べたりして過ごしましたが、大間へは1時間半で着くのですぐでした。アナウンスがあったら車両甲板へおりて下船の準備をします。フェリーが揺れてしばらくして渡し橋が開き、車が全て出るのを待って外へ出るともう暗くなっていました。

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北海道とは逆に本州は1ヶ月ぶりになります。距離もそこまで離れていないので変かもしれませんが、空気が違ってなんだか懐かしい気分。風が強く雨が少し降っていて予報通りだなと思いながら、キャンプ場への道を調べるべくフェリーターミナルの建物へ移動中に急に雨が強くなってやばいです。緊急避難みたいに建物へ入り調べ物をしますが、窓を叩きつける雨音がすごいです。これは今夜が大変そうだ。船を降りてすぐは地面は乾いている場所がほとんどだったので、本当に僕が下船した瞬間に雨が降ってきたんですね!

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本日泊まる無料のキャンプ場は大間崎テントサイトです。名前のとおり本州最北端の大間崎にあります。そういえば本州最南端の潮岬や本土最南端の佐多岬にもキャンプ場がありましたね。フェリーターミナルから3kmで着くので雨宿りをしていて強さが弱まった隙に出発。それからキャンプ場までは問題なく到着できました。

風が強いので炊事棟を盾に風下に設営、それでも煽られて大変でした。設営後はテント内で100円パスタを食べ、ブログを書いたりしてから寝ました。これから夜にけっこう大変なことが起こり、寝ている間の出来事は基本的に翌日のブログに書くことにしていますが、明日は明日でまた濃い1日なので今回は続けて書くことにします。

さて、まずは今日のまとめですが、やり残したことはあれど自分的には満足した1日だったと思います。フェリー出港までは天気も晴れていて、楽しかった北海道を良い状態で終えることができました。スマホが壊れた悲しい思いもブログを書く今ではもうないですし、北海道でこの日にあった出来事はすべてプラスに働くものです。実際に行動したことは少ないですが、トラブルから復帰するためのクッションのような時間でした。これからの本州も楽しんで走っていけたらと思います!

 

というわけで一旦寝てからの出来事です。風の対策にペグを打っていたのですが、風向きが変わったからかどんどん強さが増していきます。雨も強く降ってきてうるさいし、風で揺れて寝心地が悪い。そしてついにはペグが抜けてしまうのです。炊事棟のすぐ近くに設営していたので炊事棟の屋根を使いながらペグを補強、これで大丈夫だろうと思ってまた寝っ転がりましたがついに限界となりました。

まずは風上側のペグが外れます。またかと思ってペグを打ち直しに外へ出るとテントが風で煽られてポキッといっちゃいました。正直、これまでの強風に耐えてきていたのでペグさえ打ってあれば大丈夫だろう、ペグが外れた一瞬に折れることなんてないだろうと思っていたので風向きが変わっても移動はしませんでした。荷物がテント内にあると本当に面倒なんですよ。

折れた箇所を確認しましたが完全にダメですね。このままの折れた状態で寝れないか確認してみましたが不可能です。折れた場所に風がぶつかって今までよりもひどく揺れます。そして雨が降ってきたら確実に濡れます。折れた瞬間に雨が降っていなくて本当に助かりました。

折れた部分をビニールテープなどで修理するにも、今いる場所ではまた壊れるのは確実。なのでほとんどの荷物をテントの外へ出してから炊事棟の風下側へ移動しました。こちら側には1人テントを張っている人がいまして、僕もちゃんと風向きを調べて場所を選ぶべきでした。しかしこんなに風が強いのに、何もない場所で立っている巨大なテントがそのままあるのは不思議です。

テントのポールは折れた箇所をビニールテープでぐるぐるにして処置しました。以前に買っておいた金属板を添えてです。そして折れた箇所が風下側になるようにテントをもう一度設置しましたが、残念ながら以前のように張りのある状態には戻りませんでした。折れた場所はすぐに再び折れて、けれど繋がった状態です。一応は繋がっているので立体構造は保たれ、いびつですがテントの中の空間を作ることができました。これ以上はどうしようもないので今日はこれで寝ます。

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明るくなってから撮ったテント内の写真
へにょって折れているのが分かると思います

この状態だとまた今度テントを張るのは厳しそうですね。折れたポールが刺さってフライシートも一部が破れてしまっています。これからはできるだけキャンプは避けて仙台まで向かわないとですね。市街地を走ることが多くなると思うので大丈夫だと思いますが。

そんな感じでまた一つ、ものを壊してしまいました。修理・移動してからは朝まで問題ありませんでした。明日は本州最北端の大間崎で写真を撮ってむつ市まで走る予定です。距離はそんなに長くないので陸奥に到着したら恐山へ行けたらいいですね!

今日のまとめ

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走行距離    5.69km
走行時間    0:25.27

食費     1894円
ピンバッジ   528円
雑貨      110円
フェリー代  4360円

計      6892円