多忙大学生が自転車で行く日本一周

課題に追われる大学生が日本一周の出来事を記す備忘録的なブログです

24日目 一回休みで薩摩半島を車で巡る 鹿児島→鹿児島

こんにちは、今日は鹿児島の観光をするために1日休みの日にしました。なぜかっていうと、どうしても知覧の特攻平和会館に行きたかったからです。そこには現存する唯一の四式戦闘機疾風が展示されていて、戦闘機好きの身としては是非行きたいんですよね。あとは自転車で走っているときに度々見えた開聞岳桜島にも行ってみたいので、レンタカーを借りて1日で色々回りたいと思います。
起床は6時ごろ。昨日寝たのが早かったのでだいぶ早く起きれました。その分昨日できなかったブログを書いたり、シャワーを浴びたりしていたわけです。そして(共用の)冷蔵庫で冷やしておいた飲み物を取りに行くとそこにはなんと、宿の方からの差し入れがありました。なんとも嬉しい限りです。後で美味しくいただきました。

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梨?かなにかのタルト タルトは大好きなので嬉しいです



そんなこんなしているうちに時間は8時です。一応、レンタカーは8時から予約してあるので急ぎ目でレンタカー屋さんに向かいます。今日借りたのはヤリスで、保険代含め5000円くらいで12時間借りれます。休日ということもあってレンタカー屋さんはかなり混んでいましたね。そしてなんと、鹿児島観光のキャンペーンで指定のスポット2箇所を巡ると2000円の現金キャッシュバックがあるということです。これを考えると実質3000円で車をレンタルできて非常にお得です。
さて、車を借りて最初に向かったのはやっぱり知覧特攻平和会館です。絶対に行きたかったので確実に行きます。知覧までは40kmくらいあって、途中は指宿スカイラインという有料道路を使いました。この道はものすごいアップダウンとカーブが続いて、しかし対面2車線の結構危なそうな道でした。インターなんかは平面交差していて、高速のときのような感覚で突っ込むとヤバいです。が、時たま展望台があり、そこからの景色は綺麗でしたね。

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こういうフォトスタンドがあると助かりますよね

知覧の特攻平和会館へ到着すると、かなりの人と車があります。今日はたまたま近くで野球の試合かなんかがあるみたいで、それ関係の人も多そうに見えましたが、特攻平和会館の中も人が多くて少し驚きました。平日と休日の違いはあれど、鹿屋の航空史料館とは雲泥の差です。さすが鹿児島の観光スポットでトップにいるだけありますね。

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さて、鹿児島には特攻に関する施設が多いですが、知覧と鹿屋は何が違うのでしょう。それは鹿屋は海軍の基地だったのに対し、知覧は陸軍の基地だったことです。ともに各軍としては沖縄に最も近い最前基地で、特攻の出撃もこの2つの基地からが多数を占めていました。なので鹿屋と知覧にあるんですね。
知覧の展示も特攻兵の遺書や遺品が多くありました。特攻といえば当時は名誉ある死で誇らしいという風潮だったのかなというイメージでしたが、展示の中には親に対して"どうかこの不孝者をお許しください"などといったメッセージを伝えるものもあり、特攻兵の方たちの気持ちがひしひしと伝わり涙無しにはいられませんでした。

 

また、たまたま時間が合って会館の語り部の方によるお話も聞くことができました。当時の時代背景や特攻前の詳しい様子、三名の特攻兵の家族構成などの詳しい情報をお話しいただき、遺書に込められた思いを知ることができました。

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屋外展示の三角小屋 特攻隊員はここで最後の夜を過ごした

目的の疾風に関してはカッコよかったです。写真撮影ができないのが残念でしたが、いろんなところを観察してこの目に焼き付けてきました。他にも隼の複製や鹿児島の海から引き上げられたままの零戦が展示されていました。

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零戦は撮影可だったので撮りました

さて、知覧でお土産も買い、次に向かうは開聞岳です。知覧の語り部によるお話で、開聞岳は特攻兵が見た最後の本土の景色・絶景であり、飛行ルートの目印にもされていたなどでさらに行きたさが増していました。しかし開聞岳はここだという観光スポットはないみたいで、その中でも開聞山山麓自然公園という場所へ行ってみました。そちらは370円の入場料で開聞岳の3合目まで車で上ることができ、景色を楽しめるという場所です。また、自然公園内にてトカラ馬という馬が放し飼いされていて、近くで見ることはもちろん、車道に馬が出てくることもありました。開聞岳薩摩半島の先っぽの方にあり、そこからの海は綺麗でした。

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次は長崎鼻へ向かいました。本当は遠くて行けないかなと思ったんですけど、開聞岳から5kmくらいだったので行っちゃおうって感じです。長崎鼻には結構人がいて、実はこの場所は薩摩半島の先っぽであるだけでなく、浦島太郎の伝承の地でもあるらしいです。長崎鼻灯台に向かう途中には龍宮神社があって乙姫様を祀っているそうですよ。長崎鼻の先端にある灯台へ向かう道を歩くと、右手には開聞岳が見えます。海からの景色なので遮るものがなく、薩摩富士とも呼ばれるその美しい姿を眺めました。また、今日は風が強くて灯台やその周辺では特にすごい勢いでした。写真を撮るのも少し大変といえるようななかで鹿児島の2つの先っぽを制覇することができたのでした。

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長崎鼻灯台 風が強くて波が荒い

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長崎鼻から望む開聞岳

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龍宮神社と浦島 2回周囲を回って亀の頭を撫でると願いが叶うとか

 

長崎鼻の次はお土産を探すべく、かいもん市場 九太郎へ。そしたらなんとその場所はJR最南端の駅、西大山駅の向かいでした。鹿児島観光では有名なスポットですが、どうせなら18きっぷで旅をしたときにでも取っておこうと考えていたので計画が狂いました。近くに来たものはしょうがないので西大山駅に入って記念写真を撮ってきました。また、お土産屋さんではステッカーの他に安納芋を買って食べたのですが、見た目はジャガイモなのに中は黄色で甘くて美味しかったです。

 

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ここからどうするかは迷ったのですが、桜島へいくのはちょっと時間的に厳しくなってしまったかなと思い、枕崎の方へ行ってみます。この辺りを通るJRの路線名は指宿枕崎線ですからね。指宿と肩を並べるくらいの何かがあるのかなと期待しながら枕崎のお魚センターへ行ってみました。しかし、これといって目玉のようなものはなく、枕崎は全国一の鰹節を生産しているのでそれ関連のお土産がいっぱい売っていたのみでした。鰹味噌とかの試食をさせてもらい、とても美味しかったのですが、それだけでしたね(枕崎の人、ごめんなさい)。

その後は南さつまにも特攻平和祈念感があると情報を掴んで、日本唯一の零式水上偵察機の展示もあると期待したのですが3月いっぱいまでリニューアル工事のため休館しているらしく、残念ながら諦めて鹿児島へ戻りました。今からであればフェリーを使って30分くらい観光できるかもしれないと思ったのでしたが、渋滞もあり、今回はレンタカーを早めに返して終わることとしました。

帰り道、100均やイオンで買い物をして路面電車で宿の近くへ戻り、夕食を食べたらまた寝落ちしちゃいました。これが今日の出来事でしたね。自転車ではできないような広範囲を巡る観光ができて楽しかったです。しかし、車だとすぐに目的地へ着いちゃうので鹿児島感が少ないようにも感じました。自転車だと国道~号線をずっと走ってお世話になったというような思いが生まれてくるのが良いのですが、そういった一面を再確認できましたね。僕の場合だったらやっぱり日本一周を自転車にして正解でした。

今日のまとめ

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走行距離    0km
走行時間    0

食費       972円
レンタカー代  4950円
高速代      780円
ガソリン代   1391円
入園・入館費   870円
雑貨       220円
ピンバッジなど 1375円
宿泊費     2000円
計       12558円