24日目 一回休みで薩摩半島を車で巡る 鹿児島→鹿児島
知覧の特攻平和会館へ到着すると、かなりの人と車があります。今日はたまたま近くで野球の試合かなんかがあるみたいで、それ関係の人も多そうに見えましたが、特攻平和会館の中も人が多くて少し驚きました。平日と休日の違いはあれど、鹿屋の航空史料館とは雲泥の差です。さすが鹿児島の観光スポットでトップにいるだけありますね。
また、たまたま時間が合って会館の語り部の方によるお話も聞くことができました。当時の時代背景や特攻前の詳しい様子、三名の特攻兵の家族構成などの詳しい情報をお話しいただき、遺書に込められた思いを知ることができました。
目的の疾風に関してはカッコよかったです。写真撮影ができないのが残念でしたが、いろんなところを観察してこの目に焼き付けてきました。他にも隼の複製や鹿児島の海から引き上げられたままの零戦が展示されていました。
さて、知覧でお土産も買い、次に向かうは開聞岳です。知覧の語り部によるお話で、開聞岳は特攻兵が見た最後の本土の景色・絶景であり、飛行ルートの目印にもされていたなどでさらに行きたさが増していました。しかし開聞岳はここだという観光スポットはないみたいで、その中でも開聞山山麓自然公園という場所へ行ってみました。そちらは370円の入場料で開聞岳の3合目まで車で上ることができ、景色を楽しめるという場所です。また、自然公園内にてトカラ馬という馬が放し飼いされていて、近くで見ることはもちろん、車道に馬が出てくることもありました。開聞岳は薩摩半島の先っぽの方にあり、そこからの海は綺麗でした。
次は長崎鼻へ向かいました。本当は遠くて行けないかなと思ったんですけど、開聞岳から5kmくらいだったので行っちゃおうって感じです。長崎鼻には結構人がいて、実はこの場所は薩摩半島の先っぽであるだけでなく、浦島太郎の伝承の地でもあるらしいです。長崎鼻灯台に向かう途中には龍宮神社があって乙姫様を祀っているそうですよ。長崎鼻の先端にある灯台へ向かう道を歩くと、右手には開聞岳が見えます。海からの景色なので遮るものがなく、薩摩富士とも呼ばれるその美しい姿を眺めました。また、今日は風が強くて灯台やその周辺では特にすごい勢いでした。写真を撮るのも少し大変といえるようななかで鹿児島の2つの先っぽを制覇することができたのでした。
長崎鼻の次はお土産を探すべく、かいもん市場 九太郎へ。そしたらなんとその場所はJR最南端の駅、西大山駅の向かいでした。鹿児島観光では有名なスポットですが、どうせなら18きっぷで旅をしたときにでも取っておこうと考えていたので計画が狂いました。近くに来たものはしょうがないので西大山駅に入って記念写真を撮ってきました。また、お土産屋さんではステッカーの他に安納芋を買って食べたのですが、見た目はジャガイモなのに中は黄色で甘くて美味しかったです。
ここからどうするかは迷ったのですが、桜島へいくのはちょっと時間的に厳しくなってしまったかなと思い、枕崎の方へ行ってみます。この辺りを通るJRの路線名は指宿枕崎線ですからね。指宿と肩を並べるくらいの何かがあるのかなと期待しながら枕崎のお魚センターへ行ってみました。しかし、これといって目玉のようなものはなく、枕崎は全国一の鰹節を生産しているのでそれ関連のお土産がいっぱい売っていたのみでした。鰹味噌とかの試食をさせてもらい、とても美味しかったのですが、それだけでしたね(枕崎の人、ごめんなさい)。
その後は南さつまにも特攻平和祈念感があると情報を掴んで、日本唯一の零式水上偵察機の展示もあると期待したのですが3月いっぱいまでリニューアル工事のため休館しているらしく、残念ながら諦めて鹿児島へ戻りました。今からであればフェリーを使って30分くらい観光できるかもしれないと思ったのでしたが、渋滞もあり、今回はレンタカーを早めに返して終わることとしました。
帰り道、100均やイオンで買い物をして路面電車で宿の近くへ戻り、夕食を食べたらまた寝落ちしちゃいました。これが今日の出来事でしたね。自転車ではできないような広範囲を巡る観光ができて楽しかったです。しかし、車だとすぐに目的地へ着いちゃうので鹿児島感が少ないようにも感じました。自転車だと国道~号線をずっと走ってお世話になったというような思いが生まれてくるのが良いのですが、そういった一面を再確認できましたね。僕の場合だったらやっぱり日本一周を自転車にして正解でした。
今日のまとめ
走行距離 0km
走行時間 0
食費 972円
レンタカー代 4950円
高速代 780円
ガソリン代 1391円
入園・入館費 870円
雑貨 220円
ピンバッジなど 1375円
宿泊費 2000円
計 12558円