多忙大学生が自転車で行く日本一周

課題に追われる大学生が日本一周の出来事を記す備忘録的なブログです

21日目 鹿児島県入りと鹿屋の航空史料館 日南→鹿屋

こんにちは、今日は鹿屋までの比較的短い(70km)距離を走る予定ですが、鹿屋にある前から見たかった航空史料館の営業時間のうちに着かないといけないので、早めに出発したいと思います。
起床時間は7時。昨夜は変に遅くはならなかったのでいつもよりさっぱりと起きれました。キャンプ場は岬の先あたりにあるのですが、海が見える場所でないため目覚ましにも少し散歩をします。海の方向っぽい方へ歩道を歩き、坂を登ると何か展望台っぽい建物が。見てみると灯台のように光を出す施設で上れませんでしたが、ここの近くは開けていて海が見れました。

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ちょっとの散歩を終え、歯磨きをし、出発の支度をしていきます。今日はテントに持ち込んだ荷物が少ないので簡単ですが、ぬかるんだ地面に注意しながら撤収し、8時代に出発できました。
鹿屋へ行くにあたっては220号線を進んでいきます。海岸沿いを走る448号線のルートもありましたが、下調べによると220号の方が坂も少ないし距離も短いのでこちらを選択。まずは20kmくらい走ったところにある串間を目指しますが、朝ごはんを食べてないのでコンビニで食べます。
朝食にペヤングの超大盛を食べ、220号線を走っていくとそれなりに坂があります。最初のうちは車道を快適に走っていたのですが、しばらくすると峠みたいに上りが長くなり、歩道を走らざるをえませんでした。車道が快適に走りやすいのに対して歩道は結構ひどく、路面はガタガタ、苔みたいなので滑りやすく、ガードレールで道の幅が極端に狭かったです。サイドバックを付けた自転車は通るのがぎりぎりだったので、ここは素直に歩いて上りました(幅を取らないようにまたがりながら)。
そんなで坂のある道を進んでいるとなんと車で追い越していった人が待っててくれて、飲み物の差し入れを頂きました。ありがとうございます!
峠を越えてからは下りばかりで進んでいきますが、串間までの距離がどんどん縮んでも景色は山の中です。串間は海に面しているのでおかしいなとか思いながら、休憩もなく進んでいくと不意にきれいな砂浜が現れ、海を見ることができました。これで日南から串間までの山を越えることができたのでひと安心です。

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海沿いを進み、鹿児島県へ入り、志布志を抜け、次の休憩をしたのは道の駅くにの松原おおさきです。休憩しようと自転車をとめると、後ろのサイドバックが歪んでる感じがしたので確認すると、またキャリアが折れていました。折れていたのは前と反対側の後ろの部分で、そのせいでほかが歪んでしまっている状態です。考えても仕方がないので歪みを無理やり直し、前と同じ手法で修理をしました。前のときに添える金属の予備を買っておいて良かった!f:id:miuraoro:20210324231005j:plain

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そんなハブニングがありながらも道の駅での休憩を終え、鹿屋まで一気に進んでいきます。この時点で残り30kmくらいだったので間に合いそうだなと気分よく進んでいると10kmを切ったあたりで道のアップダウンが急に増えます。今だからわかるんですが、鹿屋は坂が結構ある街なんですよ。そういうわけでゆっくりながら上っているとまたもや差し入れを頂いてしまいました。今度の差し入れはなんと現金で、お昼代ということで頂いてしまいました。ありがとうございます!
しかし、坂を上って鹿屋市街地に入った時間は14時ごろ。お昼をゆっくり食べていると航空史料館に間に合わないのでこのお金は夕飯に美味しいものを食べるために使わせてもらいます!
すき家で素早く昼食を食べたら史料館へ向かいますが、先程も行ったように坂が多くて意外に時間をかけて到着です。屋外の展示はあとでも見れるのでとにかくまずは館内の展示を見ました。
こちらの史料館は鹿屋の海上自衛隊の飛行場近くにあり、旧日本海軍の特攻の拠点でもあったことから、内容は特攻に焦点が当てられていて、当時の様子を伝える遺品やエピソードが数多く展示されていました。攻撃の計画・爆撃の侵入経路なんかまで紹介させられていて、非常に興味深く、そしてとても考えさせられるものでした。
また、館内の零戦の展示は完全な複製かと思っていましたが、これは近くの海底から引き上げられた零戦を元に、足りない部分を新しく補ってできたもので一部が本物だということです。

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史料館の展示を見たあとはお土産屋で色々買い、外の展示を見に行きました。ここには世界で唯一現存する二式大艇があり、これがここに来た理由の一つなんですね。残念ながら近くで見れる歩道へは柵が閉まっていて入れませんでしたが、柵の外から色々見ることができました。他にも屋外には数多くの期待の展示や引き上げられたエンジンが展示されていました。

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そうしていたら、駐車場の閉門時間になってしまったので退散します。次はコンタクトがなくなったのでメガネスーパーでコンタクトを買いに行きます。4km程度ですが、来た道を戻り、坂が多いのでちょっと面倒です。この時点で19時頃、そこで夕飯を地元で有名なとんかつ屋"竹亭"に食べに行きました。また史料館方面へ坂を下り、到着したとんかつ竹亭には人が(客も従業員も含め)結構いて、かなり賑わっている感じでした。
注文したのはダブルかつ定食で、昼が遅かっただけに食べれるか不安になりながらも待ちました。そして運ばれてきたのがこちら!

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ボリューミーですよね(特にキャベツが)。最初、ソースと醤油を間違えながらも頂くと、やっぱり美味しいです。なんか肉が身が詰まっているというか、食べごたえがありつつもどんどん食べてしまえる、ジューシーだけどくどくないバランスの良いとんかつでした。衣はサクッとして、肉も美味しい。ご飯やキャベツが進むわけですが、なんとご飯はおかわり自由なのでたらふく食べられました。店員さんの方からおかわりどうですかと聞いてくれるので遠慮なく頼めるのが嬉しかったです。そんなでご飯を食べる前の不安とは裏腹にダブルかつとご飯3杯をペロッと食べちゃいました。本当に美味しくて、また鹿屋に来たらぜひ行きたいですね!
夕飯を食べたら今夜は快活に泊まります。坂を上って到着した快活では2日ぶりのシャワーをすぐ浴びて、今ブログを書いてるわけです。
今日の工程はこんなところでしょうか。途中の松原の道の駅では自衛隊の教習車がぞろぞろ来てなんだなんだと思いましたが、あとは特筆すべきこともないと思います。

今日のまとめ

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走行距離    83.97km
走行時間    4:48.46

食費       2788円
ピンバッジなど  3050円
コンタクトレンズ 7920円
宿泊費      2000円くらい?

じつは航空史料館のお土産屋で飛行機のピンバッジが大量に売っていたので、好きな機体の物を買ったりしていたら結構高くなってしまいました。ステッカーもいいのがあったのですが、これは貼る場所が悩ましいんですよね。どこかいい場所はないかなぁ。

航空史料館の中ですが撮影禁止区画がありまして、撮影可能と明言されている零戦しか撮っていません。他の資料もすごいよかったのでぜひ行って見てください!