33日目 本州へ戻り最西端の毘沙ノ鼻へ 小倉→豊田
こんにちは、今日は九州とお別れをし、本州へ入っていきます。本州に入ったら近くにまた、本州最西端の毘沙ノ鼻があるのでそこへ寄りつつ、山陰へ向かっていきます。ただし、山口県の海岸線を通る191号線は既に危険だと分かっているので、迂回して山口県の内陸部を走っていきます。実は調べてみると内陸部といえど意外と高低差が少ないので、そこまで身構える必要はないでしょう。
起床は9時半、結局遅くなってしまいました。身支度を整えて出発は11時です。まずは関門海峡を渡る、関門トンネルへと向かいます。小倉から10km弱、3号線です。この区間には並行するもう一つの国道がありましたが、そっちは交通量が多いかでなんとなく3号線を選んでます。しかし、これまでの3号線とは様子がだいぶ違い、歩道の段差はもちろん路面も悪く、しまいにはどの電柱も歩道の真ん中に立っています。そんな走るのは微妙な道でしたが、地味に景色が良くて、少し高いところを通っているので関門海峡を行き交う船たちがよく見えました。3号線を選んでちょっと良かったなと思える場面でした。
途中、ふと目に入ったワークマンプラスで先日なくした手袋を買いました。99円で激安でした。びっくり!
そうして、九州入りしたときに大分へ向かっていった交差点を通り、同じ道を前とは逆に走っていきます。少し走って関門トンネル入り口へ。これにて九州一周達成です!これといって実感はありませんが、考えてみれば九州でも色々ありましたね。
関門トンネルに降りていったら忘れてはいけないのが関門突破スタンプ。本州から来たときは門司側でスタンプの存在に気がついたので、今度はちゃんと両方でスタンプを押します。
下関側まで800mくらいを歩き、地上へ出るとなんとも懐かしいです。左側から走ってきたときは風が強かったと覚えていますが、今度は右の下関方向へ走っていきます。
関門トンネルから下関までは3kmくらいですぐです。気のせいだとは思いますがなんか九州と本州で空気が違うんですよね。なんか懐かしい気分に浸りながら、下関駅付近の自転車レーンに驚きながら、下関駅に到着です。
なぜ下関駅に来たかというと、本州最西端の踏破証明書は下関か新下関駅の観光案内所でしか発行してないからですね。まだ毘沙ノ鼻には行っていませんが、先に証明書をもらってしまおうと案内所へ行ったら、なんと3分前からお昼休憩で係の方がいませんでした。なので休憩の終わるまでの1時間でお土産を買い、前から食べたかった下関のふぐ料理を食べに行きます。
ネットで近くのふぐ料理を扱っている店を調べると意外と少なく、最初に調べた店は値段が2500円くらいでおおっと思いました。しかし他を調べるともっと高くて(刺し身だけで5000円とか)、比較的リーズナブル?な最初のお店にしました。
春帆楼茶寮さんではふぐ御膳を注文。お盆には多数のふぐ料理が載せられやってきました。
まず、お米はふぐの炊き込みご飯でほんのり香りがあります。味噌汁にもふぐが入っていて、白菜やしいたけ、しめじ、ごぼう、豆腐。海鮮の香りは確かに感じれますが、あら汁とかと比べると控えめな香りです。
天ぷらはきくらげ、ヘチマ、ナス、かぼちゃ、そしてふぐ。ふぐは白くてカラッとした味わいです。
メインのふぐの刺し身は、弾力のある白身魚という感じ。皮のあたり?の部分もありましたが、こちらのほうはかなり弾力があります。薬味などと一緒にポン酢でいただきました。ほかのお皿は、下の黒い皿は甘い芋の煮物で、黒蜜?がかかっていました。茶色の皿は大根です(多分)。
おいしくお昼を頂いたら再び観光案内所へ。今度はちゃんと係の人がいましたので毘沙ノ鼻の証明書と関門突破証明書、それからピンバッジを買ったりしました。
その後、下関を出発前に今夜宿泊予定のキャンプ場を予約します。もう14時を過ぎていますから到着が日没後になることは確定的で、そのことを伝えると、門を開けておくので好きな場所にテントを張って、明日に料金支払いでいいですよとのこと。ほんとに助かりました。あと、電話をかけて1秒かからずに繋がったのには驚きました。
そして下関を出発。毘沙ノ鼻まで20kmくらいを191号線を走っていきます。こちらの道が危険なせいで迂回をするはめになっているのですが、毘沙ノ鼻までなら大丈夫かな?
下関付近はバイパスになっており、歩道はすぐ無くなり側道を走りました。この側道が無駄にアップダウンが多くて大変でしたが、危険かでいうと安全ではあります。その後にバイパス区間が終わると歩道が戻ってきますが、狭くて路面がひどい。向かい風も相まってかなりイライラしました。さらに、こんなに下関に近いのに歩道もなくなり、多少の危険を冒して進んだ部分もあります。191号はトラックの割合も高く交通量の多い道なので、こんなのが萩の方まで続くのは頭がおかしいと思います。さらにこれをサイクリングロードに指定したのはもっと頭がおかしいと思います。ドライブルートとしてはいいかもしれませんが…
そこまで思うほどには酷い道で、やる気もかなり削がれた状態からやっと191号から離れ、毘沙ノ鼻へアクセスする県道245号線の方へ進みます。急に道が良くなりました。向かい風ですが気力を振り絞って進んでいきます。毘沙ノ鼻は地元自治体が結構力を入れているみたいで、看板がたくさんあってわかりやすかったです。残り1.5kmくらいの看板から上りがキツくなり、なかなか大変でした。辿り着いたら仮眠を取るんだと自分を励ましながら進みますが、s字に上っているので距離が全然縮まりませんでした。看板多いのが逆に「ここまで頑張って400mしか進んでないのか」とか思いました。そして到着した毘沙ノ鼻は標高120mくらい、神崎鼻が低地にあったのでなめてました。
写真を撮ったりしたら本州最西端の地で仮眠をしました(10分くらい)。人はほとんどいなくて、全部合わせても3組くらいしか遭遇しませんでしたね。そして毘沙ノ鼻にはノートが置かれていてコメントを書けるようになってました。到着時には燃え尽きていたので後で書こうと思っていましたが、完全に忘れていて気づいたのはここまでの坂を下ってしまった後でした。残念。サングラスもなくしたんですが、多分ノートの入ったポストの上だと思います。
毘沙ノ鼻で休憩後は豊田のキャンプ場へ向かいますが、駐車場で支度をしていると声をかけてくれた方がいました。その方は日本一周とかのブログを以前はよく読んでいたみたいなんですが、実際に出会ったのは僕が初めてみたいです。ありがたいことに差し入れに飲み物とハイチュウをいただきました。ありがとうございます!
毘沙ノ鼻を出発したら、県道245号・261号・34号あたりの道を乗り継ぎながら豊田へ。やっぱり191とは違って結構走りやすいです。途中に峠が1つありますが、標高は毘沙ノ鼻と同じくらい、坂がキツくないおかげでさっきほど疲れずに突破できました。ここを越えるとずっと下りで上岡枝の交差点まで田園風景の中を快走しました。日は暮れていましたが。
交差点を曲がって豊田方面へはゆるい上り坂でした。真っ暗で寒い中をひたすら漕ぎました。豊田ではキャンプ場へ行く前にスーパーで買い物をします。ですがスマホに表示される距離が縮まっても辺りは暗いままです。無事についたスーパーも暗闇の中に明かりが一軒だけあるみたいなオアシス的な存在でした。
スーパーでは今日の自炊の材料の他に、今食べるものも買いました。ここまでで結構お腹が空いてしまっていたので、最後のスパート前に補給をします。狙い目はこの時間だと半額弁当です。幸いにも電子レンジがあったので温かいものが食べられました。
その後、キャンプ場までは8kmくらい、ただし上りがあります。それでも緩くて車道を走れる状況、寒さを克服するために力を込めて漕げばかなりすぐに到着できました。電話の通り門が半分空いており、一般サイトの方でテントを張りました。周りを見るとテントは無く、キャンプ場は僕の貸切状態だったので、そこまで周りに気を配って設営する必要はなさそうです。
テントはトイレ近くの木の床の場所へ張りました。理由は土よりも暖かそうだからです。結局実感はできませんでしたが。
夕食はキムチ鍋になります。スーパーにいた頃は寒かったので、この前の余りのキムチ鍋のもとを使います。炊事場の電気を着けるとかなり広い範囲が明るくなりましたので、そこで調理と食事をします。やっぱり明るいと楽ですね。
鍋を作りながらブログを書いたりして、夕飯を食べたら今日も終了です。今度こそはキャンプで朝早くに起きたいですね。また、明日の予定なんかも調べながら夕飯を食べました。
今日のまとめ
走行距離 81.81km
走行時間 4:57.26
食費 4507円
雑貨 519円
宿泊費 1250円
計 6276円
あと、山口県では鳥なんかが多くいました。とんびやキジ、サギに鹿?なんかと遭遇しましたね。