多忙大学生が自転車で行く日本一周

課題に追われる大学生が日本一周の出来事を記す備忘録的なブログです

99日目 道東の観光地周遊、車にて 網走→網走

こんにちは、今日はレンタカーを借りて網走から車で観光したいと思います!レンタカーは朝から24時間借りることで明日の朝に返せばよく、これにより夕方に急ぐ必要がなくなります。なので時間をかなり有効活用できる使い方ではないでしょうか。

起床は7時半、ホテルの散らかった部屋をある程度片付けてから出発、レシートが日付順に整理して置いてあるので部屋の掃除はしないでくださいと受付に伝えました。荷物はとりあえず置いたままで行きます。車を借りたらホテルに戻ってきてそれから積めばいいですから。

今回のレンタカーはガソリンスタンドのレンタカーです。ホテルから1km無いくらいの距離にあり料金も安いです。予約は取っていませんのでもし借りれなかったらトヨタレンタカーとかを利用するつもりです。しかし直線距離だともっと短いのに川を渡るために迂回しないといけないのが

目的のガソリンスタンドへ到着しました。早速、車があるか聞いてみるとコンパクトカーがあるということで一番好都合です。手続きをして24時間のレンタル、845分でしたが9時からで取ってくれたようです。軽く音楽の設定などを済ませたらホテルへ車で戻りました。

駐車場に車をとめて荷物を積み込みます。内容はカメラとモバイルバッテリーなど、それに加えて今回は水着とタオルを持っていきます。今日の予定はこれから決めていきますがもしかしたら釧路湿原の方まで行ってカヌーとかやるかもしれませんからそれ用です。

そしたらまず向かうのは摩周湖周辺です。神の子池というとてもきれいな池があるのでそこへ行きます。地図に載っている写真などを見るととても綺麗ですが、しかしこういった観光地は実際に見るとそれほどでもないとかいう話もあるのでハードルは上げすぎず、天気が良ければいいなと思いながら行きます。ちなみに天気予報はまあまあで、良くはありませんが悪くもないといった感じです。

最初に走る道は国道391号線で、ここは明日に斜里方面へ走るときにも使うであろうので下見の意識も持って走りました。網走市街地を出たら路側帯もあるし、平らで走りやすそうで良かったです!

そのまま391号は内陸の摩周湖の方へつながっているので行きます。内陸へ向かうようになったとたん車の数が激減してかなり調子よく走れます。これが北海道のパワーか!オービス警報のアプリをつけているので捕まりづらいとは思いますが、ちゃんと事故にはならないように走ったつもりです。

しかし車だからすぐに着くだろう、速度も乗っているしなおさらだと思っていましたが地図で近くに見える場所(縮尺の関係で)でも60㎞くらいはあって神の子池まで1時間ほどかかりました。池までの最後の数キロは砂利道でかつ段差がすごかったのが印象的です。口コミではレンタカーなどではあまり行かないほうがいいと書かれていましたがたしかにそうですね。30km制限ですがもっと遅い速度でゆっくりと進んでいきました!

そして神の子池の駐車場へ到着しました。車は4,5台くらいとまっていました。駐車場から少し歩くと池があるようです。カメラを持ってそちらへ向かいました!

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池の手前の川を見てもとても綺麗です!水浴びしたいかもと思えるくらいでしたがさすがに禁止されていましたね。でも、池の写真のような青さは無いので少し心配に思いながら歩きましたがそんなの無用でした。池が見えるともうそれは美しい水色です!池全体がその色というよりは水深の深い中心部が水色になっている感じでした。

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周辺の遊歩道には高そうなゴツいカメラを三脚に立てて写真を撮っている人が何人もいます。僕も写真を撮りながら池を観察すると確かにいろいろと面白い部分がこの池にはありますね!まず、池の中心の深いところでは砂の動きから水が湧いているのがわかります!写真ではわかりづらいですがモワモワっと砂が動くのです!実際にこの神の子池は摩周湖の水源になっており、摩周湖の綺麗な水が湧き出る場所なんですね(後から知りましたが摩周湖は日本一透明な湖で、世界とも戦えるレベルだそうです)。

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池の底の砂がモワッとしているのが分かるかな?

それから水の深いところには魚がのんびりと泳いでいます。小魚もいますがそれなりに大きい魚がいて、遊歩道の柵のこちらと向こうとでは全然違うなと感じました(人の手が加わっていないとういうような意味です)。これも魚が黒いので動きがないと分かりづらいのが申し訳ないです。

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これは赤い魚が写っていてわかりやすいです

神の子池の撮影に関しては雲がかかって色の鮮やかさが少なくなってしまったりしたので、少し待って太陽が出たときに撮りました。そのため30分ほど池にいて、それから次の目的地の摩周湖に出発しました。摩周湖といってもいくつかある展望台のうち、ここから近い裏摩周展望台です。ガタガタの砂利道から舗装路へ戻り、裏摩周展望台へはかなりの坂をのぼっていきました。このあたりの道道1115線を走っているサイクリストを見かけましたが、こんなに坂が多いところは自転車で走るのは大変だろうと車の中からでもつくづく思います。

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そして裏摩周展望台に到着しました。ちょっと小さめな駐車場でしたがお土産屋さんもあります。ここから摩周湖を見るために展望台にのぼりました。そこからの景色は大きく摩周湖があるのはわかりますが、想像よりは木が視界を遮ってしまうところが残念でした。裏と名前がつくようにここはメインの展望スポットではないのかもしれません。しかし、展望台自体は新しそうでとても綺麗でした!

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裏摩周展望台より

さて、次は摩周湖の第一、第三展望台へ向かっていきます。ちょうど裏摩周展望台から反対側にあります。湖に沿っていけばすぐに着きそうな位置ですが、実際は摩周湖沿いには道が無くて大きく迂回していく必要があります。そのために途中に道の駅摩周温泉を経由していくことになりました。摩周湖が山に囲まれた場所にあるからこそ周辺に道路を敷くのが難しいのでしょうね。

車のカーナビに従って走っていると方向感覚が狂ってきます。地図が北が上に固定されていないからでしょうが、こういった目的地まで迂回をしなければならない場所ですから途中では本当に最短距離で進めているのか疑心暗鬼にもなります。

そんな思いをしながら牧草地の直線道路を走っていると牧場のものが食べたくなってきます。道北と道東のあたりでは牧場ごとに看板が立てられていて、それも牧場のものを食べたくなる要因になっていると思います。そんな中発見したのがまきばのソフトクリームの看板でした。牧場の看板が立てられているとしてもそれが観光客向けに営業をしているとは限りません。そんな中でソフトクリームが食べられるということが書いてあればちょっと寄って食べていこうという気持ちになります!

そしてまきばのソフトクリーム屋さんに到着しました。いくら看板があるといっても牧場は個人経営しているみたいで観光牧場のような駐車場はありません。敷地に入ってから牛舎などの横を通り、ソフトクリームを売っている建物の前が広くなっていたのでそこへ車を止めて買いに行きました!

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ソフトクリームはやっぱり美味しいです!コーンが少し特徴的でした。ちゃんとこちらの牛の牛乳から作られているということでこれで北海道でやりたかったことの一つをまた達成しました!ソフトクリームを食べながら牛を見たり、犬が4匹くらいのんびりしていたのでそれも見ながらです。人が来てもほとんど警戒しないような犬たちで、近寄ってくるやつもいたりしますね!

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ソフトクリームを食べたら最後にトイレを借りてから出発しましたが、そのトイレが完全に民家のものでした。やっぱりこちらの牧場は個人でやられているんだなと確証が持てました。トイレの建物に入っても最初にリビングがあったので戸惑ってしまいましたね!

それで次は摩周温泉の道の駅です。到着したのは12時半でこの時間だとさすがに釧路湿原は厳しそうですね。摩周湖の次は屈斜路湖オンネトーや北見といた場所を観光してこれよりも南にはいかないようにします。道の駅の中を見て、お昼の時間ですし売られているエゾシカバーガーを食べました。この肉は農地を荒らすという問題のために仕掛けで捕まえられたエゾシカを、ただ処分するのではなく肉として利用しようというところから作られたらしく、ミンチ肉のバーガーでした。肉質に関しては普通の肉よりも柔らかくてふっくらしているように思います!

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エゾシカバーガー

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こんなものに入れられていました。いいですね!

ちなみに、バーガーは車の中で食べたのですが写真を撮ろうとスマホを取ろうとしたら見つからず、スマホをなくした経験もありました。バーガーはペイペイで買ったのでその時にはあったはずです。バーガー売り場や道の駅のスタンプのある場所を探してもなく、車の中にも無いのです。ちょっとやばいなと思ったところですがこういう時は聞いてみるのが一番で、道の駅の案内所へ尋ねてみると僕のスマホは届けられていて安心しました。置き忘れたのはスタンプの場所で、そこまで置き忘れた時間があったわけではないでしょうがすぐに届けられていて少し驚きました。貴重品なので名前や住所などを書いて提出して返却してもらい、バーガーを食べたら今度は摩周湖の展望台へ向かいます!

道の駅から展望台までは10㎞ほどですぐですが、やはりアップダウンが多かったです。そして到着した駐車場、こちらは有料のようで料金を払ってチケットをもらうと、どうやらこのチケットで近くの硫黄山の駐車場にもとめることができるらしいです。硫黄山は行こうと思っていた場所なのでまあよかったです。個人的にここの駐車場だけに500円も払うのはちょっと高いな(一人ですしね)と感じていたところです。

そして展望台まで歩いていきました。天気は良いです。展望台からの景色はとても大きいなといった印象で、最初は湖自体が特別綺麗だなとは感じませんでしたがよく見てみるととても濃い青色が美しいですね!展望台から湖面までが今までに見たような湖と違ってとても高さがありますから印象が違うのでしょう。湖面の波を見てみるとその広大さがよく分かります。山に囲まれた特徴的な地形も湖をより一層際立てる役割を果たしていますね!

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写真の方が湖面が反射してより綺麗に写っているかも

展望台からの景色を見たらお土産屋さんへ行きました。かなり大きいお土産屋さんでした。売り場には摩周湖の青色を摩周ブルーとしていろいろな商品に使われています。積丹ブルーほどの衝撃はありませんでしたが確かに摩周湖の青色もとても綺麗でした。ピンバッジなどを買いましたが、その中でアイヌの模様を使ったアクセサリー類が気になりました。何か普段でも使えるものを自分のお土産としてほしいかなと思い、ネックレスを買いました。ちょっと値段が高いですが普通にネックレスを買う場合の値段と比べたらこういうものを買うのもアリですね。お世話になっている方へのお土産もここで買いました!

そして次は摩周湖の第三展望台です。北海道入りするときにあいすさんから教えてもらったんだっけな?ライダーの人はこの第三展望台の方に行くみたいです。第一展望台から3kmほどですがアップダウンがより激しくなってきて、第三展望台の先ですが硫黄山へ向かう道がヘアピンが続いています。ライダーの人はこういう峠道が好きなようなので(自転車の人は嫌いな人が多いですが)人気のスポットになっているのでしょうね。駐車場もこちらは無料で、湖と反対側の景色もきれいです!

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第三展望台へ階段を上っていきます。展望スペースはいくつかありましたがこちらの展望台の方が第一展望台に比べて湖が大きく見えますね!相変わらず天気が良くて、霧などで見えないことも多いらしい摩周湖をこんなにきれいに見れたのはつくづく運に恵まれていると思います。

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2枚目の部分はきれいな弧を描いていて
カルデラらしさが出ていますね!

第三展望台から摩周湖を見たらこんどは硫黄山へ向かいます。先ほどのお土産屋さんでいろいろと選ぶのに時間がかかってしまったのでもう14時です。摩周湖の西の屈斜路湖も見る予定ですが順番を変更して、暗くなってしまう前に先にオンネトーへ向かうことにしました。オンネトーには温泉の滝があり、そこまで少し歩かなくてはいけないからです。

ヘアピンの道をおりてちょっと行ったらすぐに硫黄山です。駐車場に近づいた林の中の時点でエアコンから入ってくる外気のにおいが臭くなってきました。そして駐車場に入ると正面にはガスが噴出する山がどーんと構えています。車から降りて歩いてより近くへ見に行きました。

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ガスの噴出口へは想像以上に近づけました。大きくはないですが実際にガスの噴出口へ立ち入れます。お湯も沸いていたりしてそれに触れたりガスに近づいたりと楽しんだりしました。しかし硫黄山は昔は硫黄の採掘がおこなわれていたのですがその危険性から今ではもう採掘はしていません。ガスが体をむしばむために長期的にいるには良くない場所なんですね。そして写真を撮るのには少し苦戦して、ガスが山を隠してしまうので、日がさして風でガスが薄れる瞬間をまちましたがなかなかうまくいかなかったです。

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黄山でもお土産さんを見ましたが、そこでは温泉蒸したまごを買って食べました。ここで注意なのが温泉蒸したまごなのであって温泉たまごではないことですね。中身はしっかりと固まったゆで卵です。後で訪れたゆーきさんのSNSの投稿を見ましたが、彼は生卵を持参して自分で温泉たまごを作ったみたいです。僕もそうすればよかった!なにせここまで立ち入れることは知りませんでしたからね。

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黄山でのにおいを堪能したら次はオンネトーへ向かいます。屈斜路湖は後回しですが途中に通る阿寒湖もまた後回しにします。硫黄山を出発したのは15時半でナビでは1時間半ほど時間がかかると出ていますから寄り道なんてしていたら真っ暗になってしまいます。坂道の多い道でしたがこのくらい車で走るとだんだん坂の感覚がわからなくなってきて、自転車だとどこまで大変なのかもよく分からない感じになってしまいます。

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そしてオンネトーへまず到着、最後の湖畔のあたりは道も狭くなってそれまでのスピード感覚でいったら明らかに危ないことはわかっていたので注意して進みました。湖からオンネトーの山を見れる場所がありましたがここに来ると少し天気が悪くなって曇り空でした。綺麗に見ることはできなくて残念ですがさらに進んでオンネトー湯の滝の駐車場へ。ここから滝まで1.5kmほどを歩いていくことになります。道は車は通れないように門が閉められているので人用の入り口から行きました。

滝までの歩きの区間はなかなか怖かったです。暗さは問題ありませんが完全に森の中なので熊が出てこないかという心配です。ホテルを出発した時には森を歩きはしないだろうと思っていたので熊スプレーは置いてきてしまいました。なので自然の音をよく聞きながら声も出したりしていきます。途中で少しカサっという音がしたりしてあたりを見たりしました。すべての音の正体はわかりませんが、そのうち一つは発見したエゾリスのものをわかってリスを写真に収めようと少し頑張りました。木を登ってリスにしては大きい体でしたが、カメラのズームがそこまでできないので上手には取れませんでした。しかし北海道でまた見ることのできた野生動物が増えてよかったです。

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リスの写真です。

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湯の滝周辺に到着しました。ここは木々がなくなって視界が晴れ、建物もありますから熊からの緊張が少し晴れました。滝に関しては小さく分裂して幅広く流れ落ちています。岩肌のコケなども相まって風情を感じました。水に触れてみると確かに温かい。滝の下にたまっている水を見ても湯気が少し立ち上っており、たしかにこれが湯の滝であることがわかりました。しかし温かさを感じるという程度の温かさでありますから風呂として入るほどの温かさではないと思います。滝が流れ落ちるにしたがってお湯の温度が冷めるからで、上の方を見ると相当上から流れ落ちているのでこの温度になるのは仕方がないと思います。知床にも似たようなカムイワッカ湯の滝というのがありますが、そちらも観光客が行ける一の滝というのは同じような理由で温度が低いのだそうです。

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滝を近くから!

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滝の下の池です。底には温泉成分のマンガン質になった黒い石が積もっています

湯の滝を見ていたらだんだん日が沈んでいくのがわかります。あたりが本格的に暗くなる前に車へ戻り、次は北見へ向かいました。車へ到着した時点でライト点灯が必要なくらいの暗さでしたので残念ですが阿寒湖はスキップ、お店が閉まってしまう前に北見で夕飯を食べようと思います。目的はかの有名?なオホーツク流氷カレーです。そのカレーを創り出したインド料理のクリシュナというお店の本店が北見にあるのでそちらへ行きます。

北見までも峠道を走ります。峠の上の方は霧が出て視界が悪いですし、暗くなって危ないです。ヘッドライトも対向車がいない場面ではしっかりとハイビームにして走りました。途中では対向車線ではありますが鹿が道路の真ん中にいて危ないと感じました。ハイビームはそういった動物を少しでも早く見つけられるようにも必須ですね!

そして北見へ到着、雨が降ったりと昼と比べて天気は悪い感じになっています。お店には19時半前くらいの到着になり、店内ではなくテイクアウトとなりました。おなかがすいてはいますがこれはホテルで食べることにします。オホーツクカレーのセットに加えてさらにチーズナンと、たくさん買っていきました。

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インド料理店クリシュナ

これからですが、暗くはなってしまいましたが美幌峠へ行って屈斜路湖を見てみたいと思います。暗い中で行っても何も見えないじゃないかと思うかもしれませんが、僕には一眼レフがあります。たとえ僕の目に見ることができなくても一眼の長時間露光で撮影を楽しむことはできると思います。一眼があるとたとえ夜であってもこういった楽しみ方ができるのが良いですね!その美幌峠まで距離もありますからセコマに立ち寄って軽食とコーヒーを買って食べました。

美幌の町までまず行き、そこから国道243号で美幌峠のてっぺんにある道の駅まで向かいました。町を出ると街灯もなくなり真っ暗です。ここを通る車が以外にもトラックの割合がそれなりであったことは少し驚きました。峠に近づいていくにつれて当然ですが峠道になっていきます。てっぺんに近づくと霧が急に出てきて視界が一気に縮まりました。そんな中ですがなんとか21時に美幌峠の道の駅に到着。ここまで霧が出てしまうと景色は見られないかもしれませんがどうせならば行ってみることにします。天気予報は見かたがよく分からなかったのですが、今、霧が出ているとすると回復の傾向はないみたいです。

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車を出たら外はとても寒いです。冷たさが身にしみます。展望台までは少し歩く必要があるのでできる限りの厚着をして出発しました。

階段を上っていく道はスマホの明かりでしか照らせません。霧で数メートルしか先が見えない状況で少し怖さもありますが、その中でもちょっとした発見がありました。道のわきにある柵の影がまるで空中にあるように映し出されていたことです。スマホから発せられた光は数メートル進んで霧を照らします。なので柵の影は地面に映るのではなく空中の霧に映し出され、そのために影が立体的に見えるようななんとも不思議な感覚でした。

そして展望台まで到着しました。もちろんここも霧がでています。試しに写真を撮ってみましたがやはりだめで、霧以外には手前の草しか映りませんでした。残念です。けれどもしょうがないので少しいたら駐車場へ戻っていきました。

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展望台にて

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屈斜路湖側を撮ってもこうなってしまいます

しかしその帰り道でちょっと影が空中に映し出されている様子を写真に収めれないものかと試してみました。スマホを置いてその前に自分が立つと空中に僕の影が映し出されます。これは面白い!しかしこれを撮影するためには少し工夫が必要で、スマホの位置から写真を撮っても僕の照らされた体が映るのみです。空中に映させる影を撮影するためには自分の目と同じような位置、つまり自分の股の下から撮影することでした。三脚などありませんでしたから星空撮影のように写真を撮ってはアングルを調整して、なんとか納得のいく写真を撮ることができました。これ以上長居すると凍えてしまいます。

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なんとか撮れた空中の影の写真

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こうやって影を作り出します。

そして駐車場へ戻りました。美幌峠には1時間ほどいて、それほど撮影に時間がかかっています。普通の人であれば霧が立ち込めて屈斜路湖を見ることができなくて残念だねと帰ってしまうところでしたが、そんな中で僕は新しい面白さを発見して楽しめたので来てよかったと思います。ちなみに、後で旅の途中に会った人によると屈斜路湖の展望台と反対側のキャンプ場では夜でも視界が晴れていて綺麗に見えたとのことでした。そっちへ行っていればまた違った写真が撮れたかもしれませんね。

時間はもう22時です。さすがにもうホテルへ戻ることにしました。峠のてっぺんにあるこんな道の駅の駐車場ですが、ここにも鹿が出没していたりしました。帰り道もしっかりと鹿には注意していきましょう(鹿以外にもキツネ?もいたりしますが)。標高も下がって霧がふとなくなり、1時間ほどでホテルへ戻ることができました。

ホテルに到着したら夕飯です。レンジでカレーを温めて部屋で食べました。カレーの中の白い部分はチキンです。味に関しては普通に少しクリーミーなカレーといった感じですが、ナンにカレーをつけて食べるとき、さすがにちょっと抵抗がありましたね。温かくて青いものですから脳がおかしくなったような錯覚があります。追加でチーズナンを買ったことに関してですが、さすがに多かったので最後の方はちょっと食べるのに苦戦しましたね!

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そうして夕飯を食べたら今日も終了です。明日の出発に備えて部屋をある程度片付けておき、それから寝ました。車を明日の9時までに返さないといけないのでしっかり早起きもしなければいけません。アラームをセットしたらすぐに寝てしまいました。明日の予定としては網走監獄を観光して斜里のクリオネキャンプ場へ行くことです。距離自体は短いので体を休めながら行くことができるでしょう。ここからは知床峠に向けて体調管理をさらにしっかりしながら走っていきます!

今日のまとめ

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食費     2467円
ピンズなど   990円
お土産    6215円
駐車場     500円
レンタカー  5600円
宿泊費    2900円

計     18672円