88日目 礼文島トレッキング 礼文島→礼文島
こんにちは、今日1日は礼文島を歩いて散策したいと思っています。礼文島にはいろいろなハイキングコースがありますが、昨日にキャンプ場の人と相談したのもあり、さまざまなルートが考えられます。最終的な決定は起きて天気を見てからにしようと思って昨日は寝ました。
起床は7時、朝2番目のいい時間帯のバスに乗るには少し時間が足りません。夜の間には予報どおり雨が降りましたが、対策はしていて無事なのでまずはハイキング中のために食べ物や飲み物をセイコーマートに買いに行くために身支度を整えました。一旦トイレに行くと空はどんよりした雲で、ちょっとこれでは南側の利尻富士を見るルートはもったいないかな。ということでルートは昨日にキャンプ場の人に教えてもらった岬巡りコースにしようと思います。
ここからの流れはこんな感じです。まず自転車でセイコーマートまで行き、朝食とハイキング中のものを買います。その後、そのまま礼文島北部の浜中というバス停まで行き、そこから礼文島最北端のスコトン岬まで乗ります。そこからハイキングをスタートし、岬巡りコースを歩いて浜中のバス停まで戻ってきます。その後は確定していませんが、日本最北の湖である久種湖のハイキングコースや、礼文岳を登るのもありでしょう。
ハイキング用の荷物もまとめ、服装も長ズボンと靴下を履き(サンダルはどうしようもありませんが)、非常用の携帯食やダウンなんかも一応持ちました。
浜中からのバスは次は10時4分です。セイコーマートからバス停まで意外と17kmもあるので8時半のバスは間に合わないでしょう。そのため少しのんびりしながらセコマへ行き、朝食を食べ、買い出しを済ませました。
そこから自転車で礼文島を北上します。ちなみに礼文島は島を一周するような道路はなく、東側を縦断する道道40号がメインです。島の西側には一部を除いて歩いて行くことしかできないのです。
そうして道道40号を1時間ほど走り、バス停まで到着。坂に関してキャンプ場の人から言われていましたが、荷物がないからかそこまで苦戦せずに行くことができました。坂の途中でライダー4人が追い越していきましたが、北海道一周の看板を掲げていました。あとで会えたら話そうかな。
バスが来るまであと30分程です。それまでトイレに行ったり食べてなかったメロンパンを食べて、ブログを書きながら待ちました。そしてバスが到着、礼文島最北のスコトン岬行きです。
バスには高齢者が4名乗っていましたが、降りた場所から察するに地元の方だと思われます。バスを待っている間にも何台か観光バスが通りましたが、それはけっこう人がいましたから、礼文は観光客が訪れる島ではありますが、ツアーなどで来る人の割合が多いのだと思います。
バスに乗っている間は料金の上がり方に少しヒヤヒヤしました。1つ目のバス停までは140円?だったのに2つ目になると240円と一気に増えました。こりゃあ大丈夫かと思いましたが、岬までは310円だったのでよかったです。ちなみに運賃表にはフェリーターミナルのある香深からしか載ってなかったです。
そして終点のスコトン岬まで到着したらさっきのライダーさんたちがいたので話しかけました。彼らは稚内で出会って、それで一緒に礼文に来たそうです。なのでみんなバラバラで、北海道一周の人から日本一周の人までいました。北海道を反時計回りに回っている人がいたので知床側のおすすめスポットを聞いたのですが、もうほんとに走るだけみたいな感じらしくあんまり観光などはしてないみたいです。
こちらは音威子府そばとか美深の羊乳なんかがありますよとか言って、他には旅の話なんかです。彼らは朝に礼文に入って午後に出ていくそうですから長話もせずお別れしました。
そしたらスコトン岬の先に行って写真を撮り、ハイキングを開始しました!最初は車道ですが、次は道の狭い車道、そして遊歩道という感じで歩きのならでは感が増していきました。
最初の到着地のトド島展望台は、スコトン岬のさらに北にあるトド島を眺める展望台です。トド島は冬になると名前の通り、数十体のトドがやってきて冬を越すそうです。トド以外にもゴマフアザラシやカモメなんかの海獣がやってくるそうです。
そして次はゴロタ岬です。礼文島を歩いていてやっぱり感じるのが木がなくて草原が広がっていることですね。高原みたいな風景が海と一緒に見れて面白いです。ゴロタ岬へはかなり急な斜面を登り、汗をかきながらやっと到着しました。
礼文島は花の楽園と言われるほどに花がいっぱい咲いているようで、流石に花畑までとはいきませんが道中もいろんなところに花が咲いていました。礼文島の目玉の花であろうレブンアツモリソウはシーズンでなかったので群生地に入ることすらできませんでしたが、ツリガネニンジンやキタノコキリソウなどが咲いていました。5月から9月にかけて岬巡りコースでは花が見れるそうです!
ゴロタ岬で休憩、おにぎり1個を食べたらまた歩きはじめます。岬に登った分だけ下りがあるわけですが、ここはマップに書いてある通りに風も強かったです。急な坂を一歩ずつ、雨で濡れているので慎重に降りていきましたがふと景色を見ると視点が変わったことでいろんなものが見えます。
さっきまでいたゴロタ岬はこちら側から見るとすごい崖になっていますし、草原の丘陵がまたきれいです。そして良いと思ったらサッと写真を撮れるのが徒歩のメリットです。
ゴロタ岬を降りたらゴロタ浜を鉄府の集落があるところまで歩いていきました。道が平坦になるだけでかなり歩きやすいです!そして風があるからか波がかなりすごかったです。岬巡りコースは海の美しさも魅力なんですが、今日は天気が微妙なのがもったいないですね。
道沿いには昆布を干している場所もありました。稚内で少し見た風景や利尻のやり方とは違って?吊るして干されていました。
そして鉄府の街についたらもう結構足の裏が疲れました。天気がすごくいいわけでもないし、これから礼文岳に登りたいと考えているので先の澄海岬へ行くのはやめようかな。遠回りだし。そう思っていると浜中のバス停への近道だという階段がありました。入り口が草で生い茂っていましたが、近道ならばと階段を登ってみました。しかし人が通らないのも当然だと思うような感じで階段の一部が抜けていました。それくらいなら飛び越えて行けばいいやと思うのですが、一番は蜘蛛の巣がたくさんあったことです。なので普通のルートから浜中のバス停へ向かいました。
坂を登って歩いていくとあるのがレブンアツモリソウの群生地です。レブンアツモリソウは花の楽園である礼文島を代表する花で、礼文島の涼しい環境だからこそ生育できる特有の花です。しかし残念ながらシーズンは終わってしまい、群生地へ入ることも出来ませんでした。まあ、レブンアツモリソウは盗掘などもひどいみたいなので仕方がないですね!
疲れたので駐車場で休憩。車などは全くないので大の字になって寝っ転がりました。これが気持ちよくて、太陽とアスファルトの熱が気持ちよかったです!15分ほど休憩していました。
そしてあまり長く休んでも仕方がないので再び歩き出し、14時過ぎにバス停に到着しました。
自転車に乗ったら今まで足の裏にかかっていた負担が軽くなってふっと楽になった感じがしました。とりあえずフェリーターミナルのある香深方面へ向かい、途中に礼文岳の登山口があります。
しかし坂を上った頃になると向かい風もあって疲れたなーといった感じ。これは天気も悪いし礼文岳は無理して登らなくてもいいかなと思いながら漕ぎました。実際に礼文岳の登山口に着いたとき、入り口がフェンスになっていて非常にワクワクする感じでしたが天気とそれから時間、今から登山をすると降りているときに暗くなってしまいます。なので礼文岳は結局諦めることとなりました。
そのままキャンプ場まで戻り2時間ほど休憩しました。寝っ転がったらやっぱり楽です。しかし手元には温泉の入浴券がありますから、閉まってしまう前にちゃんと行きます。風呂の用意をして香深まで走り、先に夕飯を食べてから風呂に入ることにしました。
夕飯で食べたいお店は特にありませんでしたが、走っていて気になり入りやすそうなかふかというお食事処にしました。漁港の前にあり、直営のお店だそうです。
2階が食事処なので上がり、席について注文したのはほっけのちゃんちゃん焼き(うに付き)です。ちゃんちゃん焼きは礼文の郷土料理で、ライダーさんに礼文ではほっけも食べるといいよと言われていたのでほとんど悩まずに決定しました。
ちゃんちゃん焼きは味噌とネギをのせて焼いたホッケで、味噌が甘いけど生姜っぽい刺激も感じられ、ネギとの相性もバツグン!ご飯がどんどん進む味です。
うにはバフンウニですね。ムラサキウニと比べて美味しいと言われているうにで、確かに値段相応の美味しさがあります!
夕飯を食べたら温泉へ行き、今日はそこまで長くは滞在せずに帰りましました。途中でセコマでデザートと牛乳を買い、21時頃にキャンプ場へ戻りました。
時間にもよりますが明日も礼文島を歩き、午後のフェリーで利尻に向かいたいと思っています。明日に歩くと言ってもまだまだ礼文島は楽しむ場所がありそうです。しかし利尻で滞在する日数が長くなるかもしれないことを考えたらそろそろ出発しないとですね!
今日のまとめ
走行時間 2:08.19
走行距離 45.27km
食費 3625円
交通費 300円くらい
入湯代 300円
宿泊費 620円
計 4845円