多忙大学生が自転車で行く日本一周

課題に追われる大学生が日本一周の出来事を記す備忘録的なブログです

62日目 たま子さんと合流、そして夜の弾丸走行 金沢→滑川

こんにちは、今日は富山にてたま子さんと会うことができるので楽しみです。たま子さんは夜に到着するというので最終目的地は富山、快活に泊まろうと思います。ただし、富山まではそのまま行くと少し距離が近いので、能登半島付け根右側を少し上りのぼり、氷見を見てから富山湾岸のサイクリングロードを走って富山まで行こうと考えています。

起床は7時、昨日言ったように朝食にカレーを3杯くらい食べました。ただし、皿が小さいのでそこまでではないです。そして8時半ごろ、荷物をまとめて出発しようとチェックアウトしました。とめてある自転車を見て、そういえばギアやブレーキの調整をしようと思っていたんだったと気づき、ぱぱっと終わらせて出発しようとしました。しかしここで自分がバカで、変速機の調整でワイヤーの調子がおかしいなと思い、何度も試しては失敗します。しょうがないので替えのワイヤーに取り替えたところ、こちらもなんか調子が悪い。ここまで結構苦戦して、暑いし時間もなくなって焦りがあるところで、これは自分の締め方が悪いのだとやっと気が付きました。そして、別にワイヤーをいじらなくても調整できる機能があったのに使ってなかったです。

結局、1時間ほどの時間とワイヤー1本を無駄にして、最初の目的地の高岡まで走り始めました。道は県道215号、8号線沿いにIRいしかわ鉄道と一緒に走って行きます。これまでの走りやすい北陸の道と比べると走りやすさは劣りますが、交通量が多いわけでもないので苦戦せずに走行しました。倶利伽羅という案内標識が出始めるあたりから上りになって、能登半島の付け根を横断して行きます。このぐらいから天気が晴れてきて、上りで速度が遅かったことからかなり暑かったです。そして、ヘルメットの紐が汗を吸っては乾燥を繰り返していたのでとんでもなく味が塩辛かったです。これが肌に触れると痛いくらいで、顔が揺れるたびに痛い思いをしました。

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能登半島付け根を横断中の道路

そしてある程度上ってきたところで8号線と合流します。合流地点からすぐのところでトンネルがあり、これが歩道もない危なめなトンネルでした。親から渡されたルートでは迂回して山を越えるようになっていましたが、暑いしヘルメットは痛いし、合流地点から見た山越えルートは急で長く見えたのでここは甘えてトンネルを通ることにしました。また、8号線の交通量がそこまでは多くなかったこともあります。

テールライトなんかをしっかりと点けた上で車がしばらく来ない切れ目でトンネルに入って行きました。走ってみると路側帯が狭すぎるというわけではありません。しかし途中から軽い上りで息が切れて大変でした。半分くらいまでは追い越しはなかったものの、さすがに車は来ます。ここでありがたいことに追い越す車は結構減速して、幅を開けてくれる車が多かったです。そして無事に脱出、今回は無事でしたができるだけこういったトンネルは避けたいですね。

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その危ないトンネルを抜けたら富山県です

その後もトンネルは続きますが、歩道もなく危ないのはこのトンネルだけでした。道も広くて8号線は走りやすいです。ある程度下って小矢部という街にあるアウトレットへ入りました。目的は涼むこととヘルメットを洗うことです。荷物になるので何も買えないことは分かりつつ、いくつかのお店を回りました。そしてモンベルには折りたたみのナイフも売っていました。父からもらったものと同じでサイズ違いがいくつかあります。しかし、父が買ってきたのは一番大きなものでしたが、小ぶりで多少ものを切るのに手間取りそうです。しかしここにはもっと大きなナイフがあって、これがわかっていたらナイフはここで買った方がよかったなと思いました。モンベルではステッカーを一個買って外へ出ました。

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アウトレット内

このアウトレットには観覧車がありますが、そのあたりのキッズスペースへ行くとやっぱり蛇口がありました。人の目も少ないのでここでヘルメットを洗い、紐を念入りにゆすぎました。そして頭にも水をかけ、涼んで休憩をしました。

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水浴び後の写真

調べ物をしながらのんびりして、11時ごろに出発です。そろそろお腹が空いてきましたが、ここでお昼を調べていて、ぜひ氷見うどんを食べたいと考えていました。名前を聞いたことがあったし、うどんは好きですからね。しかし氷見は後の方になるのですこし我慢が必要です。氷見の前に高岡を観光しなければいけません。

アウトレットから15kmほど走り高岡駅へ到着、氷見うどんの前に軽くエネルギー補給をしておきました。観光案内所でパンフレットをもらうと、高岡には古い街並みが保存されている通りが2つもあることを知りました。これは氷見側にあるので、瑞龍寺の見学をしてから行くことにしましょう。

高岡駅から線路を超えて瑞龍寺へ向かいます。2kmもないので割とすぐです。瑞龍寺は国宝になっていますが、よく知らないので入場料の500円は少し手痛いなと思いつつ、お金を払って入っていくとすぐにその考えは変わりました。まず、綺麗にならされた砂利の空間があって奥に見える門に掲げられた高岡山の青い文字がすごく映えます。こういう文字って青色で書かれることは少ないと思いますが、この青色がなんとも鮮やかで、天気も綺麗でしたから空と砂利と建物とこの文字が良く視界に入ってきます。

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瑞龍寺は左右対称で、人間の形を模して立てられています。顔や腹、手、足の位置などに建物があり、この門は股間に当たります。そして周りが覆われていますから、兼六園のようにこちらも外界と空間が隔たれています。そういった状況がより瑞龍寺を際立てているんでしょう。門をくぐると左右へ分かれる廊下と正面に2つの建物があります。地面は砂利ではなく芝生になり、これまた綺麗にされていて美しいです。対象な構造は美しさがありますが、見学する人の視点から考えると一筆で描きづらいのが課題ですね。まずは真ん中にある建物から見て、その後、門まで戻り時計回りに回っていくことにしました。顔や手などの建物には像がもれなく置いてあり、例えば左右の手の像は向かい合うように置かれているなどかなり意識された構造でした。

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瑞龍寺は修行をする場でもあり、これらの建物には修練をする部屋や、炊事場などもあり、これらをうまく対象に配置しているのです。寺はあまり見学をしたことがなかったので、こうして修行がされていたことが如実にわかるのがすごく新鮮でした。

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鯉が浮いています

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裏側の道

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これは炊事場

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茶室もあります

そして顔の位置にある建物は一際大きいです。ここにあるのは仏像の他に、天井に絵が描かれていたりジオラマ売店がありました。ですが瑞龍寺に入場している人は少なく、こうした空間を堪能できたのはラッキーだと思いました。ほかにいた人の中には僕が動画を撮影しているカメラに興味を持って、それからいろいろ話をした方がいました。その方は名古屋からで、久しぶりに富山へ観光に来たとのことです。瑞龍寺見学が終わって出発の支度をしているとその方も戻ってきて、また話をしたりしてから最後には夕食にと現金をもらってしまいました。本当に助かります!

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顔に当たる建物の中です

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天井には絵が描かれていました

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名古屋から来たご夫婦です。ありがとうございました!

そして時間は14時、こんな時間だから夕食にとお金をもらったわけですがまだ昼食をちゃんと食べていません。観光をしつつも氷見へ向かって行きます。先程の高岡の古い街並みも駅からそこまで離れていなく、まず一つ目は山町筋です。普通に車道ですが、目を引くのがレンガのこの建物。これは昔の銀行だったらしいです。そして気になったのが屋根の瓦、すごく黒くて光を反射し、ギラギラしています。どの建物も基本的にこの瓦で、そのため街全体が古い雰囲気でもなにか新しいもののキレイさがあるというか、整えられた印象を感じました。

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そして次は金屋町の通りです。こちらは石畳になっており、それ以外は雰囲気は似た感じです。こちらには家のさきに風鈴をかけてあるところが多く、音が心地よかったです。そして、見学できるような建物もこちらが多かったです。無料で入りやすそうな鋳物資料館の一部へ入りましたが、道具なんかが触っちゃダメですが触れるような場所に置いてありました。お土産屋さんも鋳物が中心で、ここでの生産が盛んだったことが感じられます。

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そしたら氷見へ向かって行きます。国道160号で軽く山を越えながら15kmほどを走り、氷見の道の駅の番屋街へ到着しました。これで時間は15時半、建物の中を覗いてみましたが飲食店はほとんど閉まってしまい、氷見うどんの店もそうでした。結局、この道の駅でやったのは持っていた食べ物を食べ、足湯に入ってのんびりすることだけでした。足湯は芦原温泉よりはぬるくて、海を見ながら長い時間浸かっていることができました。

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氷見へ向かう道の写真

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氷見の道の駅

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足湯から自撮り

ここからの計画ですが、この時間でもやっている氷見うどんのお店があるのでそちらへ行きます。その後は富山湾のサイクリングロードを走り新湊大橋という人気スポットです。そして富山駅の方へ行けばたま子さんと合流できます。ちなみにこの時点でたま子さんは氷見を過ぎて高岡から富山へ向かっているとのことでした。いつかにすれ違ったのだろうか。

氷見うどんを食べにきたのは海津屋さんというところです。こういう個人経営のお店はメニューの値段が把握しづらいので慎重になりますが、今回は夕食用にもらったお金もありますので躊躇せず入って行きます。しかしその心配も無意味に、こちらのうどんは大盛りで700円台と比較的安めでした。注文したのは冷たいうどんの大盛りで、氷見うどんの特徴は麺が細いことです。運ばれてきたうどんは麺が氷水に入れられ、それとつゆがありました。

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こうしてみるとひやむぎみたいで、実際に食べた感じもうどんよりはひやむぎに近かったです。しかし、ひやむぎともちゃんと違くて、つるっと、もちっとをいい感じに両立していると思います。ちょうど暑めだったのでこういうスタイルの食事はすごく良かったです。

氷見うどんを食べている途中からおくからご主人がやってきて、僕の自転車を見たみたいで旅の話をしながら食べました。ご主人もなんと名古屋の名城大学に通っていたみたいで、今日はなんか縁のある人によく会いますね。食べ終わったらお会計をして、外で出発の準備をしているとご主人が差し入れを持ってきてくれて、栄養ドリンクをもらいました。ありがとうございます!

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そして17時ごろに出発、海側へ出てサイクリングロードを走って行きました。このサイクリングロードが本当に素晴らしくて、最初は海岸沿いが自転車・歩行者専用道になっており、青い景色を見ながら快適に走っていけます。そして少しいくと線路を渡り、車道を走るようになります。この辺りも風景が最高で、踏切のところは写真でしか見たことのないような雰囲気で最高でした。ちょうど日陰だったのでぬるくなる前にここで栄養ドリンクを飲みました!

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車道を走っていても風景は綺麗で、さらに自転車乗りのことを考えられていて交通量が少なく、路面が綺麗で景色もいい道がわかりやすい路面表示で示されていました。いくつか川を渡ったりしながら、15kmほどを走ると新湊大橋へつきました。

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これらはサイクリングコースの風景です

走っている最中の天気は最高でしたが、新湊大橋についた時は日がかなり傾いて、曇りみたいな感じになってしまい少し残念です。橋の向かいには船があり、自転車と一緒に記念撮影です。橋の方も撮影しましたが、どちらも光があまり当たっておらず、ベストな写真とは残念ながらなりませんでした。

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新湊大橋付近での3枚

次は橋を渡って行きます。新湊大橋は歩行しかできませんが、エレベーターで自転車を上まで運んで渡ることができます。歩道は車道の下にあり、鳴門の渦潮の道みたいな感じです。所々に外が見えやすいガラスがあり、上からだと夕日がちょうどよく見えました。橋の下にはガードが設置されていて、ゴミなんかが下まで落ちない仕組みになっています。

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橋上からの景色は綺麗です

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橋の歩道はこうなっています

橋を渡って対岸まで来たところで、こちらから見ると夕日が綺麗です。ただ、肉眼で見たような絵を写真に残す技術がないのも確かで、なかなかこういう逆光の写真はうまく撮ることができませんでした。

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そして、ここでたま子さんから連絡があり、もう富山駅に着いたとのことでした。夜に到着といっていたので日が暮れてからかと思いましたが、よく考えれば日の入りが遅いだけでもう19時近いんですよね。すこし急ぎ目で富山駅へと向かい、サイクリングロードを走り始めました。

しかし、富山に近づくとサイクリングロードも変わってしまい、住宅地の中を突っ切るために車止めが多数設置されて走りづらかったです。なので道を逸れ、田んぼの中を突っ切って富山県庁の方へ向かいました。ナビに示される距離はどんどん縮んでいきますが、あまり都市という感じにはならず、ビルなんかが見え始めたのは中心地から2kmを切ってからでした。富山という街の市街地は思っていたよりも小さいのですね。

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田んぼの中を突っ切っているときです。北陸はずっとこういう景色で良いです!

県庁には19時半に到着しました。もう真っ暗ですが、富山県庁と大きく書かれた石碑はなかったので入り口のプレートで撮影しました。これは県庁の駐車場への入り口でしたから、もう閉まってしまったおかげで通路に自転車を置いて撮影することができました!

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そしてたま子さんから連絡があり、集合は県庁前の公園の噴水ですることにしました。かなり大きい噴水で、ライトアップもされるのでわかりやすいと思います。しばらく待っているとたま子さんが登場、実に2ヶ月ぶりです。僕は大学で中断していた感覚があるため久しぶりって感じでしたが、彼の方はずっと旅を続けていたためまさかもう一度会えるとはすごいことだという感じでした。そして合流したら一緒に富山ブラックを食べにいきます。

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噴水で撮った写真

僕は富山ブラックは一度食べたことがあるのでたま子さんが行きたいと調べてくれたお店へ向かってみました。しかしそこはショッピングモール的なのの中にあり、そこが20時でしまってしまうために間に合いませんでした。しょうがないので他の店を調べ、僕が以前にいったお店の別店舗にいくことになりました。

お店の名前は西町大喜さんで、二人ともラーメンとライスを注文しました。久しぶりに食べる富山ブラックはかなりしょっぱく感じました。それも今日はヘルメットが塩辛くなったので、悪いんですがすこしそれを思い出しました。しかし味は美味しく、やっぱりライスはあった方がいいですね。麺も少し太めで、めんまなんかを食べると単調だった味に変化がついていいです。

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そして、今後の計画ですが、今日は富山の快活に泊まる予定でした。しかしTwitterの情報で、Barをしながら日本一周をしているりょーやさんがこの先にある滑川(なめりかわ)で今夜やっているそうなのです。たま子さんもりょーやさんに会いたいみたいで、今日を逃すと僕らとりょーやさんの進行速度が違うために会えなくなるだろうと思います。そのため、急遽これから滑川までを走ることとなりました。滑川まで行けばさらに少し先に魚津の快活がありますし、あわよくばりょーやさんのいるところに泊めてもらえないかということです。

それで20時半ごろに出発、Barは23時までやっているそうですが急ぎ目で進みました。県道135号などの道で、走りやすいことに加えて交通量も少なかったので良かったです。しかし暑いことは変わりなく、途中で一回休憩を挟んで滑川の今日のBarの場所まで到着するのでした。

道は真っ暗だったものでいったいどんな人が飲みに来るのだろうと思っていましたが、Barをやっている倉庫に入ると結構な人がいました。僕らで10人いかないくらいの集まりになるのでした。僕らは皆さんと完全に初対面なわけですから、自己紹介と挨拶をかわして輪に混じっていくことになりました。この集まりは旅人がほとんどで、場所はタビイクという会社の代表のたくとさんが貸してくださったところです。たくとさんは代表ですが若い方で、僕とかなり近い世代になります。で、そのたくとさんの実家がここ滑川で、さまざまな面でお世話になった旅人がここにまた集まっているのでした。

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到着時にまず撮った写真。真ん中がりょーやさんです

とりあえずまずは乾杯をするべく飲み物をお願いしましたが、コーラとかが品切れになっていたのでおまかせで注文することになりました。そしたら梅酒ソーダでしたね。それでみんなで乾杯、なかなかフルーティーな感じで美味しかったです。

そして色々なお話をしました。旅の話や、ここにいる方々のお話など、旅関連の話題が多くなっていますがみなさん目標があって生き生きとしているように見えます。たくとさんは現在、Barを今やっているこの倉庫を改修して屋台みたいなお店を集合させたモールを作ろうとしているのだそう。それで毎日?DIYで倉庫を改造していて、その手伝いとして全国から人が集まってきています。

旅人と話をしっかりするのはたま子さん以外では経験がほとんどなかったので新鮮でした。やっぱりさっき書いたようにみなさん生き生きとしていて、目標があり、それに向けて着実に行動をしているところからエネルギッシュな雰囲気を感じます。別に貶すとかそういう意図はありませんが、僕の友人らとは明らかに違ってこちらまで活動的な元気をもらえるようでした。

そしてたくとさんは旅人ウェルカムなスタンスで、僕らが来てすぐに今日はどこ泊まるの?ここに泊まって行きなよ、シャワーもあるからと誘ってくれました。あとでお別れをするときにも旅人に出逢ったらぜひここを紹介して呼んでほしいというくらいです。そんなことで今夜、そして明日もたくとさんのお宅にお世話になることになりました。

ちなみに明日というのは、たまたまこの旅人らの集まりでバレーボール大会をやろうということになっていて、それでぜひ一緒にとおっしゃってくれたので参加させてもらうことになりました。さらにたま子さんは旅中に焼き鳥をやって回るようになったので、明日の夕飯はたま子さんの焼き鳥です。ここにいる皆さんはお酒が大好きなようで、明日が焼き鳥に決まったことでたま子さんはものすごく期待されていました!

そして、寝床やシャワーはたくとさんの実家にあがらせてもらえることになりましたが、たくとさんのご家族もいらっしゃるので実家の方では静かに、礼儀正しく行動してほしいとのことです。ご家族からしてみれば孫が友人を連れてきたような感覚ですから、拒絶などはされませんがあくまでたくとさんの招待であることから、本当に感謝の気持ちを持って接しました。

そんなこんなで、本当にありがたいことでシャワーも浴びさせてもらい、ある程度時間が回った時に飲みからは抜けさせてもらって実家で寝させてもらうことにしました。皆さんは夜遅くまで飲んで、朝の10時に行動できればいいなという感じですから、先に休ませてもらって明日の朝も作業や焼き鳥の買い出しに向けて準備をします。

今日のまとめ

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走行時間    5:54.30
走行距離    120.56km

食費     2550円
観光費     500円
ステッカー   314円

計      3364円

今日は多くの旅人らとお話ができて本当に刺激的でした。明日もありますが、今日で特に印象的だったのは旅人ならば行き当たりばったりで行動するのがいいよという言葉です。当初は僕は明日にはまた出発して北海道まで急ごうかなと思っていましたが、この言葉を聞いてよく考えれば、こんなことはここでしかできないと思うようになりました。少し日本一周を満喫することを忘れかけていたようです。明日はこんな大切な日を十分に楽しんで過ごそうと思います!

それから、富山湾岸のサイクリングロードは最高でした。個人的にはしまなみ海道と張り合うくらいです。しまなみはアップダウンが多くて大変な面もありますが、こちらは平坦な部分が多くて走りやすいです。路面はさすがにしまなみのが上ですが、富山湾岸も快適に走行できる綺麗さです。何より景色と天気が良かったのが大きいですかね!