多忙大学生が自転車で行く日本一周

課題に追われる大学生が日本一周の出来事を記す備忘録的なブログです

49日目 雨を避けて四万十川を上る 四万十(黒潮町)→西土佐(四万十川中流)

こんにちは、今日も日本一周走って行きます。今日の目的地は四万十川を上った西土佐というところです。大体、四万十と宇和島の中間くらいで、ここにあるのはキャンプ場と道の駅、四万十川に綺麗な空ですね。とにかく明日に四万十川ジップラインをやりたいので、そこに近い場所で寝ようというわけです。距離はだいたい50kmくらいなんですが、これがまたちょうど良くて今日の天気はひどい雨予報です。しかし大体15時くらいからは晴れて雨が降らなくなるので、その時間まで四万十市中村のあたりで雨宿りをすればすごく良い感じになると思います。そして今日もたま子ロドリゲスさんと一緒に行動します!

起床は7時半でした。外ではすでに雨が降っています。しかしやむことはないので、濡れたままのテントを収納し出発の準備をしていきます。荷物を積み終わったところで道の駅の売店へ行きました。その目的は工芸品で、朝起きてトイレに行った帰りにのぞいた時、すごく良いものだと思って買おうと決めたのでした。その正体は炭のインテリアで、木をはじめとして松ぼっくりや果実の炭をバケットに盛りつけたようなものです。それなりの大きさもあるのに値段が1000円台で、とても安く感じます。脱臭効果もあっていいですね。とりあえず買ったら宅急便で送ることになるので、どうせなら家族のお土産にもう一つ買うことにしました。しかし道の駅からの宅配サービスは揺れで壊れてしまう可能性があるため、製作者の意向もあり受け付けてくれませんでした。仕方ないので近くにあるヤマトの宅配センターから送ることにしました。意向に背いて本当に申し訳ないのですが、壊れずに届くことを祈るばかりです。ちなみに写真は撮りそびれました。後でアップします。→実家でとどいたものを撮影してもらいました!

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そして、この道の駅にはステッカーも売っていました。それが道の駅共同の国道ステッカーではなくて、正真正銘のオリジナル道の駅ステッカーでした。今までで初めて見ましたね。もちろん買います。

そして道の駅を出発。次の目的地は中村のコメダ珈琲です。どうやらこの街でコーヒー喫茶店のチェーンはここだけのようです。マクドナルドとかでも良かったですが、コメダは居心地も良いしコンセントがある可能性が高いのでこちらにします。コメダまでの道のりは特に急な坂もあるわけではなく、雨ではありますが快適に走っていけました。そして途中には車の中から手を振ってくれた人がいました。それがなんと先日会ったヒッチハイクで日本一周をしている方で、偶然にも再開したことになります。車を寄せて停めてもらっって少し話したりもしました。

そんなこともありましたが、一応雨なのでコメダ珈琲まで進みます。到着したのは10時ごろでした。ここから15時ごろまで滞在させてもらおうと思います。一応、別になんとも思っていませんが待ちの順番が入れ替わって案内があったことは覚書として書いておきます。そして最初に注文したのはアイスラテで、11時までのモーニングに間に合ったので小倉トーストをサービスとしてつけてもらいました。味はどちらも美味しいです。名古屋人なのに小倉トーストは初めてで、想像以上にマッチする味でしたね。

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席にはコンセントがあったため、無事に充電をすることができました。これが本当にありがたいです。延長コードでプラグの数を増やして一気に色々な充電をしました。さて、雨が上がるまでの5時間を何をして過ごしたかというと、主にブログの更新と課題で、旅名刺の作成もしたりしました。課題のほうがなかなか大変で、4週間分ぐらいの授業を見て課題をやるためにかなり時間がかかりました。それでも2/3しか終わっていません。

もちろん、コメダで12時をまたぐわけですからお昼も注文しました。やはり今回も味噌カツサンドで、これが一番コスパがいいと思います。美味しかったです。たま子さんは僕がお勧めしたあんかけパスタを注文していました。あんかけパスタは名古屋名物の一つなので知らない方は一度どうぞ!

そしてコメダでたくさん時間が潰れて、雨もやみ出発したのは16時でした。正直、長居しすぎたと思います。そんなで次の目的地は佐田の沈下橋です。まず、沈下橋とは四万十川が洪水になった時に沈むことを考えて作られた橋で、柵なんかは全くなく車で走るならば危なげな橋です。四万十川にはこういった沈下橋が何本も架かっていますが、その中でも佐田の沈下橋は最も下流にあり、全長が一番長いです。

そんな橋を渡るべく、コメダから10kmほどを走りました。この時、たま子さんを後ろから撮影しました。これまでに僕を後ろから撮ってくれて、たま子さんも同じことをしてほしいとコメダで話していたからです。そのため、たま子さんを先頭に走りましたが、たま子さんの自転車にはスマホホルダーが無いみたいで道を調べるのが大変そうでした。

しかし沈下橋には問題なく到着。僕ら以外にも観光客がいて、なかなか人を映さずに写真を撮るのは難しそうです。とりあえず自転車で橋を渡りました。やはり自転車だからか恐怖感はあまりありませんでした。柵が無いおかげで川の水に近く、なんなら飛び込んでしまいたい気分になりました。あとは、大雨だったのでいっそのこと橋が少し沈んでいたら面白そうでしたがね。

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沈下橋は周囲の住民の生活道路にもなっているので軽トラなんかが通ります。そのため頃合いを見計らって、人のいない沈下橋の写真を撮りました。逆光がなかなかかっこいい風景でした!

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写真を撮ろうとして自転車が倒れる図と成功した写真

そして沈下橋も見終わったらキャンプ場のある西土佐へ向かいます。キャンプ場の方は無料のものも複数ありますが、どれも四万十川の河原で雨による増水が怖いので、今日は四万十ひろばの有料キャンプ場にしました。受付に関しては明日の朝に料金を払うことをコメダにて電話で確認済みです。

また、雨で濡れたのでお風呂に入りたいというのがあります。ネットで調べてみるとここからキャンプ場までにお風呂は2つあります。一つは湯の谷温泉というもので、これがものすごい秘湯のような場所ですからぜひ行ってみることにしました。湯の谷温泉は無料の24時間営業?の温泉でありますが、自分でお湯を沸かすような感じです。そして建物には鍵がかかっていて、周辺の集落の誰かがその鍵を持っている模様。とりあえず鍵が空いていることを願って建物の前までいきます。しかしこの温泉も場所がすごい場所にあって、川沿いでしたがかなり上りました。雨の影響で路面が滑りやすくて大変です。そうして到着した湯の谷温泉は鍵が空いていませんでした。諦めきれないので窓とか空いていないかなと建物の周りを見ましたが、やっぱりダメです。しょうがないのでネットの情報から担当の方へ電話をしました。すると返ってきた返答はボイラーが壊れているので入れないというものでした。これではどうしようもないので諦めることにします。担当の方は親切なことに近くの小学校で五右衛門風呂であれば入れるよと教えてくださいました。しかしまたいろいろ手続きをしないといけないので、ここはもう一つのお風呂の方へ入りに行くことにします。ちなみに、担当の方は湯の谷温泉の前まで来たことを聞いて驚いている様子でした。

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湯の谷温泉の建物です。

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湯の谷温泉へはこんな道を走ってきます


そして、もう一つのお風呂はキャンプ場のすぐ近くのホテル星羅四万十さんの日帰り入浴です。なのでまずはキャンプ場でテントを張ってから行くことにしました。そうしてキャンプ場まで雄大四万十川を横に快適に走っていき、到着したのは19時前でした。この区間は道も本当に綺麗だし、景色や周囲の情景がみるみる、それでもゆったりと変わっていき楽しかったです。そしてキャンプ場に到着してからはテントを張らずに、先にやることができてしまいました。すごく近くにスーパーがあって、そこが19時閉店です。一応、食べる分の食材はありますが、スーパーで買って自炊をしたほうがパワーがつくので閉店前にいそいで買い物に行きました。

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四万十川を上る道路です

スーパーでは半額のおにぎりの他、トマト缶とうどんを買いました。今日の夕飯はトマト煮込みうどんです。果たして美味しいのでしょうか。閉店時間を5分ほど過ぎるまで買い物をしちゃってご迷惑をおかけしましたが、店員の方と日本一周の話をしたりしました。そして店を出るともうあたりは暗くなっています。キャンプ場へ戻ってからの設営は雨で地面が濡れていることもありすこし面倒でした。

そして設営完了後はお風呂に入りに行きます。営業時間とかはいままで全く調べていなかったのでやっていることを願いつつ、まずは電話をしたところ10時までやっているとのこと。これで安心して入りにいけます。テントやいらない荷物を置いたことで軽くなった状態の自転車でホテルへ向かいました。

こちらでの日帰り入浴は800円です。フロントには出川哲郎の充電させてもらえませんかの写真が置かれていました。どうやらここに来たみたいですね。そして入浴です。久しぶりに服を脱いで身軽になれました。特にズボンは今日まで雨なので防水防風のものをずっと履いており、ここで交換できるのが本当に嬉しいです。浴室には他のお客さんはおらず、、2人で入浴。途中に他の人が来ることもありましたが、のびのびと過ごすことができました。そして、このお風呂に備え付けのシャンプーなんかが良さそうなものが使われており、臭いの結構する体をさっぱりさせることができました。

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日帰り入浴をしたホテル星羅四万十さん

お風呂ではたま子さんと結構話ができました。同じ日本一周をしていても感じることが違う部分があって、自分の視野が広がります。たとえばたま子さんはインスタグラムで旅の日記をつけているんですが、そのフォロアーに身分が上の人や焼き鳥屋のお客さんもいて、ですます口調になってしまったり、なかなか自分の思ったことを素直に書けないことに苦労をしているみたいでした。そこで僕のブログを見て、結構自由に書いているところが良いと思ったらしく、彼もまた今日のコメダ珈琲でブログを開設したみたいです!

また、ツイッターなどで集めた情報で、日本一周勢の行く場所や日本一周用語なんかを教えてもらいました。こういう場所はぜひ行きといと思っていましたが、調べ方が分からなくて困っていたので本当にありがたいです!

そんなこともあり、お風呂を出たらウォーターサーバーですこし休憩。ホテルの売店にてお酒を買ったらまたキャンプ場まで戻ります。昼間は暑いこの季節ですが、夜になるとしっかり冷えて帰りの自転車は少し寒かったです。そしてキャンプ場へ到着。お腹も空いていますので自炊を始めます。二人で食べたかったので屋外で、床にはマットを敷いて料理をしました。トマト煮込みうどんに関してはまあ普通でした。味が薄っぺらかったので改良したら美味しくなるかもですね。あと、おつまみにひとくち餃子も焼きました。12個入りで100円だったのですごいお得です。上手に焼けてかなり美味しかったです!

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夕飯の写真です!

そうして食事を食べたら今日は就寝です。ブログも多少書きましたが、洗い物などは明日の朝の自分に任せます。今日は四万十の雄大な景色が本当に良かったです。自信をもってサイクリングにおすすめできるコースでしたね。道脇に滝がいくつもあったりして他とは違う川でした!

今日のまとめ

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走行距離    55.89km
走行時間    3:13.19

食費    2717円
お土産代  2600円
ステッカー  460円
入湯代    800円
宅急便   1154円
宿泊費    600円
計     8331円

あと、夕飯にはご当地の飲み物であろうひまわり乳業のリープルを飲みました。味はヤクルトやピルクルで、あっさりで飲みやすかったです。あと、宅急便は1日後に実家に届いたそうです。ほとんど完璧な状態で到着したみたいで良かった!