30日目 強風の中辿り着いた本土最西端 時津→佐世保
こんにちは、今日は本土最西端の神崎鼻へ行くべく朝早くから出発し、途中でブレイブウィッチーズというアニメの舞台となった場所を見ながら証明書をもらうことのできる時間のうちに神崎鼻へ到達したいと思います。天気予報で強い向かい風に加えて途中でいろいろ見て回る時間を考えると結構大変そうです。
起床は7時ごろ、今日は自由空間なので名物(らしい)100円カレーをご飯2倍にして朝食を食べ、さっさと出発をします。時間は8時半で、最初の目的地の針尾へはお昼前に到着できればいい感じでしょう。予報の風が強いというのは本当みたいで、外に出たら強く風が吹いていましたし、自転車のカバーが吹き飛ばされて無くなっていました。サイドバッグとフェンスで挟んだりクリップで留めておいたりしておいたのに一体どんな風が吹いたら吹き飛ばされるんですかね。このカバーが事故の元とかになってなければ良いのですが、全く見当たらないしどうしようもないので今後は対策をさらに考えないといけませんね。
針尾までのルートはひたすら206号線を進んでいきます。気合をいれて漕ぎ出しましたが、すぐに向かい風が強くてこの先大丈夫かという気持ちが強くなりましたね。しかし進まなければ目的地には辿り着かないので遅くてもずっと走ります。時津を出てしばらくしてくると206号線は幅が狭くなっていき、ほぼ片側しか歩道がなく、車道は交通量は少なめなもののいざ車がくると避けるスペースが全くない感じでした。長崎から佐世保までのルートはほとんど勾配で考えていたのでストリートビューは確認しておらず、まさかこんな道だとは思いませんでした。歩道も積載した自転車ではギリギリの場所があったり、路面がガタガタでとても速度を出せる状況ではありませんでした。もちろん向かい風もあります。しかし景色は割と良くて、左手には大村湾が見えて、この海はこれから行く針尾のあたりでしか外海と繋がっていないのかとか考えて走っていました。その海峡は実は渦潮で有名で、つまり右手に見える海が大きければ大きいほど渦潮もすごいということになるわけです。なんか普段はたくさん走るのはただ大変ですが、今回は渦潮の期待が増していく楽しみがありました。
そうして苦労しながらも距離を重ね、針尾の手前、西海へ到着しました。ちなみにここが今日の最高標高地点(のはず)です。例の海峡を渡る橋の手前、高台にある西海の丘公園展望台が今日の目的の一つ、ブレイブウィッチーズの聖地になるので休憩をとりつつあたりを散策してみます。ウッドデッキの遊歩道があったりで海峡がよく見えるのですが、残念ながら今日は潮が弱い日で、さらに時間も悪いため渦潮は見れませんでした。ただ、景色はいいのでこの高台で昼食をとります。昨日のイオンで買っておいた麻婆豆腐弁当です(リュックの中で漏れていた)。
休憩もとったら他のポイントへ、アニメの中でも印象に残るシーンの神社へ。海峡は遊歩道になっている有料道路の橋の下を通っていきました。自転車でも行けるように坂があって助かりました。で、着いた神社はアニメの中では位置関係などが美化されていますが、こちら。
その後は神崎鼻の到達証明書がもらえる店へ向かいます。ここまで大体35kmくらいで、ここから45kmくらいです。時間がまだ12時なので普通に間に合いそうですが、向かい風がきついので油断はせずに着実に距離を稼いでいきます。針尾からは202号、そして35号を進み佐世保駅前へ。ちなみに道は針尾に着く前、長崎バイオパークくらいから多少マシになりました。この区間は特筆することも多分無く、佐世保駅と佐世保港がめちゃくちゃ近くて驚いたことくらいですかね。その後は県道11号、県道139号、県道18号で神崎鼻へ。先っぽに近づいたからか気のせいか風がさらに強くなったように感じ、アップダウンの数が少し多くて大変でした。佐世保近くの11号線(SSKバイパス)では左手に造船所?が見えてすごかったです。道の構造が初めて見る感じで新鮮でした。
証明書をもらえるおさかな広場へ着いたのは結局15時45分でした。ひとまず証明書とステッカー、コインを買って安心したら実際に神崎鼻へ向かいます。神崎鼻は佐多岬のようにアップダウンが多いわけでは無くて助かります。おさかな広場からすぐで駐車場に自転車を停め、歩いてモニュメントへ向かいます。明るいうちに来れたのは良かったのですが、逆光になるので一眼での撮影は難航し、大変でしたね。スマホの方が楽にいい感じで撮れます。下の岩場へ階段があり、近かったのでそっちの方にも行ったりしました。
また、丘の上まで歩くと神崎鼻公園があり、でっかい日本地図があったり展望台からの景色が綺麗でした。
神崎鼻に到達して写真も撮ったことですし、今度は来た道を戻るようにして佐世保へ行きます。ただし、復路では途中に別のブレイブウィッチーズの聖地である弓張岳展望台があるので、そこへ寄る感じのルートにします。帰り道は行きが向かい風だった分快適で、神崎鼻付近の南下しない道を除いて追い風がメインでした。あんまり迂回するのもだるいので、最短を示すGoogle mapの指示に従い進んでいきますがこれが失敗で、まあ確かに下調べもろくにせずに行ったのが悪いんですが、展望台まで4kmのところで入った道はマジかっていう感じで完全に生活道路以下でした。ここまで来るのにアップダウンがあって戻るのも遠いので先に進みますが、坂が急で、落ち葉や枝でタイヤが空回りする道がひたすら続きました。ここまでは日没までに到着できるようなスケジュールでしたが、上り坂が長すぎてどう考えても間に合わない感じにはなっていました。
ここまで延ばしましたが実は展望台は弓張岳の山頂にあり、そこへ行くということはすなわち登山をするということです。途中で漕げる区間があっても400mくらい進んだらもう厳しくて、4kmの道のりで休憩を2回、1時間くらいかけて登りました。途中はほんとにキツくて、頭が限界に近い感じになり、非常食などを補給して暗い道を登っていきました。
やっと辿り着いた山頂の展望台は後で調べてみると標高364m。ちょうど路線バスが来たのでこれに乗ってこれば良かったと思いつつ運転手の方との会話では驚かれたりしました。展望ゾーンには他にも人がいて、佐世保の夜景を見たり撮ったりしていました。確かに夜景も綺麗で、長崎であった月のような邪魔もなく今回は綺麗に撮れました。めちゃくちゃ寒かったですけど、まあ今となっては行って良かったと思える場所ですね。
展望台を満喫したら、とにかく寒いので銭湯に入りにいきました。銭湯は佐世保市街地にあるんですが、その銭湯まで残り300mくらいのところまでひたすら山を下っていました。ちなみにこっちの道は勾配は少ないですが車が通って歩道が無いので登るとしたら危ないかもしれませんね(もっとも、自転車で行くこと自体賢い選択ではありませんが)。
銭湯の方は昔ながらのスタイルで、番台の方へお金を払い入りました。備え付けのシャンプーなどが無い場所は今回が初めてで、これまで活躍のなかった携帯お風呂セットが日の目を初めて浴びた時でもあります。お風呂の方もアチアチで、最初は霜焼け気味でぬるま湯の方から体を慣らしましたが、スーパー銭湯で温度不足を感じていた身からするとこの湯加減が気持ちよかったです。
その後は夕飯を吉野家で食べて、快活で宿泊です。今日は本当に疲れたのですぐに眠くなるかと思いましたがこうして意外とブログも書けている状況ですね。まあ、今日の出来事も書き終わりましたし明日に備えて寝るとしますかね。
今日のまとめ
走行距離 113.38km
走行時間 7:47.29
食費 1672円
ステッカーなど 750円
入湯代 350円
宿泊費 2280円
計 5052円
今日は1日を通して結構寒かったです。風のせいかもしれませんが、千葉に戻る前はシャツ1枚でも暑かったことを考えるとなんとも納得できませんがね。個人的にはもう少しあったかいと助かります。あと、突風は危ないので風の強い日は警戒に気をすり減らしたりもして大変です。